『タルキール:龍嵐録』プレビュー開始!
こんにちは。晴れる屋メディアチームです。
本日、4月11日発売のスタンダード最新セット『タルキール:龍嵐録』のデビュー番組および公式トレーラーが公開されました!
▲『タルキール:龍嵐録』デビュー番組
▲公式トレーラー
「龍王に支配されていたタルキール。5つの氏族が空の支配を取り戻すべく精霊龍の力を使おうとするが、その力は扱いきれるものではなく、新たな脅威がタルキールの空を闇に覆う……この事態に対処するためには、5つの氏族が力を合わせなければならない」
……といった壮大なストーリーで、脅威に立ち向かう氏族とその混沌とした世界が映像で表現されています。
それでは早速、『タルキール:龍嵐録』で新たに発表されたカードや新メカニズムなど最新情報をお伝えします!
注目の新カード紹介!
《嵐の目、ウギン》

《嵐の目、ウギン》
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伝説のプレインズウォーカー ― ウギン
あなたがこの呪文を唱えたとき、1色以上の色を持つパーマネント最大1つを対象とする。それを追放する。
あなたが無色の呪文1つを唱えるたび、1色以上の色を持つパーマネント最大1つを対象とする。それを追放する。
[+2]:3点のライフを得て、カード1枚を引く。
[0]:
を加える。
[-11]:あなたのライブラリーから望む枚数の土地でない無色のカードを探し、追放する。その後、ライブラリーを切り直す。ターン終了時まで、あなたはそれらのカードをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
ウギンの登場は当初から判明していましたが、ついにその全貌が明らかになりました!
まずエルドラージのように唱えただけで有色のパーマネントを追放でき、さらに無色の呪文を唱えるたびに有色のパーマネントを追放できる常在型能力を持っています。
唱えたときに誘発するので本体が打ち消しされても盤面に干渉でき、着地後も優先権を保持したまま《オパールのモックス》などを唱えれば、妨害されずになにか追放できます。強い!!
初期忠誠度が7と高いうえに、ライフゲインとドローができる優秀な[+2]能力で即座に忠誠度9に。クリーチャーを除去しながら出てくるため、このカードを攻撃だけで落とすのは至難の業です。
スタンダードでは版図ランプなどで活躍しそうですが、下環境でも使われることでしょう。無色7マナということで、モダンのトロンと相性が最高なのは言うまでもありません!
3ターン目に着地するだけでもかなりの脅威であり、[0]能力でマナ加速してさらなるフィニッシャーへとつなげることができます。《ウギンの迷宮》で自身を「刻印」できるのも噛み合っていますね。
[-11]の奥義は、無色限定の《全知》状態になるようなもので勝利したも同然です。デッキから好きなだけ”あなたの推し”を戦場に降臨させましょう。
《嵐の討伐者、エルズペス》

《嵐の討伐者、エルズペス》
伝説のプレインズウォーカー ― エルズペス
あなたのコントロール下で1つ以上のトークンを生成するなら、代わりにその2倍の数のそのトークンを生成する。
[+1]:白の1/1の兵士・クリーチャー・トークン1体を生成する。
[0]:あなたがコントロールしている各クリーチャーの上にそれぞれ+1/1カウンター1個を置く。次のあなたのターンまで、それらのクリーチャーは飛行を得る。
[-3]:対戦相手がコントロールしていてマナ総量が3以上であるクリーチャー1体を対象とする。それを破壊する。
タルキール次元にエルズペスが降り立つ!
《選定された行進》のようにトークンを倍にする強力な常在型能力を持ちながら、自身も[+1]でトークンを生成できます。
スタンダードには《人参ケーキ》や《世話人の才能》を使ったトークンデッキもあり、一瞬で盤面にクリーチャーを並べることができるのは強力です。
十分にクリーチャーが並んだら[0]で自軍を強化しつつ、飛行で一気にライフを詰めることができます。[-3]で除去もこなせるので、このカード1枚で盤面を大きく動かすことができるのは非常に優秀ですね。
再録カード:《孔蹄のビヒモス》

クリーチャー ― ビースト
速攻
このクリーチャーが戦場に出たとき、ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーはトランプルを得て+X/+Xの修正を受ける。Xは、あなたがコントロールしているクリーチャーの数に等しい。
プレイしたら勝つでおなじみ《孔蹄のビヒモス》がスタンダードに帰ってきました!
8マナとなかなか普通に唱えるのは大変そうですが、今のスタンダードには《ゾンビ化》や《とぐろ巻きの再誕》といったリアニメイト呪文があります。《とぐろ巻きの再誕》を「贈呈」しながら唱えた場合は、《孔蹄のビヒモス》のコピーも出てくるので修正が倍に!
墓地肥やしや手札を捨てることができるクリーチャーをプレイしつつ、《孔蹄のビヒモス》をリアニメイトできればそれだけで勝てそうです。
ほかにも《密輸人の驚き》で踏み倒すのも面白そうですね。またパイオニアでは、《ニクスの祭殿、ニクソス》から出せる緑単信心の新たなフィニッシャーとなるかもしれませんね!
新メカニズム紹介
タルキールには5つの氏族があり、それぞれ3つの色で表されます。
最近マジックを始めた方も、「ジェスカイ眼魔」や「ティムールランプ」など聞いたことがあるかと思いますが、これらの色の名前はタルキールの氏族から来ているというわけですね。
今後もよく出てくる呼称なので、覚えておくとよいかもしれません!
■氏族とその代表カード



アブザン



ジェスカイ



スゥルタイ



マルドゥ



ティムール
今回のセットでは各氏族にキーワード能力が割り振られているので、それらの新メカニズムについて紹介します。
闘魂(アブザン)

■闘魂
このクリーチャーが戦場に出たとき、これは闘魂3を行う。(これの上に+1/+1カウンターを3個置くか、白の3/3のスピリット・クリーチャー・トークン1体を生成する。)
「闘魂N」はクリーチャーの上に+1/+1カウンターをN個置くか、N/Nのスピリット・トークンを生成するかを選べる能力です。
たとえば「闘魂3」の場合は、+1/+1カウンターを3個置くか、3/3のトークンを出すか選べるわけですね。
また「闘魂」誘発時に、+1/+1カウンターを置かれる前に相手が《かき立てる炎》などでクリーチャーを除去してきたときは、スピリット・トークンを場に残すことができます。
疾風(ジェスカイ)

■疾風
疾風 ― あなたが各ターン内のあなたの2つ目の呪文を唱えるたびに、このクリーチャーは各対戦相手にそれぞれ1点のダメージを与える。
「疾風」はターン中に自分が2つ目の呪文を唱えると誘発する能力です。
果敢と似ていますが、クリーチャー呪文でもカウントされるので、そこまで誘発させるのは難しくないのかもしれませんね。
相続(スゥルタイ)


■相続
相続 ―
, あなたの墓地にあるこのカードを追放する:クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター2個を置く。起動はソーサリーとしてのみ行う。
「相続」は起動コストとして自身を追放すると、クリーチャーにカウンターを置ける能力です。
カウンターの種類は+1/+1カウンターだけでなく、接死カウンターや絆魂カウンターなどもあるようです。
また、能力の使用はソーサリー・タイミングのみなので注意が必要です。
応召(マルドゥ)

■応召
応召2(このクリーチャーが攻撃するたび、赤の1/1の戦士・クリーチャー・トークン2体をタップ状態かつ攻撃している状態で生成する。次の終了ステップの開始時に、それらを生け贄に捧げる。)
「応召N」はN体の1/1の戦士・トークンを攻撃状態で生成する能力です。この能力で出てきたトークンは、本体が戦場からいなくなっても、次の終了ステップの開始時に生け贄に捧げられます。
終了ステップに生け贄にする必要があるとはいえ、クリーチャー全体強化系のカードとの相性は抜群。特に《戦導者の号令》は出てきたトークンのサイズを上げつつ、ダメージを飛ばすことができます。
トークンが死亡するのを利用して、《残忍な巡礼者、コー追われのエラス》など死亡時に能力が誘発するカードと組み合わせても面白そうです。
調和(ティムール)

■調和
調和
(あなたの墓地にあるこのカードを調和コストで唱えてもよい。あなたがコントロールしているクリーチャー1体をタップして、このコストを
減らしてもよい。Xは、そのパワーに等しい。その後、この呪文を追放する。)
「調和」はフラッシュバックのように墓地からカードを唱えられる能力です。
それだけでなく、追加コストとして自分のクリーチャーをタップすると、そのパワー分の不特定マナを軽減することができます。
たとえば、パワー4のクリーチャーをタップして《流れ者の日課》を「調和」で墓地から唱えるとを支払うだけで済むというわけですね。
前兆


■前兆
インスタント ― 前兆
カード3枚を引き、その後、カード1枚を捨てる。(その後、このカードをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。)
一部のドラゴンは「前兆」能力を持っており、「出来事」呪文のようにカードの左下がインスタントまたはソーサリーとなっています。
「出来事」呪文は唱えると追放されてあとから本体を唱えられますが、「前兆」呪文は唱えたあとにライブラリーに加えてシャッフルとなるので注意しましょう!
後見


■後見
この呪文を唱える追加コストとして、ドラゴンの後見を受けるか
を支払う。(ドラゴンの後見を受けるには、あなたがコントロールしているドラゴン1体を選ぶか、あなたの手札にあるドラゴン・カード1枚を公開する。)
自分のコントロールしているドラゴン1体を選ぶか、手札のドラゴン・カードを公開することで、ドラゴンの「後見」を受けることができます。
《苛性の吐息》のように追加コストとして要求されるものもあれば、《龍へと昇る者、サルカン》のように戦場に出たときに誘発するものがあるようです。
過去にも《龍詞の咆哮》や《シルムガルの嘲笑》などの、いわゆる「ドラゴンボーナス」と呼ばれるカードがありましたね。
特殊アート
そしてなんと……今回コレクター・ブースターからはドラゴンスケイル・フォイル仕様の「対抗色フェッチランド」サイクルが出現します!
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) March 18, 2025
龍鱗を模した独自のフォイル加工の特別なカードを、ぜひあなたのコレクションに。#mtgjp #MTGTarkir pic.twitter.com/6osollvke9
もちろん今回もあります!コレクター・ブースターから出現する特殊アートのカードたち!
「幽霊火」
幽玄なる炎のゆらめきが美しいアートに!「幽霊火」カードはフォイル仕様とハローフォイル仕様の2種類が存在する特別なカードです。



▲フォイル仕様「幽霊火」カード



▲ハローフォイル仕様「幽霊火」カード
対抗色フェッチランド
スペシャルゲストで対抗色フェッチランドサイクルが2種類の新アートで収録されます!ドラゴンスケイル・フォイル仕様の特別なカードも!
楔3色根本原理
ド派手な効果でおなじみ!あの根本原理サイクルもスペシャルゲストの新アートで登場です。





展望
現在、『タルキール:龍嵐録』のカードギャラリーが公開されています。そのほか、新カードの情報については、ぜひマジック公式Xやハッシュタグ#MTGTarkirをチェックしましょう。
そのほか、今後の重要なイベントのスケジュールは下記の通りです。
『タルキール:龍嵐録』イベントスケジュール
カードイメージギャラリーにて全収録カード公開:3月28日
プレリリース:4月4~10日
MTGアリーナにてリリース:4月8日
テーブルトップ公式発売日:4月11日
今後も、新しい情報が入り次第、晴れる屋メディアでもお伝えしてまいります。
「龍の嵐の目」のなかでお会いしましょう。それではまた!
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