『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』プレビュー開始!



みなさま、こんにちは!晴れる屋メディアチームです。
先日、スタンダード最新セット『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』のデビューパネル(デビュー配信)が行われました!
▲『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』デビューパネル
世界的な大人気コンテンツである『スパイダーマン』とマジックの夢のコラボは、私たちにどんなアメイジングな体験を与えてくれるでしょうか。
それでは早速、デビューパネルで公開された新メカニズムやカードを見ていきましょう!
新メカニズム紹介
ウェブスリング



■ウェブスリング
ウェブスリング* (あなたがコントロールしていてタップ状態であるクリーチャー1体をオーナーの手札に戻すなら、この呪文を*で唱えてもよい。)
「ウェブスリング」は、タップ状態のクリーチャーを手札に戻すことで、呪文を代替コストで唱えるという能力です。
呪文をコスト*のウェブスリングで唱えることを選んだなら、「*に加えて、タップ状態のクリーチャーを1体、手札に戻す」ところまでが支払うコストとなります。タップ状態のクリーチャーを1体もコントロールしていない場合、ウェブスリングコストで唱えることはできません。
多くの場合、通常のコストを支払うよりもウェブスリングコストの方が支払うマナは少なくなるようにカードがデザインされています。
また、クリーチャーを手札に戻すことがメリットになるケースも数多くあります。クリーチャーが戦場に出たときに誘発する能力を再利用したり、《陰気な港魔道士》がいればクリーチャーを手札に戻すことでドローを誘発させることができます。
最近では「配備」するカードが多く登場したので、クリーチャーを安全にタップすることができ、ウェブスリングコストで呪文が唱えやすい環境と言えるでしょう。
ちなみに《アメイジング・スパイダーマン》は色を持つ伝説のクリーチャーにウェブスリングを与えるという、豪快でユニークな能力を持っています。
《絵描きの召使い》で色を与えることができれば、伝説のエルドラージですらもで唱えることができますね!《引き裂かれし永劫、エムラクール》を唱えれば追加ターンもGETできます!
……ところで、めぼしいクリーチャーがいない場合、タップ状態の《絵描きの召使い》をウェブスリングのコストに充てて《引き裂かれし永劫、エムラクール》を唱えることも可能なのでしょうか?おそらくは可能だと思いますが、詳しいルールについてはリリースノートの発表を待つことにしましょう。
大混乱



■大混乱
大混乱*(このターンにあなたがこのカードを捨てていたなら、墓地にあるこれを*で唱えてもよい。タイミングのルールは適用される。)
「大混乱」は、そのターンに手札から捨ててあり、墓地にあるカードを代替コストで唱えるという能力です。
手札から捨てたカードを唱えられるという点は「マッドネス」に近しい能力ですが、マッドネスは捨てたカードを一旦、追放領域に置き、追放領域から唱えるのに対し、大混乱は墓地から唱える、という違いがあります。
■マッドネス
あなたがこのカードを捨てるなら、これを追放領域に捨てる。そうしたとき、マッドネス・コストでこれを唱えるか、これをあなたの墓地に置く。
ちなみに、マッドネスの場合、唱えるかどうかはカードを捨てたタイミングで決めなければいけませんが、大混乱はあとから墓地にあるカードを大混乱コストで唱えることを選べます。かなり融通が利く能力です。
また、大混乱の性質上、「墓地からカードを唱える」ことや「墓地からカードが離れる」ことで誘発する能力とはシナジーがあります。
たとえば、《死者の秘密》があれば、大混乱で呪文を唱えるたびにカードを1枚引くことができますし、大混乱でクリーチャーを唱えた場合は《浚渫機の洞察》でライフゲインもできますね!
注目カード紹介
《エディ・ブロック》/《リーサル・プロテクター・ヴェノム》


デビューパネルで発表され、大きな話題となったのが《エディ・ブロック》。「英雄」(ヒーロー)であり、「悪人」(ヴィラン)でもあります。
人間の状態でも3マナ3/3、戦場に出たときに1マナ以下のクリーチャーをリアニメイト、と悪くない性能です。スタンダードでは《暗黒騎士、セシル》あたりをリアニメイトできたらかなり強力ですよね。
さらには
を払って《リーサル・プロテクター・ヴェノム》に変身すると、威迫・トランプル・速攻を持った5/5のクリーチャーとなります。
そして、攻撃するたびにクリーチャー1体を生け贄に捧げると、「X枚のカードを引き、手札からマナ総量がX以下のパーマネントを戦場に出す」という能力が誘発します。Xは生け贄に捧げたクリーチャーのマナ総量ということで、「マナ総量が多いが、実際には軽いコストでプレイできるカード」とは相性が良いですね。
幸いなことに、黒にはうってつけのクリーチャーがたくさんいます!

マナ総量が5以上のクリーチャーを生け贄にすると、色がぜんぜん合わない《恐ろしき癒し手、アンチヴェノム》を戦場に出すことができますよ。
英雄「ヴェノム」と悪人「ヴェノム」の夢の共闘も可能ですね!
《ノーマン・オズボーン》/《グリーンゴブリン》


スパイダーマンの敵キャラといえば、やはり《ノーマン・オズボーン》ですね!
2マナ1/1と貧弱なスタッツながら、「ブロックされない」能力と「戦闘ダメージを与えるたび、これは謀議する」能力を持ちます。墓地利用デッキでの使い勝手は悪くなさそうです。
そして、を支払うとマッドサイエンティストとしての力を発揮し、飛行・威迫3/3の《グリーンゴブリン》へと変身します。
ひとたび《グリーンゴブリン》に姿を変えれば、「墓地から呪文を唱えるためのコストは少なくなる」という強力なマナ軽減能力を持ち、「大混乱」や「フラッシュバック」とのシナジーも抜群です。
さらには、「墓地にある土地でない各カード」に大混乱を与えるという、豪快な能力を持ちます。大混乱コストはマナ・コストと等しいですが、軽減されるので、大量にカードを捨てれば爆発的な展開も望めそうです。
手札を捨てることにフォーカスし、《忍耐の記念碑》などを軸としたデッキに採用するのも面白そうです。《蒐集家の保管庫》はルーティングをするだけでなく、《グリーンゴブリン》がいる状態で捨てればタダで墓地からプレイすることができますね!
《冬夜の物語》は手札を捨てる能力と、「調和」という墓地から唱えられる能力を兼ね合わせているので、《グリーンゴブリン》ともかなり相性が良さそうです。各種キーカードを探すのにも役立ちますね!
《ソウル・ストーン》


6つある「インフィニティ・ストーン」の1つ、《ソウル・ストーン》がマジックのカードになって登場しました!
特別な能力を持った者しか扱うことができず、6つ揃えると宇宙が大変なことになるという、すさまじいパワーを持つ石です。

今セットの最高レアリティカード、ヘッドライナーカードにも選ばれています。こちらは、低確率でコレクターブースターからのみ出現する、テキストレス版です。
パックからこのカードを引き当てた方は、超ラッキーですね!
カードとしては、2マナでプレイできるマナ・アーティファクトで、《アイレンクラッグ》のように2マナ→4マナのジャンプアップができます。
序盤のマナ加速カードとして定番の《ラノワールのエルフ》と違い、アーティファクトでさらに「破壊不能」を持つため、対処されにくいという強みがあります。
黒系のデッキで《アイレンクラッグ》とセットで採用すれば、安定して3ターン目に4マナのカードが使えるようになるでしょう。
また、ゲーム終盤はを支払いながらクリーチャーを1体追放することで「装着」することができます。装着といっても、プレイヤーやクリーチャーに装備させるわけではなく、カードの状態が変わるだけのようですね。
装着すると、以降はアップキープの開始時に自分の墓地にあるクリーチャーを1体、リアニメイトできるようになります。自分の墓地限定の《執念の徳目》のような感じですね。
序盤はマナ加速、終盤はリアニメイトエンジンとして活躍するカードが「破壊不能」を持っているなんて、破格の性能ではないでしょうか?
今セットの目玉カードとなる《ソウル・ストーン》。ぜひ、手に入れてみたいところです!
特殊アート
「コスチューム・チェンジ」



収録製品:コレクター・ブースター
仕様:テクスチャー・フォイル
《スペクタキュラー・スパイダーマン》には、テクスチャー・フォイル仕様の「コスチューム・チェンジ」ボーダーレス版が存在しており、通常版に加えて全7種類のイラストで登場します!
「クラシック・コミック」






収録製品:コレクター・ブースター
仕様:フォイル
まるでコミックのようなアートの「クラシック・コミック」ボーダレス版には、3種類のカードが用意されています。それぞれ《Peter Parker》《Eddie Brock》《Miles Morales》と各作品のメインキャラクターなので、ぜひともゲットしたいですね!
「パネル」



収録製品:プレイ・ブースター、コレクターブースター
仕様:非フォイル、フォイル
コミックを読んでいたと思っていたら「英雄譚」だった!?なんてことが起こりそうなアートなのが「パネル」ボーダレス版です。実際のコミックにも触れてみたくなるデザインで心が躍りますね!
「パネル」ボーダレス版には、神話レア4種類、レア10種類の計14種類が収録されています。
「ウェブスリンガー」



収録製品:プレイ・ブースター、コレクターブースター
仕様:非フォイル、フォイル
カードのフレームが糸で縛られているようなクールなイラストは「ウェブスリンガー」ボーダーレス版です。
「ウェブスリンガー」ボーダーレス版には、神話レア3種類、レア7種類の計10種類が収録されています。神話レアは《ピーター・パーカー》《グウェン・ステイシー》《マイルズ・モラレス》の3人で、すべてスパイダーマンになる両面カードなのでイラストを倍楽しめます!
「ソース・マテリアル」



収録製品:プレイ・ブースター、コレクターブースター
仕様:非フォイル、フォイル(コレクター・ブースターのみ)
「ソース・マテリアル」カードでは、マジックのカードが新規イラストとなって「スパイダーマン」の世界に出現しています!なかでも《再活性》や《流刑への道》は、よく使われるカードなので人気がありそうです。
プレイ・ブースターから24パックに1枚の割合で出現し、全40種類とのことなので今後公開されるカードにも注目ですね!
展望
新しいカードの情報は随時、公式のカードイメージギャラリーにて公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。
そのほか、今後の重要なイベントのスケジュールは下記の通りです。
『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』イベントスケジュール
カードイメージギャラリーにて全収録カード公開:9月5日
プレリリース(WPN店舗先行販売期間):9月19~25日
テーブルトップ公式発売日:9月26日
今後も、新しい情報が入り次第、晴れる屋メディアでもお伝えしてまいります。
それではみなさん、マルチバース(多元宇宙)でお会いしましょう!
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