今年最後のレガシー環境
年末を締めくくる大型イベント『THE LAST SUN』が今年も開催された。
スタンダードとレガシーの混合フォーマットということもあり、普段の単一フォーマットのメタゲームとは少し違う結果となりやすいのがこの大会の特徴でもある。
今大会のメタゲームを見る前に、ちょうど先週行われた『2025 Asia Legacy Championship』の上位デッキを見てみよう。
| デッキ | 使用者数 | 使用率 |
|---|---|---|
| ディミーアテンポ | 64 | 9.50% |
| エルドラージ | 61 | 9.05% |
| イゼットデルバー | 59 | 8.75% |
| スニーク・ショー | 33 | 4.90% |
| ドゥームズデイ | 30 | 4.45% |
| カーンフォージ | 30 | 4.45% |
| オムニテル | 28 | 4.15% |
| 親和 | 27 | 4.01% |
| 青単ポスト | 25 | 3.71% |
| アゾリウス石鍛冶 | 23 | 3.41% |
| The Spy | 21 | 3.21% |
- 2025/12/13
- 2025 Asia Legacy Championship:メタゲームブレイクダウン
これを踏まえて、『THE LAST SUN 2025』のメタゲームはどうなったのだろうか。さっそく見ていこう。
メタゲームブレイクダウン
| デッキ | 使用者数 | 使用率 |
|---|---|---|
| エルドラージ | 22 | 10.28% |
| ディミーアテンポ | 22 | 10.28% |
| イゼットデルバー | 20 | 9.35% |
| アゾリウス石鍛冶 | 16 | 7.48% |
| The Spy | 15 | 7.01% |
| スニーク・ショー | 12 | 5.61% |
| 親和 | 10 | 4.67% |
| オムニテル | 9 | 4.21% |
| カーンフォージ | 8 | 3.74% |
| ボロスエネルギー | 8 | 3.74% |
| バント豆の木コントロール | 7 | 3.27% |
| ドゥームズデイ | 5 | 2.34% |
| デス&タックス | 5 | 2.34% |
| ディミーアリアニメイト | 4 | 1.87% |
| クレイドルコントロール | 4 | 1.87% |
| 青単デルバー | 3 | 1.40% |
| 赤単プリズン | 3 | 1.40% |
| ディミーア忍者 | 3 | 1.40% |
| アゾリウスブリンク | 3 | 1.40% |
| 土地単 | 2 | 0.93% |
| 黒単ネクロ | 2 | 0.93% |
| 青単ポスト | 2 | 0.93% |
| アミュレットタイタン | 2 | 0.93% |
| 感染 | 1 | 0.47% |
| バーン | 1 | 0.47% |
| エルフ | 1 | 0.47% |
| ANT | 1 | 0.47% |
| ペインター | 1 | 0.47% |
| グルール果敢 | 1 | 0.47% |
| 青単ウィザード | 1 | 0.47% |
| ネクロストーム | 1 | 0.47% |
| ドメイン豆の木 | 1 | 0.47% |
| イゼットテンポ | 1 | 0.47% |
| 青単トラアザラシ | 1 | 0.47% |
| 黒単リアニメイト | 1 | 0.47% |
| ボロスウィノータ | 1 | 0.47% |
| セレズニアデプス | 1 | 0.47% |
| スタイフルノート | 1 | 0.47% |
| スゥルタイテンポ | 1 | 0.47% |
| ゴルガリポックス | 1 | 0.47% |
| グリクシステンポ | 1 | 0.47% |
| ティムールデルバー | 1 | 0.47% |
| ラクドスリアニメイト | 1 | 0.47% |
| ジェスカイウィザード | 1 | 0.47% |
| スゥルタイコントロール | 1 | 0.47% |
| ギャラクシーカスケード | 1 | 0.47% |
| イニシアチブストンピィ | 1 | 0.47% |
| 4色豆の木コントロール | 1 | 0.47% |
| セファリッド・ブレックファースト | 1 | 0.47% |
| 《ディスプレイサーの仔猫》コンボ | 1 | 0.47% |
| 合計 | 214名 | 100% |
(※提出されたリストをすべて掲載しています)
使用者数は多少変われど、上位3つのデッキは『Legacy Championship』と同じ結果となった。
特にエルドラージは、スタンダードを中心にプレイしているプレイヤーに人気であった。あまり慣れていないレガシーでは、受けに回るよりも、自分都合で攻めていけるエルドラージが好まれたようだ。
また、同じく攻めに特化したThe Spyも使用率5位と人気を大きく集めた。1ターンキルも頻繁に起こり、卓越したレガシープレイヤーであっても《意志の力》を持っていなければ負けという理不尽な勝ちを拾えるのは非常に魅力的だ。
リスト非公開制の本大会では、メイン戦においてさらなる力を発揮する点も見逃せない。
特筆すべきは、ここ最近の活躍が目覚ましいアゾリウス石鍛冶で、『Legacy Championship』でもトップ4と確かな力を証明したことで、さらに大きく数を伸ばして4位の使用率となった。
『マジック:ザ・ギャザリング | アバター 伝説の少年アン』で登場した《隕鉄剣》の影響は大きく、《石鍛冶の神秘家》との相性が良いのはもちろん、《溌剌の牧羊犬、フィリア》とも絶大な効果を発揮する。
明日のフィールドでも、活躍する姿を目にすることができるだろう。
展望
以上、『THE LAST SUN 2025』のメタゲームブレイクダウンをお届けした。
2025年のレガシーはディミーアリアニメイトを中心に回りつつも、度重なる禁止改定を経て「一強」と呼べる支配的なデッキは姿を消した。どんなデッキにでもチャンスが生まれた今、プレイヤーの選択とプレイングが、これまで以上に結果を左右する環境だと言えるだろう。
果たして、この混戦を勝ち上がるのはどのデッキなのか。明日の行方にも引き続き注目していきたい。



















