『霊気走破』世論調査!!みんなはこのカード、どう思ってる?
『タルキール:龍嵐録』登場!新環境が始まりました!
注目のカードたちはスタンダードで、パイオニアで、モダンで、レガシーで使われる?それとも使われない?
先日、晴れる屋メディアのXアカウントにて、世論調査アンケートを行いました!
今回はアンケートの結果をチェックしながら、『タルキール:龍嵐録』の注目カードの紹介をさせていただきます!
(※カードの価格はいずれも執筆時点のものです。また、価格はカードの強さだけでなく、供給量やコレクション性、使用されるフォーマットの種類など複合的な要素によって変動します)
《嵐の目、ウギン》使われる率 85.6%
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 4, 2025
『タルキール:龍嵐録』世論調査!
《嵐の目、ウギン》はモダン・レガシーで使われるカードだと思いますか?https://t.co/5ydOZizX2q#mtgjp #MTGTarkir
まずは、今セット一番の注目カード&大当たりカードと言ってもいいでしょう。《嵐の目、ウギン》、初動価格はなんと10,000円!?
アンケートの結果、モダン・レガシーで使われると思う人の割合は85.6%と驚愕の支持率でした。
7マナは重いかもしれませんが、2マナランドが活躍している下環境ではトロンなどのデッキで文句なく採用されるでしょう。
唱えるだけで盤面に干渉でき、着地したあとは無色の呪文を唱えるたびに色を持つパーマネントを追放と、あまりにも強力な能力を持ちます。
また、プレイアブルな0マナのアーティファクトがたくさん存在するのも《嵐の目、ウギン》を高く評価する理由となります。押されている状況でも《嵐の目、ウギン》着地から0マナアーティファクト連打で盤面をひっくり返せる可能性があり、あらゆるフェアデッキを粉砕するカードパワーがあります。
さらに、《嵐の目、ウギン》は[0]能力でを生み出せるので、《まばゆい肉掻き》や《コジレックの命令》に繋げることも可能です。相手のパーマネントを追放しながらドローしたりブロッカーを用意できるのはかなり強力ではないでしょうか。
今、下環境のランプデッキはエルドラージに寄せている型が多いと思われますが、今後は各種トロンランドを採用して《嵐の目、ウギン》をフィニッシャーにしたデッキが増えるかもしれません。
また、対抗手段としては《記憶への放逐》がまたしても価値を上げました。このカードは神話アンコモンですね。
《モックス・ジャスパー》使われる率 22.3%
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 4, 2025
『タルキール:龍嵐録』世論調査!
《モックス・ジャスパー》はモダン・レガシーで使われるカードだと思いますか?https://t.co/3fz2EN2Zki#mtgjp #MTGTarkir
スタンダードでは久々の登場となる0マナのマナアーティファクト、《モックス・ジャスパー》。プレイアブルな軽いドラゴンがいないスタンダード・パイオニアでは使いづらいカードかと思ったので、アンケートではモダン・レガシーで使われるかどうかを調査したところ、なんと支持率22.3%という結果に。あれ?
確かに、下環境ならほかの先輩モックスたちが活躍中で、《モックス・ジャスパー》を採用する枠はなさそうです。ごめんなさい……これはアンケートの方向性を間違えてしまった可能性があります!
スタンダード・パイオニアでの使い道として、《シヴの壊滅者》のような2マナのドラゴンとして運営できるクリーチャーや、《三本木のマスコット》のような「多相」を持った軽いクリーチャーと一緒に使うという方法があります。
また、必ずしも序盤からマナを出さないと使えないということもありません。あらかじめ戦場に置いておくことで、ドラゴンをプレイしたあと1マナ構えることができるという考え方もできます。1マナあれば、意外とドラゴンを守ることが可能です。
《嵐の討伐者、エルズペス》使われる率 68.3%
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 4, 2025
『タルキール:龍嵐録』世論調査!
《嵐の討伐者、エルズペス》はスタンダード・パイオニアで使われるカードだと思いますか?https://t.co/h3RLLUX5bh#mtgjp #MTGTarkir
続いては《嵐の討伐者、エルズペス》。スタンダード・パイオニアでの支持率は68.3%と高く、ミッドレンジやコントロールまでさまざまなデッキでの採用が期待されています。
単体でも十分に強いですが、やはりトークンを生成するカードと一緒に使いたいところです。《跳び込め》なら1/1が6体、《砂嵐の回収者》なら3/3が2体、《ミストムーアの大主》なら飛行2/1が4体並びます。
アゾリウスアーティファクトの《身代わり合成機》とのコンビは爆発力がすごく、《嵐の討伐者、エルズペス》の[-3]能力がマナ総量3以上のクリーチャー破壊と、デッキが苦手なクリーチャー除去の役割も担うことができます。
新メカニズムの「応召」や「闘魂」もトークン生成ができるので相性がよく、新型のトークンデッキの誕生もありえますね!
クリーチャーを量産したら、《嵐の討伐者、エルズペス》の[0]能力、全体強化+全体飛行付与で一気にゲームを終わらせることができます。
定番ですが、《トカシアの歓待》《永劫の無垢》《世話人の才能》などと組み合わせても優秀なドローエンジンとなります。特に《世話人の才能》はレベル3まで上げることでトークンを全体強化でき、強力なフィニッシュ手段となりそうです。
《鳴り渡る龍哮の征服者》使われる率 72.5%
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 4, 2025
『タルキール:龍嵐録』世論調査!
《鳴り渡る龍哮の征服者》はモダン・レガシーで使われるカードだと思いますか?https://t.co/H9jxUDAVN0#mtgjp #MTGTarkir
続いては《鳴り渡る龍哮の征服者》。モダン・レガシーでの支持率は72.5%と、これもかなり期待されているようです。
《呪われたトーテム像》や《無のロッド》のようにクリーチャーやアーティファクトの起動型能力をシャットアウトする能力を持っています。たとえマナ能力であっても一切の起動を許さず、ついでのようにプレインズウォーカーの起動型能力も止める、とんでもないクリーチャーです。
《鳴り渡る龍哮の征服者》をプレイした自分もこの制限を受けることになりますが、起動型能力を使わないデッキ構築にすれば被害はなく、一方、一部のコンボデッキには劇的に刺さる能力です。
3マナ飛行3/3と戦力としても十分で、レガシーのデス&タックスやモダンのオルゾフブリンクでの活躍が見込めます。メイン、サイドボード、どちらにも採用されることが多くなりそうです。
《勝利の楽士》使われる率 90.3%
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 4, 2025
『タルキール:龍嵐録』世論調査!
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今回、もっとも期待されているカードが《勝利の楽士》。スタンダード・パイオニアでの支持率はなんと、過去最高の90.3%!見たことのない数値です。
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 16, 2024
『サンダー・ジャンクションの無法者』スタンダード世論調査!
《精鋭射手団の目立ちたがり》はスタンダードで使われるカードだと思いますか?https://t.co/1zR49FmFNg#mtgjp #MTGThunder
以前、『サンダー・ジャンクションの無法者』で世論調査をしたとき、《精鋭射手団の目立ちたがり》が脅威の89%を叩き出して驚きましたが、《勝利の楽士》はそれをも上回る歴代最高支持率となりました。今セットの最強カード候補No.1です!
2マナのクリーチャーでありながら応召2を有しており、3ターン目から強烈なムーブを実現します。
《空騎士の従者》とは相性がよく、《闘技場の花形》や《勝利の楽士》など軽い応召クリーチャーを並べて攻撃すれば、一気に+1/+1カウンターが2個、3個と置かれることになります。一時的にはパーマネントが増えるため《威厳あるバニコーン》とも相性は悪くありませんが、《空騎士の従者》は右肩上がりに成長しながら飛行まで得ることができ、《勝利の楽士》が除去されたあとも持続して強いままです。
そして、もっとも恐ろしいのは《戦導者の号令》とのシナジーです。
戦士・クリーチャー・トークンが2体戦場に出たことで2点のダメージを飛ばしつつ、2/4、2/2、2/2の3体で攻撃している状態となります。これだけでも8点。
もしも、1ターン目に《闘技場の花形》をプレイしていれば、3ターン目に発生するダメージだけでも13点です。
殴り性能もさることながら、自分のターンに対戦相手が呪文を唱えられなくなるという能力も強力で、これまで《堂々たる撤廃者》や《龍王ドロモカ》をサイドボードに採用していたデッキでは新たに導入されてもおかしくありません。
アグロデッキにもコンボデッキにも採用される可能性がある、期待の大型新人《勝利の楽士》。新環境での活躍は間違いなし!?
《湧霧の村》使われる率 71.6%
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 4, 2025
『タルキール:龍嵐録』世論調査!
《湧霧の村》はモダン・レガシーで使われるカードだと思いますか?https://t.co/u6aloYd5my#mtgjp #MTGTarkir
続いては土地のレアカード、《湧霧の村》。モダン・レガシーにおける支持率は71.6%と、これもまた注目の新戦力となりそうです。
能力自体はいたってシンプルで、《すべてを護るもの、母聖樹》のように呪文を打ち消されなくする能力を持ちます。《すべてを護るもの、母聖樹》に比べると《湧霧の村》はインスタントやソーサリーだけに限定されず、伝説の土地でもなく、なおかつアンタップインできるなどメリットも多いですが、起動コストに自身のタップとが必要であり、ゲーム終盤に役立つ能力と考えられます。
なお、アンタップインするためには山か森をコントロールしている必要がありますが、フェッチランドとショックランドorデュアルランドが使えるモダン・レガシーにおいてはほとんど気にならない制約でしょう。
「このカードが通れば勝ち!」という場面で《湧霧の村》を起動することは、ほぼ勝利を意味します。
ちなみに続唱を誘発させたあとにスタックで《湧霧の村》を起動させることで、打ち消されない《死せる生》を唱えるテクニックがあります。相手が《否定の力》を構えているときなど、《湧霧の村》をセットして奇襲を仕掛けるようなプレイが可能となりました。
《腐れ呪いのラクシャーサ》使われる率 41.9%
【アンケート】
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『タルキール:龍嵐録』世論調査!
《腐れ呪いのラクシャーサ》はスタンダード・パイオニアで使われるカードだと思いますか?https://t.co/dznBQtk9QD#mtgjp #MTGTarkir
「2マナのデーモン」というだけでワクワクする新カード、《腐れ呪いのラクシャーサ》。スタンダード・パイオニアでの支持率は41.9%とそこまで高くはありませんでした。
2マナのトランプル5/5は優秀ですが、腐乱を持っているために一度しか攻撃ができません。時間差がある5点火力呪文と考えることもできますが、除去されたりブロックされる可能性も考慮すると安定性はなく、かつての《ボール・ライトニング》のような使い方は難しそうです。
ユニークな使い方としては、2ターン目に《腐れ呪いのラクシャーサ》をプレイし、3ターン目に攻撃して、戦闘終了時の腐乱が誘発したタイミングで《ティシャーナの潮縛り》で打ち消すと、なんと5/5バニラとして定着します。
3ターン目に5点ダメージを与え、5/5と3/2が盤面に残っている状況はなかなかに強力です。それをメインに狙うデッキは構成が難しそうですが、《不浄な別室/祭儀室》とのデーモンシナジーをメインに考えつつ、奇襲的に《ティシャーナの潮縛り》をプレイするのであれば十分に採用圏内でしょう。
また、墓地にいる状態で使用できる「相続」によって、腐乱カウンターをX体のクリーチャーにばら撒くことができます。一度は殴られてしまうことを考えると、防御策としては使い勝手はよくありませんが、相手のクリーチャーをブロックに参加できなくさせるという面ではフィニッシュ手段になりえます。
パイオニアのラクドスデーモンでは2マナのデーモンとして《鬼の刃》が採用されていますが、お試し枠で《腐れ呪いのラクシャーサ》を採用するのも面白そうです。《血トークン》や《鏡割りの寓話》のルーティング能力で墓地に送ることも容易で、墓地からプレッシャーを与え続けることができます。
《コーリ鋼の短刀》使われる率 79.4%
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 4, 2025
『タルキール:龍嵐録』世論調査!
《コーリ鋼の短刀》はスタンダード・パイオニアで使われるカードだと思いますか?https://t.co/wDxzaLB2Rf#mtgjp #MTGTarkir
続いては装備品、《コーリ鋼の短刀》。スタンダード・パイオニアでの支持率は79.4%とかなり高い結果となりました。
各ターンで2つ目の呪文を唱えると、1/1のモンク・クリーチャー・トークンを生成して、《コーリ鋼の短刀》を自動装備可能です。速攻がつくので、すぐに攻撃に参加できるのが頼もしいですね。
軽い呪文をたくさん採用した果敢系のデッキと相性がよく、果敢+《コーリ鋼の短刀》を軸に攻め立てることができます。呪文が2枚あれば、とりあえずクリーチャーを確保できるのはかなり使い勝手が良さそうです。
パイオニアの奇襲隊レッドが息切れ防止として採用するのも悪くなさそうです。
「2つ目の呪文を唱える」という条件は「計画」と組み合わせれば容易に達成でき、ほぼ毎ターン誘発させることができそうです。
また、4マナあるときに《コーリ鋼の短刀》を唱えてから「怒涛」で《無謀な奇襲隊》を唱えると、1/1のモンクが生成されてから+1/+0の修正が入ります。奇襲隊レッドのベストムーブと比べれば良い動きとは言えませんが、いざとなればこの2枚だけでも5点ダメージが出せるというのは心強いものです。
《孔蹄のビヒモス》使われる率 64.9%
【アンケート】
— 晴れる屋メディア (@hareruya_Media) April 4, 2025
『タルキール:龍嵐録』世論調査!
《孔蹄のビヒモス》はスタンダード・パイオニアで使われるカードだと思いますか?https://t.co/LoDFJVWv4c#mtgjp #MTGTarkir
最強のビーストがスタンダードに帰ってきました!
スタンダードとパイオニアでの支持率は64.9%と、なかなか期待されているようです。
1/1が2体並んでいるだけでも、《孔蹄のビヒモス》が着地するだけでトランプルを持った4/4、4/4、8/8で攻撃することができ、すさまじい破壊力を誇ります。
さすがに8マナと重いですが、スタンダードのエルフ、パイオニアの緑単信心など、大量マナが用意できるデッキであれば十分に採用圏内です。
また、《密輸人の驚き》によって踏み倒して戦場に出すのも面白そうです。《早駆ける業火、カラミティ》と《孔蹄のビヒモス》のコンビならば、戦場になにもない状況からでも勝利するのは難しくないでしょう。
『タルキール:龍嵐録』の新カードに期待!
今回紹介したカード以外にも活躍が予想されるカードが多数あります。まだ強さに気がついていないカードも眠っているかも?
各フォーマットは新環境に突入しました。はたして、世論調査通りの結果となるでしょうか?『タルキール:龍嵐録』のカードが活躍するのに期待しましょう!
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