第30期スタンダード神挑戦者決定戦:メタゲームブレイクダウン

晴れる屋メディアチーム

メタゲームブレイクダウン

永遠の策謀家、ズアーホーントウッドの大主ミストムーアの大主

プロツアー『霊気走破』を圧倒的なパフォーマンスで制したオーバーロード《永遠の策謀家、ズアー》と各種オーバーロードがこのままスタンダードのメタゲームを飲み込む……かのように思えた。

食糧補充全知審判の日

しかし、そこに待ったをかけたのが《食糧補充》だ。今や疑いようもない『霊気走破』のトップアンコモンとなり、青を採用したあらゆるデッキのリソース獲得手段として定着。まさに今、その驚きのカードパワーが新たなメタゲームを形成しようとしている。

はたして、スタンダード巧者たちはどのようなデッキを選択するのだろうか。

参加者178名によって開催された『第30期スタンダード神挑戦者決定戦』のメタゲームブレイクダウンをお届けしよう。

アーキタイプ 使用者 使用率
エスパーピクシー1910.11%
赤単168.51%
オーバーロード157.98%
グルール果敢157.98%
アゾリウス全知157.98%
アゾリウスコントロール136.91%
ジェスカイ眼魔126.38%
ディミーアミッドレンジ105.32%
ゴルガリミッドレンジ105.32%
ボロスハツカネズミ73.72%
ディミーアデーモン63.19%
ジェスカイ召集42.13%
ラクドスリアニメイト31.60%
ゴルガリ切削31.60%
ゴルガリランプ31.60%
ボロス召集21.06%
オルゾフピクシー21.06%
グルール昂揚21.06%
マーフォーク21.06%
ゴブリン21.06%
エスパーコントロール10.53%
ティムール果敢10.53%
シミックテラー10.53%
もがく出現10.53%
アゾリウス天使10.53%
グリクシス《鏡に願いを》10.53%
ディミーアエンチャント10.53%
アブザンコントロール10.53%
版図ランプ10.53%
スゥルタイランプ10.53%
ファルコンギャンビット10.53%
黒単デーモン10.53%
ゴルガリポイズン10.53%
アゾリウス眼魔10.53%
陰湿な根10.53%
ボロスバーン10.53%
イゼット海賊10.53%
イゼット果敢10.53%
イゼットルーティング10.53%
セレズニアギアハルク10.53%
ティムールカワウソ10.53%
オルゾフ《過去立たせ》10.53%
4色レジェンズ10.53%
ゴルガリ抹消者10.53%
セレズニアウサギ10.53%
ライブラリーアウト10.53%
ディミーアネズミ10.53%
合計 188 100%

※提出されたデッキリストをすべて集計しています。

エスパーピクシーが堂々のトップメタに

ご覧の通り、デッキの人気勝負では大混戦となった

アグロ、ミッドレンジ、ランプ、コントロール、コンボ。満遍なく、さまざまなアーキタイプがシェアを奪い合っているようだ。

養育するピクシーベイルマークの大主食糧補充

ただ、僅差ではあるが、わずかに抜け出したのはエスパーピクシーだ。

研究が進み、最近のリストでは《ベイルマークの大主》《食糧補充》を採用した、ロングゲームを強く意識したタイプのデッキが台頭している。

心火の英雄多様な鼠叫ぶ宿敵

エスパーピクシーに次ぎ2番手となったのは、グルール果敢ではなく赤単だった。

ロングゲームなど意に介さない。すべてのデッキを沈黙させる速攻デッキが求めたものは、緑がもたらす対応力ではなくさらなるスピードである。

全知アブエロの覚醒アルケヴィオスへの侵攻

そして、注目のアゾリウス全知は使用者15名、シェア率7.98%と大ブレイク。なんと、今大会においてはオーバーロードと変わらない人気を集めたのだ。

望み無き悪夢勢い挫き

トップメタのエスパーピクシーが軽い気持ちでプレイした《望み無き悪夢》《勢い挫き》を、4ターン目の即死コンボという形で咎めていく。

もちろん、サイドボード後はそう簡単な話ではないが、アゾリウス全知に今、良い風が吹いていることだけは確かだ。

はたして、どんなデッキが勝ち上がるだろうか。

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