新環境!スタンダードの最新大会結果!
こんにちは。晴れる屋メディアの紳さんです。
スタンダードに『ファウンデーションズ』がやってきました!!
今回は新環境で開催された『Standard Challenge』の大会結果をチェックしながら、早速、結果を残した新デッキを紹介していきたいと思います。
11/11(月)『Standard Challenge 32』
11/11(月)に開催された『Standard Challenge 32』には62名が参加しました。大会結果をチェックしていきましょう。
開催日:2024年11月11日
優勝 白単トークン
準優勝 ジェスカイ召集
3位 ディミーアミッドレンジ
4位 ボロスオーラ
5位 ジェスカイ召集
6位 ゴルガリミッドレンジ
7位 アゾリウスオーラ
8位 グルール果敢
トップ8の半数以上がアグロデッキという結果となりましたが、それらを咎めるように守備的な白単トークンが優勝しました。
6位入賞のゴルガリミッドレンジには《ラノワールのエルフ》が4枚採用されており、新環境の訪れを実感します。2ターン目に《グリッサ・サンスレイヤー》《名もなき都市の歩哨》《不浄な別室/祭儀室》などがプレイでき、《苔森の戦慄騎士》に頼らずともアドバンテージを稼いでくれそうですね。
《ラノワールのエルフ》の登場によりゴルガリミッドレンジにも新しい風が吹きそうです。《分派の説教者》も強そうですし、《ホーントウッドの大主》を採用した型も今後は登場するかもしれません。
白単トークン
それでは、優勝した白単トークンを紹介させていただきます。こちらに関しては『ファウンデーションズ』の新カードこそありませんが、高速化が予想される新環境で強い構成の守備的なデッキとして、今後活躍が期待できそうです。
令和の白単はドロー最強色といっても過言ではありません。《永劫の無垢》と《世話人の才能》は「毎ターン1回しか誘発しない」という制限がありますが、対戦相手のターンでもトークンを容易に用意(?)できるこのデッキにおいては強力なドローエンジンとなります。
《噴水港》を強気に4枚採用できるのも白単ならではの強みですね。
《跳ねる春、ベーザ》はアグロデッキ相手に失ったライフ回復をしつつ、ブロッカーを並べることができます。状況によってはドローや宝物・トークンまでついてくるハイスペックぶり。
《大天使エルズペス》が生成するトークンは1/1ながら絆魂を持ち、[-2]忠誠度能力で3/3飛行・絆魂にまで成長します。《永劫の無垢》も絆魂を持っているので、強化する対象として優れています。
アグロデッキ相手には早めに絆魂持ちクリーチャーを出したいところです。
トークン戦略を白の優秀な除去でサポートし、粘り強く戦いながら勝利を目指します。クリーチャーから置き物まで、なんでも触れるのが白の良いところですね。
現環境はアグロデッキが多く、白単トークンはメタゲーム的に良い立ち位置におり、実際に今大会も優勝しております。
ただ、ディミーアデーモンの《完成化した精神、ジェイス》と赤系デッキの《叫ぶ宿敵》は気になるカードです。
《完成化した精神、ジェイス》を採用したデッキには悠長な戦いが許されず、どうにかしてトークンたちで早めに殴りきることが求められます。正直、分が悪い戦いになりそうです。
赤系デッキには概ね有利だと思いますが、《叫ぶ宿敵》の「残りのゲームの間、そのプレイヤーはライフを得られない」能力が誘発してしまうと、途端に苦しくなるでしょう。クリーチャーの攻撃を止めることができても、本体に火力が飛んできていずれは負けてしまいそうです。
ともあれ、新環境はまだ始まったばかりです。アグロに対する第一勢力として白単の活躍は大いに期待されることでしょう。
ボロスオーラ
つづいて、4位に入賞したボロスオーラの紹介です。『ファウンデーションズ』からの新カードとしては《ボロスの魔除け》が4枚採用されています。
クリーチャーに関しては果敢デッキや赤単デッキでおなじみのタレントが勢ぞろいしています。ハツカネズミは本当に強い!
それらの果敢や雄姿を持ったクリーチャーを優秀なオーラでバックアップしながら戦います。
特に《幽霊による庇護》は強力で、万能除去として機能しながらクリーチャーに絆魂を付与することで、フェアデッキ相手に有利なライフレースを挑むことができます。
注目の再録カード、《ボロスの魔除け》は汎用性が高いカードです。トドメの一撃として2マナ4点火力はとても優秀ですし、パーマネントに破壊不能を付与するモードも活躍する機会が多そうです。
コンバットトリックとしてはもちろん、《審判の日》や《死人に口無し》をたった1枚で防いでしまうのは破格です。地味ながらオーラをエンチャント破壊から守ることもできます。
二段攻撃を付与するモードも奇襲性があり、使う機会がありそうです。特に《精鋭射手団の目立ちたがり》に二段攻撃を付与すれば、4点火力として使うよりもダメージが伸びる可能性は大いにあるでしょう。
《幽霊による庇護》による絆魂を強みに、「アグロデッキに強いアグロデッキ」としてボロスオーラは新しい選択肢となりそうです。
11/13(水)『Standard Challenge 32』
つづいて、11/13(水)に開催された『Standard Challenge 32』の結果です。こちらの大会には60名が参加しました。
宿敵・白単を撃破しボロスバーンが優勝という結果となりました。
『ファウンデーションズ』の新カード《稲妻波》を4枚採用したプレイヤーがいきなりトップ8に3名入賞。
1マナ3点火力は強い!
また、アグロデッキに囲まれながらも7位入賞を果たしたオーバーロードデッキにも注目したいところです。速すぎるゲームスピードになんとか喰らいついていきたいところ。
ボロスバーン
こちらが優勝したボロスバーンのリストです。《心火の英雄》や《多様な鼠》といった定番のハツカネズミが抜け、そのスロットにインスタント火力がガッツリ入りました。
1マナ火力を合計10枚採用。《噴出の稲妻》はマナフラッド受けにもなるカードで、ゲーム終盤は4点インスタント火力としてもプレイできます。
果敢持ちクリーチャーで攻撃しながら、ブロッカーを《噴出の稲妻》や《ショック》で除去する動きが強力です。
古来より伝わりし強力な2枚の呪文。まさかスタンダードで共存するとは!
《稲妻のらせん》は3点火力+3点ライフゲイン。同型デッキやアグロとの対戦では一番頼りになります。《ボロスの魔除け》の有能さは先述した通りで、どう使っても強すぎる呪文です。
サイドボードからは満を持して《叫ぶ宿敵》が投入されます。白単との戦いでは能力を誘発させるために自ら1マナ2点火力を《叫ぶ宿敵》に撃ち込むことになるでしょう。
誘発させた後は、順番に引いてきた火力を本体に撃ち込んでいく作業となります。
《塔の点火》と《抹消する稲妻》は《永劫の無垢》《永劫の好奇心》《止められぬ斬鬼》《苔森の戦慄騎士》などを後腐れなく処理できる有能な追放火力です。
メインとサイド合わせて4枚採用された《逃走する暗号破り》はデッキの息切れ防止として活躍します。3枚ドローばかりに注目してしまいますが、意外と果敢・速攻2/1と基本性能が高い点も見逃せません。
現スタンダード環境は赤いクリーチャーがとにかく優秀ですね。
1マナ3点火力に《稲妻のらせん》&《ボロスの魔除け》まで加わったら、そりゃあボロスバーン組むよね!
納得の優勝でした。ボロスバーンが今後、どのように暴れるのか楽しみです!
おわりに
- 2024/11/12
- スタンダードでバーンが組める!?『ファウンデーションズ』でいろいろデッキ作ってみた
- 平山 怜
我らがHareruya Prosの平山選手(@sannbaix3)も、新環境のボロスバーンには注目していました。
平山選手が記事で紹介しているほかのデッキ(ディミーアリアニメイト・ラクドスサクリファイス・ゴルガリミッドレンジ)の動向にも注目したいところですね!
個人的には《救助のけだもの、コーナ》を《地底のスクーナー船》に搭乗させるスーパー《全知》デッキの活躍に期待しています。
《恐怖を喰うもの、ヴァルガヴォス》を出した状態で《時間停止》を構えたい。
さて、新環境はまだまだ始まったばかり!次回はどんなデッキが活躍するでしょうか。それではまた!