世論調査『久遠の終端』!みんなが本当に強いと思っているカードが判明!

晴れる屋メディアチーム

『久遠の終端』世論調査!!みんなはこのカード、どう思ってる?

冷酷な船長、テゼレット量子の謎かけ屋ピナクルの特使

先週の7月25日(金)に『久遠の終端』が登場し、新環境が始まりました!

注目のカードたちは各フォーマットのトーナメントシーンで頻繁に見かけることになるのか、それとも……!?

現時点でのプレイヤーたちの評価はどうなのでしょうか?先日、晴れる屋メディアのXアカウントにて、世論調査アンケートを行いましたので、気になる結果をまとめました!

それでは世論調査『久遠の終端』編、スタートです!

(※カードの価格はいずれも執筆時点のものです。また、価格はカードの強さだけでなく、供給量やコレクション性、使用されるフォーマットの種類など複合的な要素によって変動します)

《冷酷な船長、テゼレット》 使われる率 64.8%

冷酷な船長、テゼレット

初動価格:6,000円(通常版)

今セットで一番の大当たりカードとなるのが《冷酷な船長、テゼレット》。初動価格6,000円、支持率64.8%と大きな期待が寄せられています。

厳かなモノリス一つの指輪金属モックス

《厳かなモノリス》のマナから《冷酷な船長、テゼレット》をプレイし、[0]能力ですぐさま《厳かなモノリス》をアンタップできるのは良いですね。

《一つの指輪》をアンタップすればドローをどんどん進めることができますし、0マナアーティファクトを連打しながら忠誠度を高め、即座に奥義発動というのも面白そうです。

おもに、強力なアーティファクトが使えるレガシーやヴィンテージで活躍が期待できそうですね!茶単界のニューヒーローとなるでしょうか。

《喜びあふれる太陽生まれ》 使われる率 40.8%

喜びあふれる太陽生まれ

初動価格:2,200円(通常版)

生成されるトークンの数を2倍にするという豪快な能力を持った《喜びあふれる太陽生まれ》。統率者戦用のカードだと思われているのか、支持率は40.8%と控えめです。

早駆ける業火、カラミティ密輸人の驚き溶鉄の複製

「トークンを2倍にする」という能力を活かし、《喜びあふれる太陽生まれ》自身のコピートークンを量産するという戦略は面白そうです。

なかでも、《早駆ける業火、カラミティ》とのシナジーは強力で、《喜びあふれる太陽生まれ》が騎乗した《早駆ける業火、カラミティ》が攻撃すると、攻撃している状態の《喜びあふれる太陽生まれ》のコピートークンが10体生成されます

飛行・絆魂4/5が10体殴れば、ほとんどゲームには勝ってそうですね!スタンダードでも可能なコンボなので、《密輸人の驚き》から2体同時に出すなど、狙ってみたいところです。

また、「ワープ」により2マナという軽いコストでプレイできる点も魅力です。《溶鉄の複製》を使えば、合計4マナで速攻を持った飛行・絆魂4/5のトークンが2体で奇襲攻撃を仕掛けることもできます。

《星間航路の助言》 使われる率 91%

星間航路の助言

初動価格:2,000円(通常版)

なんと、驚異の支持率91%!ほとんどの人がこのカードは使われると判断しているようです。

勝利の楽士

過去には《勝利の楽士》が支持率90.3%という数字を残していますが、今回はそれを超えて最高新記録となりました。

推理熟慮食糧補充

2マナで唱えた場合は実質1ドロー、キッカー込み4マナで唱えた場合は実質2ドローと、カードを手に入れる枚数に関しては既存のカードとの性能差はありません。

しかし、土地が伸びれば伸びるほど、カードを見る枚数が増えることで、ドローの質をどんどん高めることができるのが《星間航路の助言》の強さです。

コントロールデッキでは序盤は土地を探すために使え、終盤はフィニッシャーを探すカードとしても優秀で、総じて使いやすい新ドローソースという評価ができそうです。

《食糧補充》と一緒に使われるのか、それとも《食糧補充》にとってかわって使われるのか、どうなるでしょうか。

《スーパーヴォイド、ソセラ》 使われる率 32.1%

スーパーヴォイド、ソセラ

初動価格:1,200円(通常版)

つづいては『久遠の終端』のヘッドライナーカード、《スーパーヴォイド、ソセラ》。今セットの目玉カードですが、支持率32.1%と伸び悩みました

こちらのクリーチャーが死亡するたび、各対戦相手はクリーチャーを1体選んで追放する」という強力な巻き添え能力を持っています。

ですが、クリーチャーをコントロールしていないプレイヤーが1人でもいたら、終了ステップの開始時に《スーパーヴォイド、ソセラ》を生け贄に捧げなければなりません。ちょっと使いづらそうですが、この方法で《スーパーヴォイド、ソセラ》を生け贄に捧げた場合、追放したクリーチャーを1体、あなたのコントロール下で戦場に出すというボーナスがあります。

影の帯の盲信者

そもそも対戦相手がクリーチャーを主軸にしたデッキでなければ本領を発揮できず、また、クリーチャー・トークンを横並べしてくるような相手とも相性はよくありません。

新登場の《影の帯の盲信者》のような、能動的にクリーチャーを生け贄に捧げられる手段があれば輝きそうです。サクリファイスデッキのサイドボードに少し採用されるのかな、という印象です。

デッキリストページ

《不動の副司令官、タヌーク》 使われる率 41.3%

不動の副司令官、タヌーク

初動価格:1,800円(通常版)

今回、晴れる屋メディアでいただいたプレビューカード、《不動の副司令官、タヌーク》。支持率は41.3%と、高くはありませんでした。

騙し討ち荒廃鋼の巨像大祖始

2Rを払えば、とりあえず速攻つきでアーティファクトか赤のクリーチャーを戦場に出すことができます。しかも、ただ出すのではなく「唱えている」のでなにか面白いことができそうです。

使用感としては《騙し討ち》などに近いのかもしれませんが、《不動の副司令官、タヌーク》はアーティファクトか赤のクリーチャーにしか能力を反映できないという点はブレーキになっていそうです。

とはいえ、モダン以下なら《荒廃鋼の巨像》で一撃必殺が狙えますし、スタンダードでも《大祖始》を3マナで叩きつければ「ぼくがかんがえたさいきょうの《ボール・ライトニング》」で攻撃することができます。ロマンは大事。

マリーナ・ヴェンドレルの呪文書殲滅戦艦

また、クリーチャーでなくても、アーティファクトを踏み倒して戦場に出せるのは面白そうですね!ちゃんと「唱えている」ので、《マリーナ・ヴェンドレルの呪文書》は3マナ5ドローになります。

《殲滅戦艦》も強力で、《不動の副司令官、タヌーク》のタフネスが5なのは、《殲滅戦艦》をワープさせるためではないでしょうか。レッツ、ワープ!

《氷耕しの探検家》 使われる率 70.9%

氷耕しの探検家

初動価格:2,200円(通常版)

支持率70.9%と、かなりの高評価なのが《氷耕しの探検家》

踏査世界のるつぼ

追加の土地セットに加え、墓地から土地をプレイできるという、盆(《踏査》)と正月(《世界のるつぼ》)が一緒にきたようなハッピーセット・クリーチャーです。

さらには「上陸」で切削までできるため、墓地に土地をガンガン落とせば、リソース獲得手段にもなるという優等生。統率者戦でも人気が出そうですね。

棘を播く者、逆棘のビルティファ・ロックハート苔生まれのハイドラ

スタンダードで大人気の上陸デッキとも相性は抜群。《寓話の小道》をセット→フェッチ起動→墓地から再度《寓話の小道》をセット→フェッチ起動の流れは一度、やってみたいですね!

《ピナクルの特使》 使われる率 84.4%

ピナクルの特使

初動価格:2,000円(通常版)

話題のロボット、《ピナクルの特使》は前評判通り、支持率84.4%と圧倒的な人気を獲得しています。

モックス・アンバーオパールのモックスミシュラのガラクタ

モダンやレガシーではすごい動きが狙えそうですね。1ターン目からワープで唱え、0マナアーティファクトを連打すれば、あっという間に1/1のドローンが大量発生します。

物読み思考の監視者河童の砲手

親和系のデッキであれば、すぐさまドローに繋げたり、「即席」で《河童の砲手》をプレイするのも強力です。1ターン目から《河童の砲手》をプレイできるとは、恐ろしいですね。

デッキリストページ

こういった攻撃的な親和デッキでも《ピナクルの特使》の活躍が見込めそうです。

《バネ葉の太鼓》とドローン・トークンの相性が良さそうですね。

《反因果の残留》 使われる率 59.6%

反因果の残留

初動価格:1,200円(通常版)

新型のエルドラージ、《反因果の残留》は支持率59.6%とまずまずの評価でした。

戦場を離れたときにカードを引き、さらに手札からマナ総量がコントロールしている土地の数以下であるパーマネントを戦場に出すことができます。通常キャストするより、ワープで唱えた方がむしろ強いのではないでしょうか。

嵐の目、ウギンヤ・シュトラ・ルルマラング川の執政

ランプデッキでは、土地を伸ばしまくってからワープで唱え、強力なカードを叩きつけるような動きが狙えます。《嵐の目、ウギン》を出せば、次のターンに《反因果の残留》を通常コストで唱えて能力を誘発させることも可能ですね。

ややオーバーキルではありますが、《ヤ・シュトラ・ルル》がいる状態でワープで唱えた《反因果の残留》をダブルブリンクするのは楽しすぎますね。1回目のブリンクでは《反因果の残留》を追放して手札から《マラング川の執政》を出し、2回目はその《マラング川の執政》をブリンクすることも可能です。

《反因果の残留》が戦場を離れたときにドローがついているのが本当に偉いですね。

《コスモグランドの頂点》 使われる率 64.2%

コスモグランドの頂点

初動価格:1,400円(通常版)

支持率64.2%と、なかなかの評価を受けているのは《コスモグランドの頂点》

コーリ鋼の短刀

速攻も果敢もありませんが、2つ目の呪文を唱えるたびに1/1クリーチャー・トークンが並ぶのは《コーリ鋼の短刀》を彷彿とさせます。

ある程度のクリーチャーが横並びしたら、今度は全体に+1/+1カウンターを置くことができ、フィニッシュ性能もそれなりに高そうです。

嵐の討伐者、エルズペス喜びあふれる太陽生まれ

色も合っているので、《嵐の討伐者、エルズペス》《喜びあふれる太陽生まれ》と一緒に使い、生成されるトークンの数を増やしにいくのも面白そうです。

手練選択止まぬ囁き

また、能力を安定して誘発させるために、手を組むとしたら軽いドローソースを擁する青が第一候補となるでしょう。

《量子の謎かけ屋》 使われる率 60.9%

量子の謎かけ屋

初動価格:2,000円(通常版)

ワープを持った宇宙スフィンクス、《量子の謎かけ屋》の支持率は60.9%とまずまずでした。

強迫保安官を撃て塔の点火

自分の手札が1枚以下のときにもっとも実力を発揮するクリーチャーのため、打ち消しなどを構えるデッキよりも、手札をガンガン消費しながら攻めていくデッキの方が合っているような気がします。

ハンデスや除去で1対1交換を繰り返しながら、自分だけはドローで手札を補充するような展開になると理想ですね。

《影の帯の盲信者》 使われる率 84.4%

影の帯の盲信者

初動価格:600円(通常版)

今回、アンコモンでもっとも大きな注目を集めているカード《影の帯の盲信者》の支持率は脅威の84.4%となりました。

タップもマナも必要とせず、ただクリーチャーやアーティファクトを淡々と生け贄にできるサクリ台はさすがに強いの一言に尽きます。

威名のソルジャー、セフィロス復讐に燃えた血術師サンスターの模範、ヴォンダム卿

《威名のソルジャー、セフィロス》や新カードの《サンスターの模範、ヴォンダム卿》など、サクリファイスデッキに必要なパーツは揃ってます。

しいていうなら、無限にサクれるクリーチャー、無限に墓地から戻ってくるクリーチャーがいればいいのですが……

時系列の選別者九生の使い魔

このあたりのカードに期待したいですね!

《武器製造》 使われる率 65.2%

武器製造

初動価格:1,000円(通常版)

『久遠の終端』から新しく加わった要素、「弾薬」を生成するカードとして注目を集める《武器製造》。65.2%となかなかの支持率を集めました。

弾薬+ロボットトークン軍団の成形機械影の帯の盲信者

タフネス2以下のクリーチャーの人権がなくなるのでは?」などと言われているようですが、はたしてどうなるでしょうか。

弾薬は自らを生け贄に捧げる能力を持たないため、別途、弾薬を戦場から離れさせるためのギミックが必要になります。デッキビルダーの腕の見せどころとなりそうですね。

養育するピクシー再利用隔室

さらに、安定して弾薬を補充するためにはトークンではないアーティファクトを戦場に出し続けることが求められます。

《養育するピクシー》などで手札に戻して出し直したり、《再利用隔室》で新たなアーティファクトをサーチするなど、いろんなアプローチが考えられますね!

《ウロボロイド》 使われる率 32.5%

ウロボロイド

初動価格:1,500円(通常版)

イラストで見る限り、かなり巨大なワームであることが伺える《ウロボロイド》支持率は32.5%と、あまり使われないと考えている方が多そうです。

忠義の徳目逸失への恐怖

しかし、このワームの能力はかなり強烈です。《忠義の徳目》のように自軍全体に+1/+1カウンターを乗せる能力を持っていますが、タイミングが戦闘フェイズの開始時というのが絶妙ですね。

これから攻撃に向かうクリーチャーをすぐに強化することができますし、《逸失への恐怖》のような追加戦闘フェイズを得られるカードとも相性が抜群。さらに、《ウロボロイド》の能力は自身にも+1/+1カウンターを置くため、加速度的に全体が強化されていきます。

クリーチャーなので除去されやすいという弱点はありますが、生き残ったときのパワーはなかなかです。

《コスモゴイフ》 使われる率 58.8%

コスモゴイフ

初動価格:1,400円(通常版)

追放領域にあるカードの枚数を参照する新型ルアゴイフ、《コスモゴイフ》。支持率は58.8%と想像よりも高い数字が出ました。

血清の粉末人道に対する膿外科的摘出

「マリガンパウダー」こと《血清の粉末》とのシナジーはユニークで、ゲーム開始の時点で追放領域に大量のカードを送り込むことが可能です。《コスモゴイフ》を探すのにも役立ちますね。

ほかにも《人道に対する膿》のようなデッキに何枚でも入れられるカードを30枚ほど仕込んでおいて、《外科的摘出》でまとめて追放することでも《コスモゴイフ》を宇宙的なサイズに成長させることが可能です。

除去耐性もなく、トランプルを持っていないのは残念ですが、その代わりに2マナという軽さが魅力です。序盤から殴りかかることができ、もしもブロッカーが出てこなければ、一撃で相手を倒しきることができる性能です。

花粉の分析グルマグのアンコウ

もちろん、コンボに寄せる必要もなく、ミッドレンジデッキでの運用も十分に考えられます。「証拠収集」や「探査」のあとに登場すればフィニッシャー級となるでしょう。

デッキビルダーの腕が試されますね!

《時空不調和》 使われる率 34.1%

時空不調和

やまお激推しカード《時空不調和》は、支持率34.1%という結果に終わりました。

完成化した精神、ジェイス

たしかに、《時空不調和》をメインに組むデッキはなかなか活躍が難しいとは思いますが、「トーナメントシーンで使われるかどうか」ということであれば、スタンダードでは使われる可能性は高いのではないでしょうか。

赤単のようなアグロデッキが数を減らし、コントロールやランプといったデッキが増えつつあるなか、《時空不調和》《完成化した精神、ジェイス》のようなフィニッシュ性能があると思われます。

メイン採用はともかく、長期戦用の必殺技としてコントロールデッキのサイドボードに1-2枚採用される可能性は大いにありそうです。

『久遠の終端』の活躍に期待!

月明かりの瞑想大反目者の魔除け巨大な神核、ウスロス

いかがでしたか。今回紹介したカード以外にも、活躍が予想されるカードがたくさんあります

まだ誰も強さに気がついていないカードや思わぬコンボが隠されているかも?

各フォーマットは新環境に突入しましたが、実際にどんなカードが使われるのでしょうか。『久遠の終端』の活躍に期待しましょう!それでは、また。

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