最新のスタンダード大会結果をチェック!
こんにちは!晴れる屋メディアの紳さんです。
晴れる屋吉祥寺スペシャル予選
— きたしま (@oolong___chan) October 13, 2025
ティムール×◯◯
リビエン××
ミラー◯×◯
ビビ釜◯×◯
ディミーア◯◯
ID
赤単◯◯
抜けた😭 pic.twitter.com/3mjF0BIzsw
『プロツアーへの道』を連載中のきたしま(@oolong___chan)が地域チャンピオンシップ(チャンピオンズカップファイナル)のスぺシャル予選を抜けました!
- きたしまの『プロツアーへの道』
次の連載ではきたしまの勝ち語りを聞くことができそうですね!
さて、今回の記事は、『チャンピオンズカップ シーズン4ラウンド2 スペシャル予選』の結果と、先日行われたMOの大型大会『Standard Showcase Challenge』の結果を見ながら最新デッキをチェックしたいと思います!
『チャンピオンズカップシーズン4ラウンド2 スペシャル予選』
成績次第で地域チャンピオンシップ本戦への出場権利が得られるスペシャル予選。晴れる屋吉祥寺店にて開催され、46名のプレイヤーが参加しました。
権利を得た4名のプレイヤーのうち、シミックウロボロイドが2名と絶好調の活躍を見せました。
そのほか赤単が1名、《ティムールの戦告者》コンボが1名という結果となっております。
シミックウロボロイド
こちらが権利を獲得したシミックウロボロイドのリストです。J-SPEEDこと原根(@jspd_)さんのデッキが元になっているようです。
シミックアグロいいデッキ。ラダーで17-1。
— kenta harane/J-SPEED (@jspd_) October 11, 2025
ジャッカル(ドルネス)の爆発力が凄くて除去されなければ一瞬で大量のパーマネントが並ぶ爽快デッキ。ウロボロイドが超絶気持ちいい。
以下調整中や今日の体験を通して感じたことをつづる。 pic.twitter.com/ufhCazdbBt
先日、原根さんがMTGアリーナでシミックウロボロイドを回して17勝1敗という、とんでもない勝率を叩き出しました。今回のスペシャル予選でも2名が権利を獲得しており、現在もっとも熱いデッキです。
J-SPEED式ウロボロイドではこれまで固定パーツと思われていた《遺伝子変異の成虫》をバッサリと不採用にしています。原根さんが「感触が悪い」と評したカードで、土地が20枚と少ないこのデッキにおいて「上陸」の誘発機会が少ないことがネックとなります。
代わりに抜擢されたのは《フラッドピットの溺れさせ》で、「瞬速」でプレイしながら盤面に干渉できることで赤単とのマッチ相性が大幅に改善されています。
3マナ域の選択
— kenta harane/J-SPEED (@jspd_) October 11, 2025
元はスーラク3枚だったが、伝説なので被りが痛い。散らす先で何か良いものがないかなと探していたところ、タイヴァーを発見。メチャクチャ良かった。並べまくるデッキなので全体除去に弱かったが、審判の日もピナクルも効かないタフさ。マナフラッド時の受けにもなる強力な効果もあり。 pic.twitter.com/gfTVdb8yz5
さらなる改良案が3マナ域のクリーチャーの選択です。《神出鬼没の狩人、スーラク》を減らし、「破壊不能」によって全体除去に耐えられる《猛打者、タイヴァー》を採用しています。
伝説のクリーチャーを散らすことで「被り」のリスクも軽減され、さらには《猛打者、タイヴァー》の起動型能力がマナフラッド受け&追加の必殺技となっているようです。
サイドボードにはアグロデッキ相手にブロッカーとして投入される《龍を狙い撃つ者》、クリーチャーながら置き物に触れる《腹黒茸》、さらには《アガサの魂の大釜》《スーペリア・スパイダーマン》対策となる《鋭い目の管理者》などが採用されています。
クリーチャー中心のサイドボードにすることで、主要アーキタイプへの対策を立てながらクリーチャーの数を担保できることが強みです。クリーチャーシナジーを損なわずに戦うことができますね!
モダンもやろうと思ってたのにデッキ面白過ぎてずっとスタンやってしまった。オススメ。
— kenta harane/J-SPEED (@jspd_) October 11, 2025
ディミーアに有利、ビビ釜にちょい有利、赤単にちょい不利。溺れさせ4投で変えられるかも。
BO1で流行ってるデッキ(白単ライフゲイン、アゾリウス合成機、緑単)にはあまり強くないので、BO3での使用を推奨。
有識者の原根さん曰く、トップメタのデッキに対しては「イゼット大釜に微有利、赤単に微不利、ディミーアミッドレンジに有利」とのこと。
全体除去までも克服し、進化を続けるシミックウロボロイド。このデッキがスタンダードで天下を取るのは、そう遠くない未来のような気がします。
《ティムールの戦告者》コンボ
《ティムールの戦告者》コンボは、『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』の登場でひっそりと強化を受けていました。
マナコストが4以上の呪文を唱えることでアンタップする《蜘蛛の顕現》の採用によって、序盤のマナ加速がよりスムーズになっただけでなく、フィニッシュ力も向上しており、「ワープ」を持つクリーチャーと非常に強いシナジーを形成しています。
《蜘蛛の顕現》のおかげでコンボ中に
を捻出するための要求値が大幅に下がり、《百発百中のカクタスフォーク》を難なく採用することができました。
速攻が付与されることでワープで唱えたクリーチャーもすべて攻撃に参加できるため、コンボ始動ターンに勝ちきることが容易な構成となっております。
《重厚な世界踏破車》と《強靭形態の調和者》の相性もよく、コンボで決めきれないときのビートダウンプランの強度を高めています。欲をいえばトランプルが欲しかったですが、一応は《百発百中のカクタスフォーク》で付与することもできますね。
赤単が流行っている今、《蜘蛛の顕現》は《ラノワールのエルフ》と違い、《新星のヘルカイト》の1点ダメージで落とされないことも好印象です。
コンボデッキを回すのが好きな方は、ぜひとも使ってみてくださいね!
『Standard Showcase Challenge』
10月10日(金)に開催されたMOの大型大会、「Standard Showcase Challenge」には176名ものプレイヤーが参加しました。結果は以下の通りです。
『Standard RC Super Qualifier』
優勝 赤単
準優勝 イゼット大釜
3位 イゼット大釜
4位 赤単
5位 イゼット大釜
6位 イゼット大釜
7位 イゼット大釜
8位 ジェスカイコントロール
9位 イゼット大釜
10位 ディミーアミッドレンジ
11位 アゾリウスコントロール
12位 スゥルタイリアニメイト
13位 ディミーアミッドレンジ
14位 赤単
15位 多色コントロール
16位 ディミーアミッドレンジ
赤単とイゼット大釜の一騎打ちというメタゲームとなり、優勝したのは赤単でした。
ディミーアミッドレンジやコントロールデッキも奮闘しています。
ジェスカイコントロール
トップ8に入賞したジェスカイコントロール。最近は《不可避の敗北》を採用した4色コントロールが流行りつつありましたが、《道の体現者、シィコ》を軸とした純粋なジェスカイ型も人気を取り戻しつつあります。《道の体現者、シィコ》で《稲妻のらせん》や《食糧補充》を使い回す動きが強力です。
また、ジェスカイ型にすることで
をなるべく安定して出すという意図も感じられます。
最近は特にシミックウロボロイドが流行りつつあるので、確実に全体除去が唱えられるマナベースにはしておきたいところです。今後は《猛打者、タイヴァー》対策として《静寂のその先へ》も採用候補となるでしょうか。
サイドボードには墓地対策、アグロ対策、汎用対策カードの《ティシャーナの潮縛り》が採用されていました。触れないものはほとんどないデッキです。
コントロールミラーマッチでの《終止符のスフィンクス》は実質的にエンドカードで、うっかり全体除去を抜いてしまうと手のつけようがありません。ほとんどの場面で全体除去は腐ることになりますが、ミラーマッチのサイドボード後は《終止符のスフィンクス》用に1枚残しておきたいところです。
《湧霧の村》もミラーマッチに強く、打ち消されない《ジェスカイの啓示》は脅威です。
多色コントロールを使ってイマイチ勝ちきれない、という方はぜひ、ジェスカイ型も試してみましょう!
おわりに
以上、最新の大会結果をお伝えしました。『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』のカードが活躍していますね!
イゼット大釜・赤単という2強を脅かす新デッキの活躍がもっともっと見たいです!
さあ、次はどんなデッキが活躍するでしょうか。次回の大会結果もお楽しみに!









































