『ファウンデーションズ』の注目カードを語ろう!
みなさま、こんにちは!晴れる屋メディアチームです。
いよいよ11月8日(金)、新セット『ファウンデーションズ』が買えるようになります!
※正式な発売日は11月15日(金)
マジック初となる「基礎セット」は我々にどんな体験を与えてくれるでしょうか。今回も独断と偏見で注目カードを選ばせていただきます!
メディアが選ぶシリーズ『ファウンデーションズ』編、はりきってどうぞ!
登場人物紹介
トロピ大塚:動画チーム所属。「晴れる屋チャンネル登録者数10万人」を目指してひた走る、晴れる屋の”顔”。
いってつ:ライター。好きなフォーマットは統率者戦。統率者戦の知識はメディアチーム内で群を抜いており、新旧含めて知らぬカードはない。コジレック野郎。統率者戦フォーマット委員会も務める。
紳さん:ライター。高校卒業後は土木作業員としてダムの建設に携わっていた。「基礎」の大切さを誰よりも感じている。
やまお:編集担当。よく遊ぶフォーマットはスタンダード(BO1)。「MARVEL」が好きなのでコラボでテンションが上がっている。
山口:デザインチーム所属。スタンダード環境の変わる速さについていけるか不安になっている。
トロピ大塚
《眷属のレインジャー》
トロピ大塚:コイツは地味にすごい!!クリーチャーが出るたびパワーがとんでもないサイズになっていく3マナ3/3!!
トロピ大塚:コモン限定構築のパウパーにおいて、エルフデッキはたくさん並べても簡単に村が焼かれてしまう。そんなときに輝くのが《眷属のレインジャー》だ!!
トロピ大塚:パウパー界の全体除去では《祭典壊し》のような全体1点火力や《悲哀まみれ》の全体-2/-2修整がよく使われるが、それらに耐えられるタフネスがあるのは超偉い!!
トロピ大塚:《ラノワールのエルフ》から2ターン目に3/3を出せるのは戦線を維持する上でかなりありがたいし、パウパーのエルフはクリーチャーが40枚近く採用されるため、次から次へとクリーチャーを連打することでハードパンチャーになるのも嬉しい!
トロピ大塚:まぁ、《ニクス生まれのハイドラ》でいいだろという気がしないでもないけど、両方入れる可能性があるかも!?注目カードTOP10動画で紹介するほどではないけど、個人的にはかなり好きなカード。
トロピ大塚:パウパーのエルフは今のところすべてFoilでそろえているので、こいつもFoilでそろえておきたい!!ワンちゃんがカワイイね。
いってつ
いってつ:『ファウンデーションズ』はスタンダードにふたたび“基本”をもたらします。あの『モダンホライゾン3』でさえ統率者戦向け構築済みデッキがありましたが、今回はなし。私たちはスタンダードに集中することができます。
いってつ:とはいえ、「マローのヒント」でエルドラージの収録が予告されていたので、”コジレック野郎”としては期待せざるを得ません。きっと、《パラジウムのマイア》のエルドラージ版が収録されるはず……
《七つの死の種父》でした。
クリーチャー ― エルドラージ
先制攻撃、警戒
威迫、トランプル
到達、絆魂
護法 – 7点のライフを支払う。
いってつ:統率者戦目線では対戦相手のライフを脅かすアタッカーとして悪くない性能ですが、現在のコジレックに入れたいカードかといわれると……少しパワー不足です。立派な護法も「通したらどうせ7点減るんだし」と無視されてインスタント除去を差し向けられそうです。
いってつ:一方、こいつはなかなか面白そうです。
アーティファクト・クリーチャー ― ファイレクシアン・構築物
あなたのアップキープの開始時に、各プレイヤーはそれぞれカード1枚を引く。
対戦相手1人がカード1枚を引くたび、そのプレイヤーは1点のライフを失う。
いってつ:世間では小さいネクサルと呼ばれていますね。たしかに、対戦相手に追加のドローを上げる代わりにライフをおびやかしていく……というデザインは《精神破壊者、ネクサル》を思わせます。
いってつ:対戦相手にランダムルーティングを強いる《混沌の乗り手、ザルゾス》や、ちょうど1点のダメージを計測する《囚われの黒幕、オブ・ニクシリス》とは相性抜群。《這いまわる落書き屋》を設置するだけで大量に誘発します。
いってつ:7ドロー系カードと組み合わせて大ダメージを飛ばすのも楽しそうです。《オークの弓使い》や《剃刀族の棘頭》とも組み合わせてさらなる大ダメージを狙うのもアリ!
いってつ:僕は《オークの弓使い》や《混沌の乗り手、ザルゾス》で《リスティックの研究》《神秘的負荷》と戦うゲームが大好きなので、《這いまわる落書き屋》も好きになりそうです。全員にカードを与えてしまうので、自分は前述したようなシナジーでさらに「おトク」にゲームをすすめましょう!
紳さん
《九生の使い魔》
紳さん:この猫は強すぎる!!
クリーチャー ― 猫
あなたがこれを唱えたなら、このクリーチャーは生き返りカウンター8個が置かれた状態で戦場に出る。
このクリーチャーが死亡したとき、これに生き返りカウンターが置かれていた場合、次の終了ステップの開始時に、これを、置かれていた個数から1減らした個数の生き返りカウンターが置かれた状態で戦場に戻す。
紳さん:8回も生き返るとかバケモノでしょ。9回も生け贄に捧げられるってことは……
紳さん:《ゴブリンの砲撃》で即座に9点を飛ばし、《アシュノッドの供犠台》で18点マナが出て、《ナントゥーコの鞘虫》で一撃20点パンチが決められる!!!
やまお:いや、それはできないよ。
紳さん:え?
やまお:テキストをよく読めば分かるよ。「終了ステップの開始時に」戻ってくるんだよ、この猫は。実質的に1ターンに1回限定ね。
紳さん:…………本当だ。めちゃくちゃ勘違いしてた。解散!
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~2日後~
紳さん:やっぱりこの猫はとんでもないバケモノだにゃ!
やまお:おもしろコンボでも見つけた?
紳さん:この猫、8個ものカウンターが「置かれた状態」で戦場に出るんですよ。そして、生き返るたびにカウンターが減りはしますが、ふたたび「置かれた状態」で戦場に出る。これがなにを意味するかわかりますか?
122.6. オブジェクトの上にカウンターが置かれることを参照する呪文や能力は、そのオブジェクトが戦場に出ている間にカウンターが置かれることと、そのオブジェクトが戦場に出るに際してカウンターが置かれることの両方を参照する。
──マジック総合ルールより引用
紳さん:《完全なる統一》が誘発するんですわ。
やまお:急に「激おもドリーム最終兵器」だしてきた。
紳さん:自分のターン、猫が出て8点ダメージ。《バルトロメ》で生け贄に捧げると《バルトロメ》に+1/+1カウンターが置かれて1点ダメージ。終了ステップに猫が生き返って7点ダメージだにゃ!
やまお:対戦相手のターンにも同じことできるから、さらに1点+6点ダメージ飛ばせるね。1ターンで合計23点ダメージはなかなか。
紳さん:《オゾリス》あれば、さらにとんでもないことに。《ジアーダの贈り物、ラクシオール》を装備すれば、一撃だにゃ!
やまお:トランプル欲しくなるけど、ロマンあるね。まぁ、ロマン過ぎるかな。
紳さん:でも、考えてみてください。『ファウンデーションズ』は5年間も使えるんです。2029年まで使えるんですよ?
紳さん:5年間、《九生の使い魔》とコンボになるカードがなにも登場しないわけがないと思いませんか?
紳さん:《完全なる統一》に近しい能力を持った2マナのクリーチャーが登場するかもしれませんし、1マナのソーサリーやインスタントで「クリーチャーの上に置かれているカウンターの数だけ+X/+Xする」呪文が出るかもしません。
やまお:絶対に出ないとは言い切れないか。
紳さん:きたるべき「Xデー」に備えて、《九生の使い魔》は4枚そろえておくべきカードであることは疑いようもありません。やまおも買っておいたら?
やまお:……検討しとくね。
紳さん:(買わないな、こいつ)
やまおのオススメ
《苔生まれのハイドラ》
やまお:+1/+1カウンターが1個だけ置かれて出てくる可愛いハイドラです。「上陸」で+1/+1カウンターが1個ずつ載っていくのね~と思っていたら、なんとカウンターの個数が倍に!
やまお:倍だったら一瞬でとんでもないサイズになりそうじゃないですか?「+1/+1カウンター」や「上陸」に関連するカードならなんでも合いそうです。
やまお:たとえば、1ターン目に《ラノワールのエルフ》→2ターン目に《苔生まれのハイドラ》→3ターン目に《春花のドルイド》から《寓話の小道》と動くと、「上陸」が計4回誘発するので16/16・トランプルのハイドラが爆誕!!
やまお:しかも、《春花のドルイド》で土地が伸びたことにより《寓話の小道》で持ってくる土地がアンタップインに!1マナあれば《蛇皮のヴェール》を構えられますし、4回目の「上陸」誘発時にスタックでハイドラに唱えると18/18(!)まで育てられます。
やまお:あれ?もし赤マナがあれば……16/16の《苔生まれのハイドラ》で攻撃してから《無感情の売剣》で投げ飛ばして3ターンキルも!!??
やまお:そこまで無理に狙わずとも、相性の良さそうなカードはたくさんありそうなので、いろいろと試したくなりますね。かなり爆発力を秘めたハイドラに要注目です。
山口のオススメ
山口:こんにちは、こんばんは、4回目の登場となります山口です。
山口:11月新発売の『ファウンデーションズ』、スタンダードの土台となり5年も使えるセットなだけあって、わかりやすいカードが多い印象です。初心者向けにキーワード能力の説明文もカード内に書かれているところに優しさを感じます。
山口:そんな優しいセットに果たして強いカードは存在するのか?単体では強くないかもしれません、でも寄り集まれば……?そんなカードを紹介します。
山口:そう、エルフです。
山口:今回《ラノワールのエルフ》を得ただけではありません。エルフは3種のロードを手に入れました。ほかにも《順応する自動機械》を入れれば『ファウンデーションズ』だけで4種のロードに。『団結のドミナリア』の《葉冠の幻想家》を入れれば5種のロードです。
山口:エルフにとって有用なカードはまだあります。《再利用の賢者》で置物を破壊することも、《萎れ葉のしもべ》で手札破壊相手に反撃することも、《エルフの再生家》で墓地のパーマネントを回収することもできるのです。
山口:全体強化の手段はまだまだあります。新規カードの《親族旗》で大幅な強化をしたり、再録された《紋章旗》や『ブルームバロウ』の《縫い合わせの旗》もいいでしょう。
山口:アーティファクトを入れるのは気が引けますか?では、『ダスクモーン:戦慄の館』の《猛打者、タイヴァー》はいかがでしょうか。起動型能力で自軍の最大パワー分の修正を全体に付与します。ロードがいれば修正値はさらに上昇します。エルフとは思えない筋力で相手を粉砕しましょう。
山口:ですがやっぱり、《孔蹄のビヒモス》のような派手なフィニッシャーが欲しいという声もあるでしょう。それでしたら、白を足して《月揺らしの騎兵隊》を入れてみるのはいかがでしょうか。
山口:白マナが出ない?でしたら《三本木市》の出番です。出した色マナの使用制限はないので、エルフを並べ大量の白マナを出して《月揺らしの騎兵隊》を叩きつけましょう。
山口:今回私はエルフを中心に紹介しました。しかし『ファウンデーションズ』にはエルフ以外にも天使やゴブリン、ドラゴンなど同族シナジーを活かせるカードが多く存在しています。これからのスタンダードの構築が楽しみです。
山口:次のスタンダードは『タルキール:龍嵐録』。ドラゴンストームの中で会いましょう。
『ファウンデーションズ』まもなく発売!
メディアチームが独断と偏見で選ぶ『ファウンデーションズ』、いかがでしたでしょうか。
マジックのカードには「能力が強い!」「イラストが美しい!」「ストーリーが面白い!」など、さまざまな魅力が詰め込まれています。
今回の『ファウンデーションズ』はマジックの基礎となるカードたちが集まっており、スタンダード・フォーマットでも5年間使用可能という類を見ないセットとなりました。
新しくマジックを始めるタイミングとしても最高です!これをきっかけに、新しいプレイヤーが増えるといいですよね。
現在、『ファウンデーションズ』のボックスやシングルカードが好評予約受付中です!『放浪皇のクリスマス』キャンペーン対象商品となっており、1カートンお買い上げの方には豪華キャンペーンキットが付属されます。ぜひ、ご利用ください。
次回のメディアが選ぶシリーズもお楽しみに。それではまた!
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