小宇宙を燃やせ!!《コスモゴイフ》
《コスモゴイフ》、それは『久遠の終端』に収録される新たなるクリーチャータイプ「ルアゴイフ」のカードである。
様々な条件を参照にし、サイズアップをするのがゴイフたちの特徴だが、今回のコスモゴイフは追放領域を参照するサイズアップ能力を持つ。 追放領域は墓地対策や追加コストなどで増えることはあるが、前向きな理由で増やすのが難しく、一気に打点を上げるのは一苦労する。
だけど、もしも……早いターンで、
コスモゴイフを……
安定してパワーMAXにできたら……。
それはとっても素敵なことだと思いませんか?

スギちゃん:俺はギャラクシー☆スギ! というわけでできたデッキがコレってわけ。
モダンで2ターン目に20/20で殴ろう
「どうみても緑系エルドラージのパクり変型だ」と思うかもしれない。しかし、 《コスモゴイフ》を活躍させるために必要な条件をすべてクリアしているのだ。
何故ならエルドラージ達は追放領域を参照にアクションを起こす事に特化しているから!!あと『久遠の終端』に1枚だけエルドラージが入ってるのも、運命を感じるよね。
しかし、聡明なプレイヤーの皆さんはここで気付きます。「エルドラージが参照にする追放領域、だいたい相手のほう説」に。その通りなんだけど、ここでさらにシナジーが爆発するというわけです。
それが、「エルドラージと関わるカードだいたい追放する説」です。
編集注:なにいってんのかさっぱりだと思いますが、
もう少しだけギャラクシー☆スギの話を聞いてやってください(いってつ)
なにがそんなにシナジってるんだよ!?
キーとなるカードはこの《血清の粉末》と《運命を貪るもの》。 《血清の粉末》はゲームを始める準備の際に手札にあれば、その手札を追放して疑似的なマリガンを行うことができる。 つまり、ゲームの開始前にたった1枚のカードでパワーを7も上げられるカード!!
しかもこの行為は《血清の粉末》が手札にあればある分だけ行えるので、ゲーム開始前に最大4回手札を追放しながら入れ替えられる。するとどうなる?ゲームスタート時点で《コスモゴイフ》パワーを20以上まで上げられてしまう!!!
かぺ……かぺぺ……。
やばすぎる……。
《運命を貪るもの》は《血清の粉末》には劣るけれど、それでも3以上のサイズアップにトップ操作がついてくるのでデッキの安定性の向上に百役買っている。
これらのカードでコスモマリガン※を行い、《コスモゴイフ》を手札に手繰り寄せるのがメインのプランになる。( ※晴れる屋ではコスモゴイフを使用するのに有効なマリガンをコスモマリガンと呼称しております。)
編集注:スギちゃんだけです。(いってつ)
だけど、せっかく綺麗に揃ってる手札を入れ替えてゲームプランが消えてしまってはデッキとしての意味がない。《コスモゴイフ》には着地後に一気にパワーを上昇させる手段も求められる。
しかしこのデッキにはそれが……在る。
《真実を覆すもの》はライブラリーをすべて吹き飛ばし、《コスモゴイフ》で一撃必殺を狙えるカード!! そのターンで決着を付けなければ明日の命も危ういですが、適切なターンにプレイすればおおよそ30点以上はサイズアップを図れるまさに必殺の1枚。
《暗黒への突入》も同じくライフを払い、ヤケクソ気味にデッキを上から追放すれば、その姿はさながら現代に蘇った《憎悪》。
【ミ☆ゲームプラン】
コスモを燃やして《コスモゴイフ》をキャスト
勝ち☆彡
ライブラリー、ライフといったリソースという名の命を犠牲に放つ奥義といえば、山羊座のシュラに向かって放った「廬山亢龍覇」が皆さんの記憶には宿っているでしょう……。
メンバー紹介
そして脇を固めるサブプランもエルドラージならではの豊富さがある。
なんかエルドラージじゃない奴がいるが、コイツらは相性がいい頼れる仲間たち。コスモファミリー※!!!(※晴れる屋では《コスモゴイフ》と相性のいいクリーチャー達をコスモファミリーと呼称しております)
編集注:スギちゃんだけです。(いってつ)
《永遠の災い魔》は雑に追放領域を増やした後に、追加の戦力を場に増やせる。労力なしで実質的に使える手札が増えるようなものなので、《血清の粉末》でガンガン追放できればそれだけでリソースが激増え!!!5本で1本無料のレンタルビデオ屋さんみたいですね!!
編集注:昔はそういうお店がありました(いってつ)
《鞘破りの群れ》は追放領域のクリーチャーを参照にしてコストを軽減できるコスモファミリー。 上記で紹介したカード達で追放領域を増やせばすぐに最低コストでプレイできるはずなので、1マナ6/6(当社調べ)で《コスモゴイフ》を支えろ!!
後手のスピードを上げるためのカード。
説明をすればそれだけで終わってしまうカードだが、このデッキでは違う。 そう、《コスモゴイフ》のパワーを1上げることができる。
たったパワー1だがされどパワー1。《暗黒への突入》や《血清の粉末》を使用した際の微調整として、「いぶし銀(いぶシルバー)」な活躍をする。 ただの《宝石の洞窟》では終わらないカードなのだ。
エルドラージをデッキとして存在させるための核。 《コスモゴイフ》にはかすりもしないカードだが、エルドラージを大幅にサポートしてくれるため採用した。 かすりもしないどころか、色が出ないので1ミリも相性が良くないが、《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》と《成長の揺り篭、ヤヴィマヤ》入ってるしいけるっしょ!!
地味ながら《始まりの町》の存在はダブルシンボルが入った2色+無色を出すエルドラージには追加の《ラノワールの荒原》としてありがたい存在だね。
いつもの頼れる仲間たち。 《まき散らす菌糸生物》はマナベースを、《コジレックの命令》はあらゆる状況で支えてくれる。 このカード達のおかげで若干【アレ】なデッキを作っても許してもらえている可能性が高い。感謝しながらこすりましょう。
レガシーでも20/20で殴ろう
コスモマリガンに加えて、《パラダイム・シフト》と《Thought Lash》!青いカードが多めで《意志の力》を使える。《目くらまし》も使う。クロック(《コスモゴイフ》)を置いてウィルとデイズで守るだけ。これぞ宇宙デルバー。
《秘密を掘り下げる者》はしょせん3/2ですが、宇宙デルバー(《コスモゴイフ》のことだよ)は20/20をゆうに越えます。
かぺ……かぺぺ……。
やばすぎる……。
サイド後は除去が増えるだろうからタッサ(タッサではない)で勝ちます(てきとう)
パイオニアでも20/20で殴ろう
なんとHareruya Pros所属の平山 怜選手もコスモゴイフデッキを記事で紹介しています。
4枚のカードだけじゃ手札に来ないから、デッキとして成立するわけないだろ!! そういった方々の意見をはじめからWizards of the Coast は予想しています。なのでコスモサーチ※できるカードがあるのです。(※晴れる屋では《コスモゴイフ》をサーチする行動のことをコスモサーチと呼称しております)
編集注:スギちゃんだけです。(いってつ)
黒のサーチをするカードには何かしらの犠牲が付きまといますが、この《悪魔の取り引き》はデッキの上から13枚を追放!!まさかのサーチカードに13点パンプがついてきました。マナカーブ的には後手に回ってしまうサーチですが、先に《コスモゴイフ》を出せていれば次のターンに13点のサイズアップが確約されているようなものです。 ランダムにデッキが追放されてしまうデメリットも、
体内の小宇宙を燃やせば《コスモゴイフ》は追放されずにサーチできます。岩を割って修行しましょう。
このカードの組み合わせ自体は、『カルロフ邸殺人事件』が発売した時に話題になったコンボ。 デッキの中の《人道に対する膿》をありったけ追放して+1/+1カウンター山盛りポテトになったウーズトークンで相手を撃滅するぞ!!
ありったけ追放するというアクションが《コスモゴイフ》との相性がばっちり!デッキのスロットをたくさん使うので作るのが難しいけど、上手く構築ができれば《コスモゴイフ》→《失われた遺産》の美しいマナカーブでフルパワーコスモアタックができます。黒緑だからデッキの色も整ってる!!
Hareruya Pros所属の平山 怜選手が話題にしたデッキ。つまり最強。ここまで鼻で笑いながら記事を読んでいたみなさんも《コスモゴイフ》が欲しくなったのではないでしょうか。
ん……?
正直このデッキ自体はネタデッキの域を超えないとは思いますが、《コスモゴイフ》&《悪魔の取り引き》パッケージには可能性を感じています。
『新デッキ紹介!Hareruya Wayfinder『久遠の終端』編 』より、平山 怜 談
ネ タ デ ッ キ の 域 を 超 え な い と は 思 い ま す
かぺ……かぺぺ……。
飛び出していけ☆彡宇宙の彼方へ
これ以外にも統率者なら《Demonic Consultation》なんかも楽しく遊べるカードになっています。
追放領域を参照する行為はまだまだ開拓が進んでいない未開のフロンティア。ここで紹介したカード達以外にも、まだまだ最強コスモカードがMTGの世界でみんなに発見されるのを待っているはずです。
新たなサブタイプ「宇宙船」や、「ワープ」、「配備」などキーワード能力!! 『久遠の終端』は面白さのバラエティがぶっ飛びまくりなセット!!
発売が待ち遠しいですな。
えっ!!!
WPN店舗の晴れる屋や晴れる屋通販ではすでにパック販売もシングルカード販売もしてるって!!!
やばーい!晴れる屋にいっそげー☆彡
おしまい。
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