『タルキール:龍嵐録』の注目カードを語ろう!
みなさま、こんにちは!晴れる屋メディアチームです。
いよいよ4月4日(金)からプレリリース期間が始まり、WPN店舗では新セット『タルキール:龍嵐録』関連製品が買えるようになります!※正式な発売日は4月11日(金)
また、晴れる屋ではシングルカードの予約販売受付が始まってます。気になるカードがあれば、ぜひ、チェックしてみてくださいね!
それでは、「メディアが選ぶ」シリーズ『タルキール:龍嵐録』編、スタートです!
人物紹介

拓海:元DCGのプロプレイヤー。晴れる屋では動画編集スタッフとして活躍中。好きな氏族はジェスカイ。

平林:晴れる屋に昔からいる偉い人で、10年前は記事も書いていた。タルキール環境の時代、予約で《龍王オジュタイ》を買ったのにも関わらず、一度しか使わずにスタンダードシーズンを終えた。好きな氏族はスゥルタイ。

いってつ:ライター。統率者戦の知識はメディアチーム内で群を抜いており、新旧含めて知らぬカードはない。コジレック野郎。統率者戦フォーマット委員会も務める。好きなドラゴンは《ボルシャック・ドラゴン》。

紳さん:ライター。晴れる屋では『Just Nowスタンダード!』を連載中。《頑固な否認》が好きすぎるあまり、パワー3以下のクリーチャーはそもそも生物として見なしていない。好きな氏族はティムール。

やまお:編集担当。昔のタルキール環境ではエスパードラゴンを使っていた。好きなドラゴンは《栄光をもたらすもの》。好きな氏族はアブザン。

山口:デザインチーム所属。好きなドラゴンはお裁縫セットのドラゴン。好きな氏族はない。
拓海のオススメ
《ティムールの戦告者》
クリーチャー ― オーク・レインジャー
あなたのターンの間、あなたが呪文を唱えるためのコストは、あなたがコントロールしていてパワーが4以上であるクリーチャー1体につき
少なくなる。

拓海:はい、きました。今回のブッ壊れ枠です。

《荒野無頼団の先駆者》を計画しておいて、《ティムールの戦告者》と同じターンに出せばドローしながら大量展開ができそうです。2枚目以降の《荒野無頼団の先駆者》があれば宇宙のはじまり。実質タダで唱えて、さらにマナは出るし、ドローもするし、呪文コストの軽減もすごいことになります。

パワー4以上のクリーチャーが4体いれば、1マナで《玉虫色の虎》を唱えてが出るのが特にヤバそうです。《食糧補充》も1マナなので、虎と合わせて連打すればゲームは終わるでしょう。

最終的にキング・オブ・ビーストの《孔蹄のビヒモス》まで繋げたり、全体に速攻付与とかで4ターンキルぐらいは現実的に起こり得ます。しかもティムールカラーなら打ち消しまで構えられますし、新時代の幕開けでは?

ティムール is バイオレンス。《ティムールの戦告者》がスタンダードの技術的特異点(シンギュラリティ)となることは確定的に明らかですね。
平林のオススメ
《マラング川の執政》
クリーチャー ― ドラゴン
飛行
このクリーチャーが戦場に出たとき、土地でもこれでもないパーマネント最大2つを対象とする。それらをオーナーの手札に戻す。
インスタント ― 前兆
カードを3枚引き、その後、カード1枚を捨てる。(その後、このカードをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。)

平林:除去耐性こそありませんが、飛行6/7というボディにパーマネント2個バウンスと、フィニッシャー性能が高いドラゴンです。土地が詰まったり、緊急の解答が求められたら「前兆」の《巻きつき捕らえ》が機能します。コントロールフリークには特におすすめの一枚です!

実際の出番としては、アゾリウスコントロールで採用実績のある《有角の湖鯨》のように、フィニッシャー枠として散らした運用が考えられます。プレインズウォーカー含めた2体バウンスは盤面を返す力が強いので、ロングゲームになりがちなサイドボード後にも有用なのが嬉しいですね!

前兆は「出来事」と違い、次に唱えられるカードとして確保はできませんが、ライブラリーに戻ることはコントロールと相性良し!無理にフィニッシャーとして温存しなくても、気軽にドローとして使いながら盤面コントロールに専念していれば、いずれは決め手として手札にやってくるのです!

ただ、あまり長く遊びすぎると、《完成化した精神、ジェイス》にお仕置きされるので気をつけましょう!

《巻きつき捕らえ》はかつての《記憶の氾濫》のように、インスタントの4マナドロー枠として収まりが良い反面、現在のスタンダードでは《食糧補充》との比較になります。ドロー呪文の最適な枚数は個人差があると思いますが、2枚ぐらいは採用したいかな?

ドラゴン本体については、《空護りの掃討者》思い出してエモい気持ちになります。8マナの大当たりといえば、ね!(注:古代モミールの話です)

ちなみに、相性が良いパートナーも存在します。前兆メカニズムを「出来事」みたいに変えてしまう名監督、《最深の紀元、オヘル・パクパテク》です。

《パクパテク》がいる状態で《巻きつき捕らえ》を唱えれば、なんと次のターンのアップキープにフリースペルとして《マラング川の執政》が登場!これは必勝間違いなし!

ちなみに反復で《巻きつき捕らえ》の方を唱えることもできます。そもそも《パクパテク》が生き残って反復までいけば相当有利でしょ、という意見は至極もっともですが、決まったときの気持ちよさはプライスレスですよね!
いってつのオススメ
《嵐の目、ウギン》
3月19日
WotC公式放送「新しいウギンはこれ!」
伝説のプレインズウォーカー – ウギン
あなたがこの呪文を唱えたとき、1色以上の色を持つパーマネント最大1つを対象とする。それを追放する。
あなたが無色の呪文1つを唱えるたび、1色以上の色を持つパーマネント最大1つを対象とする。それを追放する。
[+2]:3点のライフを得て、カード1枚を引く。
[0]:
を加える。
[-11]:あなたのライブラリーから望む枚数の土地でない無色のカードを探し、追放する。その後、ライブラリーを切り直す。ターン終了時まで、あなたはそれらのカードをマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。

いってつ:うおおおおおおおお神神神神最強の《夢石の面晶体》だああ!

統率者戦で無色デッキを誕生日の翌日にこんな素晴らしいカードをくれるなんて……

よし。今のうちに《ウギンの迷宮》のFoilを買っておこう!!
3月21日
森山プロ「ご視聴ありがとうございました!『タルキール:龍嵐録』より《鳴り渡る龍哮の征服者》を紹介しました🐲」
ご視聴ありがとうございました!
— Masahide Moriyama/鮭くれーぷ (@SakeIzumo) March 21, 2025
『タルキール:龍嵐録』より《鳴り渡る龍哮の征服者/Clarion Conqueror》を紹介しました🐲
妨害できるパーマネントの種類が多いので下環境でも活躍が期待できそうです。
そして、幽霊火フレーム版が特にかっこいい!!#MTGTarkir #mtgjp #PR pic.twitter.com/MTxs3LRoPM

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それからというもの……いってつは動揺しすぎて、同僚とラーメンを食べに行く道中で電車を間違えるわ、「使うデッキはないはず」「いや、しかし……」とうわごとのように毎日つぶやき、ダイエット中なのに塩ラーメン(大)にギョーザ(大)を注文してしまう始末。
はたして、《鳴り渡る龍哮の征服者》の登場でコジレックデッキは終了してしまうのでしょうか?

《魔力の墓所》《宝石の睡蓮》《波止場の恐喝者》の禁止以来、クリーチャーと《ガイアの揺籃の地》を利用してマナ加速を行うデッキが数を増やしています。そうしたデッキは《溜め込み屋のアウフ》を使用できますが、それが必ずしもいいプレイとは限りません。

《溜め込み屋のアウフ》や《無のロッド》をプレイしたことで、こうしたカードが効くデッキが妨害を構えることを放棄してしまい、ほかのプレイヤーが勝利してしまったり、「死んだふり」をしていたアーティファクトデッキのエンド前の除去1枚で一気にゲームが傾いてしまったり、こうした妨害はなかなか勝ち切ることが難しいのが実情です。

実際、コジレックデッキにとって、「《溜め込み屋のアウフ》を出される=負け」ではありません。むしろ、《溜め込み屋のアウフ》を出されていることをいいことに、「いやあ、暇なんで……」とアヤシすぎるアーティファクトを散らかしまくり、逆に「除去を撃つ=勝ち」のゲームを作ることができます。

コジレックファンのみなさん、大丈夫です。むしろ、《嵐の目、ウギン》で除去が増えました。

私たちにできるのは、「土地を減らしすぎないこと」。土地からのマナだけでアーティファクトを散らかしながら除去を打てるだけの十分な土地をデッキに入れることです!
紳さんのオススメ
《ジェスカイの啓示》
呪文やパーマネントである1つを対象とし、1つを対象とする。その前者をオーナーの手札に戻す。ジェスカイの啓示はその後者に4点のダメージを与える。あなたは果敢を持つ白の1/1のモンク・クリーチャー・トークン2体を生成し、カード2枚を引き、4点のライフを得る。

紳さん:前々からずっと思っていたことがあります。マジックはクリーチャー呪文をコピーするのはそれなりに大変なのに、インスタントやソーサリーをコピーすることに関して、あまりにも緩いのではないかと。

スタンダードで使えるカードでも、このあたりのカードはインスタントやソーサリーをコピーするのにマナすら必要とせず、あまりにも容易くコピーしてしまいます。

でも、わかります。クリーチャーに比べて、インスタントやソーサリーって、コピーしたところで勝てるわけじゃないですもんね。そんなにインパクトある呪文、ないですもんね。

あるーーーーーーー!!!!!

コピーしたら勝てるーーーーーーー!!!!!

まるで現代に蘇った《マグマ・オパス》です。アドに次ぐアド。アドアンドアド。うっせぇわ、ってか。

《呪われた録画》をポン置きしておけば、あまりにも簡単に《ジェスカイの啓示》をコピーできてしまいます。「アゾリウスコントロール相手には通すのが難しいか?」と思っていたら、なんか無敵の土地までオマケについてきました。ロングゲームは望むところ!

個人的には、ジェスカイコントロールの復権があるのでは、と思っています。

無理にコピーしなくても、フィニッシャーとしての枠で《ジェスカイの啓示》を採用するだけでよく、《轟く機知、ラル》の奥義を発動させたあとは文句なく勝ちです。まぁ、その場合は《稲妻のらせん》でもおおむね勝ちなのですが、《ジェスカイの啓示》は単体でも強いです。

かつて一世を風靡した《マグマ・オパス》を《奔流の機械巨人》で踏み倒す動きも、一応は《犯行現場の再現》で実現可能です。この場合は墓地に置かれたターン限定なので、《カワウソボールの精鋭、キッツァ》のようなルーティング手段が必要です。

あら?そういえば《カワウソボールの精鋭、キッツァ》も《ジェスカイの啓示》をコピーすることができますね?

新スタンダードはぜひ、《ジェスカイの啓示》のカードパワーに痺れてください!
やまおのオススメ
《祖先たちの蘇生》
Ⅰ ― 白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークン3体を生成する。
Ⅱ ― あなたがコントロールしているクリーチャー1体か2体か3体を対象とし、3個分を割り振る。それらの上にその割り振った個数の+1/+1カウンターを置く。
Ⅲ ― ターン終了時まで、あなたがコントロールしているすべてのクリーチャーはトランプルと絆魂を得る。

やまお: 第Ⅰ章で1/1のトークンを3体生成、Ⅱ章で+1/+1カウンター割り振りと、トークン戦略と+1/+1カウンター戦略の両方に合致したカードです。状況に応じて2/2を3体作ったり、4/4を1体立てることができ、もちろん最初から場にいるクリーチャーも強化できます。

《棘を播く者、逆棘のビル》や《亭主の才能》などでクリーチャーを育てながら攻め、《防壁の雄牛》の能力でカウンターが置かれているクリーチャーを守る動きは面白そうですね。

また、これ1枚でパーマネントが4枚も並ぶので《威厳あるバニコーン》とも相性が良く、不意打ちで一気にサイズを上げつつ、第Ⅲ章のトランプル・絆魂付与でダメージレースをひっくり返せます。

個人的にはトークンデッキが好きなので、これらのカードと組み合わせて使ってみたいです。第Ⅲ章のタイミングで《人形作家の店/陶磁器ギャラリー》を置いて、破壊的なサイズになったクリーチャーの群れで圧倒しましょう。

久々のタルキールということでテンションが上がっています。かつてのスタンダード環境ではアブザンが強かったので、今回も活躍してくれると期待してます。令和の《包囲サイ》使うしかない!
山口のオススメ
《漆黒洞穴の包囲》
エンチャント
このエンチャントが戦場に出るに際し、スゥルタイかアブザンかを選ぶ。
・スゥルタイーあなたがコントロールしているクリーチャーの上にカウンター1個が置かれるたび、カード1枚を引く。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。
・アブザンーあなたが攻撃するたび、攻撃クリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。ターン終了時まで、それは威迫を得る。

山口:今回、5種類ある包囲エンチャントサイクルの内「スゥルタイ」と「アブザン」の力を持つのが《漆黒洞穴の包囲》です。

ところで、黒緑で+1/+1カウンターを置くデッキといえば、過去に《亭主の才能》と《裏切りの棘、ヴラスカ》による瞬殺コンボデッキが存在していました。みなさんも突然、毒殺されたり、ムキムキになった《大洞窟のコウモリ》に殴られ続けたことがあるのではないでしょうか。そう、今こそ、このデッキが輝くときです。

《漆黒洞穴の包囲》は最近、目にすることが少なくなった黒緑コンボデッキの新たなエンジンとなります。

注目すべきはスゥルタイ側の能力。黒緑デッキでドローできるカードはいくつかありますが、どれも癖があるものばかりで、気軽にドローはできませんでした。

その点、《漆黒洞穴の包囲》はクリーチャーに+1/+1カウンターを置くという軽めの条件でドローができます。《亭主の才能》はもちろん、2枚目の《漆黒洞穴の包囲》をアブザン側でプレイするなど、クリーチャーを強化しながらドローを進めることができます。対戦相手のライフにプレッシャーをかけながら、フィニッシャーのヴラスカを探しやすくなるでしょう。

さらにユニークなことに、このドロー能力はクリーチャーにカウンターが置かれることが誘発条件なので、+1/+1カウンターである必要はありません。対戦相手がプレイした《フラッドピットの溺れさせ》や《悪夢滅ぼし、魁渡》に麻痺カウンターを乗せられたときでもドローが誘発します。

《地区のマスコット》や《市場背負いの歩行機械》など、+1/+1カウンターが置かれた状態で戦場に出るクリーチャーでも誘発します。毎ターン1回だけという制限はありますが、これらのクリーチャーがすべてキャントリップ付きになるのはすごいです。

軽くて、ドローもクリーチャー強化もできる優秀なカード、《漆黒洞穴の包囲》を得た黒緑コンボデッキはより根強くなっていくことでしょう。新環境でもぜひ、黒緑を使ってみてください。
『タルキール:龍嵐録』まもなく発売!
メディアチームが独断と偏見で選ぶ『タルキール:龍嵐録』、いかがでしたでしょうか。
今回の『タルキール:龍嵐録』はドラゴンと氏族がテーマになっており、ドラゴンたちが持つ「前兆」や、それぞれの氏族にちなんだキーワード能力に注目が集まります。氏族といえば、3色のカードにも注目ですね!
初登場のカードが各フォーマットのメタゲームにどのような変化を与えるかも、気になるところです。新環境のマジックも楽しみましょう!それでは、また。