『霊気走破』プレビュー開始!
こんにちは。晴れる屋メディアチームです。
スタンダード最新セット、『霊気走破』のプレビュー動画および公式トレーラーが公開されました。トレーラーのナレーションは有名声優の千葉 繁さん が担当しています。
『霊気走破』では、「プレインズウォーカーの灯が保管されている」と噂される伝説のアーティファクト「霊気灯」を手に入れるために、さまざまな人々が「ギラプール・グランプリ」というサバイバルレースに参加します。
それでは早速、新たに発表されたカードや新メカニズムなど最新情報をお伝えします!
新カード紹介
《霊気灯》
カードタイプに「プレインズウォーカー」を持った装備品が初登場となりました。
《霊気灯》はイシュカーリという科学者が創り出した、とんでもない発明品です。「手に入れるとなにが起こるのか」は定かではありませんが、「プレインズウォーカーの灯が手に入る」「持っていればプレインズウォークできる」とも噂されており、人々から大いなる期待をされています。
「ギラプール・グランプリ」の優勝賞品となっており、《霊気灯》を手に入れるためにさまざまな人物がレースに参加しています。
《霊気灯》
伝説のアーティファクト・プレインズウォーカー – 装備品
霊気灯がクリーチャーについているかぎり、これを攻撃することはできず、これは「あなたのターンの間、装備しているクリーチャーが戦闘ダメージを与えるたび、その点数に等しい個数の忠誠カウンターを霊気灯の上に置く」を持つ。
+1:あなたがコントロールしているクリーチャー最大1体を対象とする。霊気灯をそれにつける。そのクリーチャーの上に+1/+1カウンター1個を置く。
-5:カード2枚を引く。
-10:好きな色1色のマナ10点を加える。
[+1]能力でクリーチャーに装備でき、+1/+1カウンターによる強化を行います。実質的に装備コストなのは使いやすいですね。
装備されている間は攻撃されないという点はプレインズウォーカーとしては耐久性に優れていますが、アーティファクト破壊で対処されてしまうので過信はできません。
《霊気灯》が4マナのため、なるべく強力な3マナクリーチャーにつけてテンポよく忠誠度を上げたいところです。マナレシオ的には緑のクリーチャーに目を奪われてしまいますね。
《霊気灯》を装備したなら、「戦闘ダメージを与える」ことが重要となります。「ブロック後、クリーチャーを生け贄に捧げる」ことで戦闘ダメージが与えられないケースもあるため、できれば《ふくれた汚染者》のようなトランプルを持ったクリーチャーに装備させたいところです。
ついでに《ふくれた汚染者》ならば「増殖」によって+1/+1カウンターと忠誠度カウンターを同時に増やすこともできるため、能力が《霊気灯》と噛み合っていますね!
たんまり忠誠度を稼いだら、[-5]能力でカードを引きまくるか、[-10]能力で10マナ出して勝負を決めてしまいましょう!
ちなみに《霊気灯》は今セットのヘッドライナーカードにも選ばれております。シリアルナンバー付きが出たら大ラッキー!
レースに参加する人々
主人公格のチャンドラ・ナラーはプレインズウォーカーとしてカード化。各忠誠度能力に加え、戦闘の開始時に機体をクリーチャー化して「速攻」を与える能力が強力です。
恋人であるニッサ・レヴェインがファイレクシアとの戦いでプレインズウォーカーの灯を失い、やや元気を失っていたところで《霊気灯》の存在を知ります。
アヴィシュカー(旧カラデシュ)の人々はてっきり、チャンドラは母親のピア・ナラーが所属する地元チームの「エーテルレインジャーズ」に加入するものと思っていましたが、ニッサのためにどうしても《霊気灯》が欲しいチャンドラは昨年の「ギラプール・グランプリ」優勝チームである「クラウドスパイア・レーシング」に入団してレースに挑みます。
『ダスクモーン:戦慄の館』で登場したウィンターも《霊気灯》を手に入れてヴァルガヴォスの呪縛から逃れるため、「スピードデーモンズ」のリーダーとして優勝を目指します。
ダスクモーンでは「不思議な能力によって領界路を扱いこなす幼獣」おたからを拉致しており、おたからの力でレースに勝つ作戦を立てているようです。
ギラプールの「非合法レース界の女王」であり、英雄の”スピットファイア”ことシータ・ヴァルマは主任技師のピア・ナラーと共に「エーテルレインジャーズ」の指揮を執ります。
「エーテルレインジャーズ」は霊気に対する理解が深く、アヴィシュカーでも最高の操縦士と技術者たちによるチームです。駆る機体も軽量で頑丈、閃光のようなスピードで突き進みます。
チャンドラの一件もあり、完全に火がつきました。「クラウドスパイア・レーシング」を強くライバル視しています。
ちなみに「シータ」と聞くと、ついついティムールカラー のこれらを思い浮かべますが、このシータとは関係なさそうです。
そのほかにも、さまざまな次元で活躍するキャラクターがチームを結成してレースに参加しております。カード名的にめちゃくちゃ活躍しそうなバスリ・ケトは猫デッキに入れたくなる性能です。
ハウラー船長も能力的にかなり強そうですね!カードを捨てるたび、捨てたカード1枚につき+2/+0の修正を与えることができます。《波動機》サイクリングデッキに入れたら一撃必殺ではないでしょうか。ただし、サメなのに「飛行」を持っていないことが残念でなりませんね。
対抗色「境界ランド」
『ダスクモーン:戦慄の館』で友好色「境界ランド」が収録されましたが、「霊気走破」では対抗色が揃いました。
2色出すためには対応する基本土地タイプをコントロールしている必要がありますが、どんなタイミングでもアンタップインできるという強みがあり、現スタンダード環境のマナベースが一段と強くなりそうですね!
《恐血鬼》再録!どこか懐かしい新カードも収録!
《恐血鬼》がスタンダードに帰ってきました!
「ドレッジ」や「ホロウヴァイン」など墓地を利用したりディスカードをするデッキと相性が良く、「上陸」するだけで墓地から戦場に出るという破格の性能を誇ります。
現スタンダードでは「切削」やルーティングによって墓地を肥やし、素早く《忌まわしき眼魔》を戦場に出すデッキが注目を浴びています。実際に《恐血鬼》が使われるかどうかは不明ですが、相性は良さそうですね。
新カードの《沼地の晩餐会》はクリーチャー除去をしながらカード2枚を「切削」するカードです。2ターン目に《第三の道の創設》から唱えれば3ターン目の戦闘前メインフェイズには墓地に7枚ものカードが置かれている計算となり、墓地利用デッキではかなり強力な動きが狙える除去カードとなります。
この新カード、どこで見たことあるような?
「デスシャドウ」こと《死の影》とコスト・スタッツ・能力がそっくりな機体、《死の車》が新登場です。巷では早くも「デス車両」と呼ばれているようです。
《死の影》と違い、1ターン目に戦場に出しても、クリーチャー化しなければアーティファクト・機体として戦場に留まるところが使いやすそうです。起動型能力でドローを進めながらライフ調節が可能で、瞬間的にライフを削られる心配が少ない「コントロールデッキ」を相手にサイドインしたら面白そうですね。
《熟考漂い》と《船体漂い》は、能力だけでなくイラストも似ています。
新メカニズム紹介
「速度」と「エンジン始動!」
プレイヤーが持つ新たな特性として「速度」が加わりました。
「エンジン始動!」を持つカードをプレイすることにより、プレイヤーは「速度」を手に入れることになります。この「速度」は4段階で管理され、「速度」を持ったプレイヤーは自分のターン、対戦相手がライフを失うことによって「速度」を1段階ずつ上げるという能力を得ます。
「エンジン始動!」はスタックを経由せずに処理され、例えば、土地の新カード《ムラガンダ・サーキット》をプレイすると即座に「速度」が1となり、以降は自分のターンに対戦相手がライフを失うたびに「速度」が1ずつ上がっていきます。この要領で「速度」が4になったとき、プレイヤーは「最高速度」に到達します。
ちなみに、「エンジン始動!」は「まだ速度を持っていないプレイヤー」にしか働きません。「エンジン始動!」だけを何回もしたところで、「速度」は1のままであることに注意しましょう。
では、「最高速度」に到達すると、どんなボーナスがあるのでしょうか。『霊気走破』では、「最高速度」の状態だとパワーアップするカードがいくつか登場しています。
《ムラガンダ・サーキット》はを生み出せる強力な土地となり、《多弁な司会、ヴンウクスト》はあらゆるドロー効果を2倍にし、《求道神、ハゾレト》は攻撃やブロックに参加できるようになるのです。
「最高速度」でパワーアップするカードを強く使う場合、いかに早く「エンジン始動!」をして、自分の毎ターン、安定して対戦相手にライフを失わせるかが重要となります。
《ムラガンダ・サーキット》をプレイして「エンジン始動!」、《ジンジャーブルート》をプレイして速攻パンチ!という流れなら、1ターン目に「速度2」まで上がりますね。
ほかには『サンダー・ジャンクションの無法者』で登場した砂漠ランドは戦場に出すだけで対戦相手に1点のダメージを与えるため、簡単に速度を上げることができそうです。
「消尽」
「消尽」は一度しか使えないという制限がある代わりに、強力な効果が期待できる起動型能力です。メカニズム自体はこの上なくシンプルですね。
ちなみに、「消尽」能力を持ったパーマネントをブリンクやバウンスして戦場に出し直すなど、新しいオブジェクトとなった場合は、ふたたび「消尽」能力が起動できます。
起動型能力である以上、「消尽」能力を持つクリーチャーを《アガサの魂の大釜》追放すれば、+1/+1カウンターが置かれたクリーチャーは追放されたクリーチャーの「消尽」能力が使えるようになりますね!
《陰湿な根》との組み合わせは特に強力で、植物・トークンがすべて《開拓者、おたから》の「消尽」能力を持ったらすごいことになりそうです。
ボックストッパー、スペシャルゲストなど
ボックストッパー
『霊気走破』のプレイ・ブースターBOX・コレクター・ブースターBOX・Finish Line Bundleには一箱につき一つ、「ファーストプレイス・ボックストッパー」が入っています。
そして、「ファーストプレイス・ボックストッパー」には2枚のカードが封入されており、1枚はファーストプレイス・フォイル仕様のフルアート版基本土地(全10種類)もう1枚はファーストプレイス・フォイル仕様のレアや神話レアのカード(全127種類)となっております。
スペシャルゲスト
特別な再録枠、スペシャルゲストは今セットも健在です!
現時点では《金属モックス》と《アンデッドの王》の再録が発表されております。ちなみに、「ファーストプレイス・ボックストッパー」から《金属モックス》が出現することもあるようですね!夢が広がります!
ジャパン・ショーケース、フラクチャー・フォイルなど
排出はコレクター・ブースター限定ではありますが、今セットも「ジャパン・ショーケース」および「フラクチャー・フォイル」仕様のカードが収録されております。
おたからくん、可愛すぎます!!
展望
駆け足で紹介してまいりましたが、最後に『霊気走破』の今後の展望ついてご案内します。
『霊気走破』の重要な日程
カードイメージギャラリーにて全収録カード公開:1月31日
『霊気走破』プレリリース:2月7~13日
MTGアリーナにてリリース:2月12日
テーブルトップ公式発売日:2月14日
『霊気走破』ストアチャンピオンシップ:3月8~30日
本日より発売されるまでの間、徐々に公式のカードイメージギャラリーにて収録されるカードが公開されていきます。
まだ見ぬ新カードの発表に期待が高まります!今後も晴れる屋メディアでは『霊気走破』の新着情報を随時、お伝えしてまいりますので、お楽しみに!