メタゲームブレイクダウン
前回の『第17期パイオニア神挑戦者決定戦』ではラクドスミッドレンジがトップメタとなり、そのままラクドスミッドレンジが優勝という順当な結果となった。
しかし、あれから5か月。『タルキール:龍嵐録』『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』の登場によってパイオニア環境も激変しているはずだ。
今、パイオニアで有力とされているデッキはなんだろうか?
163名のプレイヤーによって争われる『第18期パイオニア神挑戦者決定戦』のメタゲームブレイクダウンをお届けしよう。
デッキ | 使用者数 | 使用率 |
---|---|---|
赤単 | 23 | 14.11% |
イゼットフェニックス | 22 | 13.50% |
ラクドスミッドレンジ | 15 | 9.20% |
ゴルガリフード | 7 | 4.29% |
ロータスコンボ | 7 | 4.29% |
イゼット果敢 | 5 | 3.07% |
ハンマータイム | 5 | 3.07% |
スケープシフト | 5 | 3.07% |
マルドゥパルヘリオン | 5 | 3.07% |
アゾリウスコントロール | 5 | 3.07% |
呪禁オーラ | 4 | 2.45% |
ローナコンボ | 4 | 2.45% |
奇襲隊レッド | 4 | 2.45% |
黒単 | 3 | 1.84% |
ゴブリン | 2 | 1.23% |
オルゾフ人間 | 2 | 1.23% |
グルール果敢 | 2 | 1.23% |
セレズニアカンパニー | 2 | 1.23% |
ディミーアエンチャント | 2 | 1.23% |
緑単信心 | 1 | 0.61% |
ドレッジ | 1 | 0.61% |
ナヤユウナ | 1 | 0.61% |
発見コンボ | 1 | 0.61% |
奇怪な具現 | 1 | 0.61% |
ボロス召集 | 1 | 0.61% |
ボロスアグロ | 1 | 0.61% |
不屈の独創力 | 1 | 0.61% |
マーフォーク | 1 | 0.61% |
白単トークン | 1 | 0.61% |
ラクドス異形化 | 1 | 0.61% |
4色レジェンズ | 1 | 0.61% |
オルゾフピクシー | 1 | 0.61% |
ジャンドフード | 1 | 0.61% |
ゴルガリルーツ | 1 | 0.61% |
白単コントロール | 1 | 0.61% |
バードレジェンズ | 1 | 0.61% |
マルドゥトークン | 1 | 0.61% |
ディミーアアグロ | 1 | 0.61% |
アゾリウスアグロ | 1 | 0.61% |
エニグマジュエル | 1 | 0.61% |
アブザンピクシー | 1 | 0.61% |
イゼットアグロ | 1 | 0.61% |
ティボルトの計略 | 1 | 0.61% |
マルドゥレジェンズ | 1 | 0.61% |
5色二ヴ=ミゼット | 1 | 0.61% |
アサーラックコンボ | 1 | 0.61% |
ジェスカイルーツリ― | 1 | 0.61% |
オルゾフパルヘリオン | 1 | 0.61% |
ゴルガリミッドレンジ | 1 | 0.61% |
エンジェルカンパニー | 1 | 0.61% |
アブザンパルヘリオン | 1 | 0.61% |
オルゾフミッドレンジ | 1 | 0.61% |
オルゾフコントロール | 1 | 0.61% |
アゾリウススピリット | 1 | 0.61% |
ジェスカイコントロール | 1 | 0.61% |
ディミーアミッドレンジ | 1 | 0.61% |
イゼットアーティファクト | 1 | 0.61% |
ティムールアドベンチャー | 1 | 0.61% |
合計 | 163 | 100.00% |
赤単がトップメタ、次点にイゼットフェニックス
注目デッキ①:赤単
スタンダードで《心火の英雄》と《巨怪の怒り》が禁止された影響があるのだろうか?ここにきて赤単がトップメタとなった。
今、この2枚のカードを一番強く使えるフォーマットといえば、間違いなくパイオニアだろう。熱心な赤単ファンたちがこぞって集結した可能性は捨てきれない。
《叫ぶ宿敵》と《無謀な怒り》のコンボはスタンダードにはなかったパイオニアならでは必殺技だ。
ブロッカーに4点ダメージ、対戦相手にも2点ダメージを与え、さらには残りのゲームの間、ライフ回復をできなくする。決まれば赤単のワンサイドゲームになってもおかしくない、強力な動きである。
注目デッキ②:イゼットフェニックス
《コーリ鋼の短刀》という墓地を経由しない勝ち手段が加わったイゼットフェニックスも有力で、今大会2番人気となった。
軽量ドロースペル連打からの動きがさらに強化され、対戦相手は墓地対策に加えてアーティファクト対策まで用意せねば耐え切れず、押しつけの強いデッキだ。
ただし、イゼットフェニックスには《真昼の決闘》という天敵がいる。これを出されたらひとたまりもなく、隙を見てバウンスすることで勝機を見出すしかない。
《真昼の決闘》を採用するデッキといえば《奇怪な具現》、アゾリウスコントロール、白単コントロール(白単トークン)あたりだろうか。イゼットフェニックスがメタゲーム上位にいる大会では、これらのデッキの動向に注目したい。
注目デッキ③:ハンマータイム
便利な装備品サーチカード、《ミッドガルの傭兵、クラウド》を手に入れたことで、パイオニアでも気軽に「ハンマータイム」をプレイできるようになった。
《シガルダの助け》があれば、インスタントタイミングでプレイした装備品を攻撃中のクリーチャーに装備することも可能だ。
《クラウド》は《影槍》をサーチすることもできる。《叫ぶ宿敵》に動かれる前ならば、赤系のアグロデッキはおおよそ《影槍》の前に沈むことになるはずだ。
トップメタが赤単となった今大会において、5名が持ち込んだハンマータイムの活躍には注目したい。
以上、『第18期パイオニア神決定戦』のメタゲームブレイクダウンをお届けした。イゼットフェニックスのような古参デッキが勝つのか、それとも新興勢力が新たな時代をつくるのか。大会の行方を見守りたい。