『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』を語ろう!
みなさま、こんにちは!晴れる屋メディアチームです。
先行販売が始まり、『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』が大いに盛り上がっています!
私たちは、いつも新セットが登場するたびに「推しカードを独断と偏見で選ぶ記事」を発表していますが、今回は超名作ゲームとのコラボということもあり、特別企画を用意しました!
題して、「FF好きの晴れる屋スタッフが選ぶ!『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』!
待ち望んでいたFFコラボですので、メディアチーム以外にもFFをたくさん語りたいスタッフがいます!ちなみに、今回の記事はゲームのネタバレ要素が多分に含まれるため、ご注意ください。それではいってみましょう!
トレードチーム・渕澤の推しカード

▲トレードチーム所属・淵澤拓人
トレードチームとは
商品を仕入れたり、商品の価格を決めたり、売買に関わるすべての業務に携わる部署。知識と経験が豊富なスタッフが多く在籍している。
マジック:ザ・ギャザリングのスペシャリストが集められた「晴れる屋の中枢」。
《SeeDの傭兵、スコール》
淵澤:シリーズのなかで一番好きな作品が『FFVIII』です。26年前、初代PlayStation専用ソフトとして登場したゲームですが、グラフィックがリアル路線でムービーがすごく綺麗なんですよね。主題歌となった『Eyes On Me』もヒットしました。
淵澤:好きなキャラクターはセルフィで、トラビア弁という関西弁のような喋り方とか、仕草なども可愛い女の子です。コミュニケーション能力が高く、どんなときも明るくて天真爛漫なムードメーカーであるところが魅力的なキャラクターなんですが、作中を通して、彼女がずっと信頼を寄せているキャラクターが主人公のスコールなんですね。
淵澤:作中、スコールと別行動するセルフィがガルバディア軍のミサイル基地に乗り込むシーンでは、脱出不可の危機的状況に追い込まれます。そんな状況でも明るくつとめ、「スコールたちなら、なんとかしてくれる」と健気に信じ続ける様子がすごく刺さりました。
淵澤:というわけで、『FFVIII』好きとしては《SeeDの傭兵、スコール》は外せません。
淵澤:単独で攻撃すれば二段攻撃を持った3/4となり、戦闘ダメージを与えるたびに墓地から3マナ以下のパーマネントを戦場に戻せるという、強力なリソース獲得能力を持ちます。地味に土地も戻せるんですよね。スタンダードで使うとしたら、オルゾフミッドレンジやオルゾフピクシーなどで活用したいですね。
商品管理チーム・引地の推しカード

▲商品管理チーム・引地直人(写真右)
商品管理チームとは
未整理状態のカードを管理する部署。サービスの「お持ち帰りボックス」や、お得な「詰め合わせ商品」を作ったりもしている。
膨大な数の在庫カードを管理するほか、晴れる屋スタッフが働きやすいように在庫棚の整備も行う、「晴れる屋の支援部隊(神)」。
《アブソリュートヴァーチュー》
引地:オンラインRPGである『FFXI』『FFXIV』の両方に登場する有名な敵キャラが《アブソリュートヴァーチュー》です。とくに『FFXI』においては実装当時は最強のエネミーで、そもそも出現させることすら大変であるため、自分は戦ったことすらありません。なので、マジックのカードという形でコレクションできるのは感慨深いですね!
引地:そんな《アブソリュートヴァーチュー》ですが、マジックのカードとしては「プロテクション(対戦相手)」が強力で、除去されない限りは負けません。(特殊勝利など例外を除く)
引地:この手のマナコストが重い呪文は打ち消しによるテンポロスが怖いですが、「この呪文は打ち消されない」というのが助かります。高いタフネスを持っているので火力で除去される心配はほとんどありませんが、それ以外の除去耐性がない点が少し気になりますね。除去の薄そうな相手を選んでサイドボードから投入したり、スタンダードなら《ハイフェイのトリックスター》と組み合わせて、インスタント・タイミングでプレイし、以降は打ち消しを構えて守るなど、工夫のしがいがあるカードだと思います。
引地:ちなみに、今回の推しカードを選ぶにあたっては、有名NPCの《過激な淑女、シャントット》と最後まで迷いました。
通販チーム・池上の推しカード

▲通販チーム・池上貴紀
通販チームとは
オンラインで受けた注文の商品をピックアップし、梱包し、発送する部署。国内だけでなく、海外への発送も行う。
入荷した商品などを在庫棚の適した場所に収納する「戻し」(ピックアップの逆)の業務もスピーディーにこなす、「晴れる屋最強の実行部隊」。
《クリスタルに導かれた者たち》
池上:ファミコン版『FFIII』をプレイしてきた者としては、このカードの話をしないわけにいきません。まだ未プレイの方はぜひ、どこのご家庭にもあるファミリーコンピュータでプレイしていただければと思います。
池上:この《クリスタルに導かれた者たち》というカードは、マジックのカードとしてめちゃくちゃ強力というわけではありませんが、『FFIII』の世界観を見事に再現した1枚だと思います。何者でもない4人が集まり、漠然と世界を救う戦いの旅に出る。ちなみに4人とも名前がなく、自分でつけることになるのですが、意外とFFシリーズの主人公としては珍しいパターンです。のちにニンテンドーDS版では設定としての名前が与えられました。
池上:生成される4体の英雄・クリーチャー・トークンにジョブがなにも与えられないというのも忠実に再現されています。ゲームでは自由にジョブを選んでプレイすることができ、全員を「くろまどうし」にしたり、いろんなパーティーが試せます。そのため、人によって苦戦するポイントが違ったり、思い出に残る場面がバラバラなのが面白いですよね。ここが大変だったとか、ここが好きとか、プレイした人によって変わります。
池上:余談ですが、継承史カードの《クリスタルタワーを目指して》では、ラストダンジョンであるクリスタルタワーに向かう直前の光の戦士たちがイラストで描かれています。クリスタルタワーは踏み入れたが最後、《暗闇の雲》を倒すまでセーブできず、難易度が鬼のように高いことでも有名です。
池上:当時は「ゲームは1日1時間」と決められていた家庭も多く、クリアできない人もいたんじゃないでしょうか。
総務チーム・森の推しカード

▲総務チーム・森大将。元DCGプロ。
総務チームとは
晴れる屋の組織全体に関わる業務全般を請け負う部署。新規出店や特殊イベントなどで必要な備品調達も担う。
北にオープンを控えた新店舗があれば駆けつけ、南に大型イベントの設営があれば飛んでいく。通称、「晴れる屋のハヤブサ」。
《スピラの希望、ユウナ》
森:少なくとも3周以上プレイしているくらい『FFX』が好きなので、《スピラの希望、ユウナ》は激推しカードです。能力も強力で、プレイアブルである点が競技プレイヤーとしては嬉しいですね!
森:墓地に落とした召喚獣を《スピラの希望、ユウナ》でリアニメイトして踏み倒すのが強そうですが、なかでも《召喚:バハムート》は一番戦場に出したい召喚獣ですね。それと、ユウナがバハムートを召喚するのは原作再現コンボでもあるので!
森:ちなみに、『FFX』はイベントなどの戦闘前に長めのムービーが流れることがあるんですが、スキップできないんですよね。とくに「ユウナレスカ」という強敵に何度も負けてやり直した際には、約15分の同じムービーを繰り返し見続けたことにより、すべてのシーンとセリフを暗記しました。いい思い出です。
デザインチーム・山口の推しカード

▲デザインチームの制作物
デザインチームとは
Webページやバナーなどのデジタル制作物や、店舗にて掲示するPOP(売り場におく広告や展示を目的としたもの)などを作る部署。
マスコットキャラクターとしておなじみの「ハレルヤくん」や、各種オリジナルサプライ品のデザインなども担当している。
バナーやPOPなどの広告物は、いわば「お客様と晴れる屋を一番最初に繋げるもの」であり、それを作っているデザインチームはすごく偉い。
山口:こんにちは。デザインチームの山口です。『FINALFANTASY』シリーズは未プレイなのですが、クラウドやセフィロスといったキャラクターの名前は何度も耳にしたことがありますし、「セ↓フィ↑ロス!」と高らかに叫ぶ歌があることも知っています。
山口:FF好きのスタッフが選ぶ、という今回の企画の趣旨からは外れますが、マジック史上最大とも思える今回のコラボセットの盛り上がりを機にFFのキャラクターに興味を持ちましたので、推しカードを挙げさせていただきます。
《グルメなク族、クイナ》
山口:自分の推しカードは《グルメなク族、クイナ》です。このカードは自分が統率者戦で愛用している《リスの将軍、サワギバ》と相性がよく、サワギバと似た条件の能力を持っているため、実質的に「サワギバを統率者に指定しながら、デッキにサワギバを入れる」ようなものです。1枚制限(ハイランダー)において、統率者とほぼ同様のコンボパーツになりうるカードは非常に強力といえます。
山口:愛用のデッキに採用する以上は、この《グルメなク族、クイナ》のことも好きになりたいのですが、カードの能力とイラストを見るかぎり「カエルが大好物」ということなんですよね。よりによって私はカエルが大の苦手なのですが、わかりあえるのかな……
関東第一エリア エリアマネージャー・安川の推しカード

▲関東第一エリア エリアマネージャー・安川佑司
エリアマネージャーとは
担当する店舗の業務改善、データの管理、人材育成、晴れる屋本部との連携など幅広い業務をこなす役職。
なかでも関東第一エリアには旗艦店の「晴れる屋TC東京」が含まれるため、このエリアを担当するには飛びぬけた才能が必要であり、体力・知識・人望・プライド・コミュニケーション能力・リーダーシップ・協調性・ユーモア・理解力・意志決定力・問題解決能力・言語化能力・包容力・品位が高いレベルで求められる。
《バッツとボコ》
安川:人生で初めてプレイしたのがスーパーファミコンの『FFV』で、親にクリスマスプレゼントとしてお願いした思い出深いタイトルです。主人公のバッツがとにかく自由で、設定では「人とあまり関わらない」「ぶっきらぼう」な性格だったようですが、実際は底なしの陽キャなんですよね。わりと硬派な主人公が多いシリーズのなかで『FFIX』のジタン、『FFX』のティーダと並ぶ明るい性格のキャラだと思います。
安川:マジックでは相棒であるチョコボの「ボコ」とセットでカード化され、鳥のシナジーを2つも持っています。これは鳥デッキを組みたくなりますね!《バッツとボコ》のデッキを組むため、プレイアブルな鳥を買い集めています。
安川:余談ですが、バッツはいわゆるハーレム状態のパーティーで旅をします。しかも女性陣は全員、超絶美人の「王族の姫」。そんな状況で世界を救うための戦いに勝利するのに、誰ともいい感じになることなく、さっさと次なる旅に出発するという謎のストイックさを見せたのは驚きました。さすがに自由過ぎるだろう、と。天真爛漫にも限度があるだろう、と。……そんなバッツだから、みんな憧れるんでしょうね。
安川:ところで、天野喜孝先生が描きおろした《魔導戦士、ティナ》は凄すぎましたね。見たときに「ふつくしい……」と声を出してしまいました。ケフカとかも素晴らしいんですけど、自分にとって天野喜孝先生はやっぱり女の子のイラストが刺さります。もっともっと話題になっていいカードですし、ファンはもっともっと感謝したほうがいいです。ありがとう、天野喜孝先生。
店舗統括チーム・小櫃の推しカード

▲店舗統括チーム・小櫃王彦。
店舗統括チームとは
販売戦略の立案、売上増加のための施策の実施などを行う、文字通り「店舗運営を統括する」部署。
晴れる屋各店舗の店長やエリアマネージャーとの連携はもちろん、晴れる屋以外の企業とも良好な関係を築き上げ、業界の発展のために尽力する「晴れる屋のノブレス・オブリージュ」。
《闇の戦士、アルバート》
小櫃:子供の頃、いとこのお兄さんがスーパーファミコンで『FFIV』をプレイしているの見たのが、FFとの最初の出逢いです。少し暗くて、硬派なキャラクターデザインや世界観に惹きこまれ、大人っぽさ、かっこよさを感じました。
小櫃:そんな僕が激推しするのは、オンラインRPGの『FFXIV』。オンラインゲームをプレイする上で、ストーリーを重視する人はそんなに多くはないという印象があるのですが、『FFXIV』はストーリーもめっちゃくちゃ良いんですよ!
小櫃:なかでも《闇の戦士、アルバート》がピックアップされる拡張アップデートの「漆黒のヴィランズ」のストーリーには感銘を受けました。アルバートはNPC(プレイヤーが操作できないキャラ)なんですが、文字通り「闇の戦士」で、プレイヤーが操作する「光の戦士」とは相対する存在なのですが、実はとんでもない秘密が隠されていて。カードを見ていただければわかる通り、オルゾフカラー(光と闇)がピッタリなキャラクターなんですよね。ストーリーが進むにつれて利己的だったアルバートが利他的に変わっていき、最後は……
小櫃:『FFXIV』、とにかくオススメなので、ぜひプレイして欲しいですね。
小櫃:というわけで、《闇の戦士、アルバート》の統率者デッキを作ってみたいです。《御身の刃》とか装備させてみたいですね!白であり黒である、キャラクターのイメージ的にピッタリなカードです。伝説のクリーチャーを横並べすれば、《闇の戦士、アルバート》の能力で全体強化し、アルバートともども強力な一撃を叩き込むことができますよ!
代表取締役社長・岩田の推しカード

▲代表取締役社長・岩田太。
代表取締役社長とは
晴れる屋の社長。晴れる屋の使命として「日本全国どこでもカードゲームができるように、カードゲームのインフラを整える」という目標を掲げ、業界の発展・貢献のために尽力している。
《秘密のランデブー》
岩田:シリーズで一番やり込んだのは『FFVII』です。大好きな作品で、よく話題に上がる「好きなヒロイン派閥」についてはティファ派を公言しております。
わたくしは晴れる屋の社長として公平を重んじ何かに傾倒する発言をしないようにしており
— 株式会社晴れる屋 代表取締役社長 岩田太 (@hareruyaiwata) May 11, 2025
この度の事に関しましても静観をして主観の発言をしないようにしてますが
部下よりここは自分の主張をしっかりと発言すべきではと言われ
異論反論がある事を踏まえて発言しようと思います
ティファ派です https://t.co/jEehq7yAWs pic.twitter.com/Tu0KzfzdxX
岩田:そんな私の推しカードは《秘密のランデブー》です。作中の名シーンであるゴールドソーサーのデートイベントが、イラスト違いで4人分カード化されています。イラストを見ると、各キャラクターの服装が『FINAL FANTASY VII REBIRTH』のものになっていたり、ファンにとって嬉しいサプライズ的な面もありますね。
岩田:注目したいのが、イラストに描かれたキャラクターの表情や視線に機微が感じられるところです。ティファはまっすぐクラウドを見つめているのに対し、エアリスは少しだけ視線が花火の方に向けられています。「クラウドを通して見えるザックスの面影に、想いを馳せているのかな?」と、ファンとしては想像を掻き立てられますよね。
岩田:今回のコラボセットは、そういった細かなところまでしっかり作り込まれていて、ファンの満足度が非常に高い製品に仕上がっていると思います。ぜひ、たくさんの方に遊んでいただきたいですね。
楽しもう!『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』
いかがでしたか。まだまだ晴れる屋にはFF好きのスタッフがたくさんいますが、いずれもみな、想い入れの深い作品、好きなキャラクター、印象に残るシーンなどがあります。
今回のコラボセットは、フレイバーテキストひとつをとっても、細部までこだわり抜いた傑作です。既存のFFファンはもちろん、これからFFをプレイするという方でも楽しめるセットとなっておりますので、ぜひ、実物のカードを手に取って、奥深いマジックとFFの融合した世界を堪能してください。
『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』、いよいよ発売です!それでは、また!