By Shin Tomizawa
2 《Tropical Island》
2 《Volcanic Island》
1 《Underground Sea》
4 《汚染された三角州》
2 《溢れかえる岸辺》
4 《禁忌の果樹園》
1 《Library of Alexandria》
-土地(17)- 2 《業火のタイタン》
1 《グリセルブランド》
-クリーチャー(3)- 1 《Ancestral Recall》
1 《Time Walk》
1 《Black Lotus》
1 《Mox Emerald》
1 《Mox Jet》
1 《Mox Pearl》
1 《Mox Ruby》
1 《Mox Sapphire》
-パワー9(8)-
4 《定業》
1 《渦まく知識》
1 《狼狽の嵐》
1 《ギタクシア派の調査》
1 《思案》
1 《紅蓮破》
1 《吸血の教示者》
1 《古えの遺恨》
1 《Demonic Tutor》
1 《Mana Drain》
4 《意志の力》
1 《時を越えた探索》
1 《宝船の巡航》
4 《ドルイドの誓い》
1 《森の知恵》
2 《ダク・フェイデン》
2 《精神を刻む者、ジェイス》
-呪文(32)-
基本的な動き
本来受け身なカードである《ドルイドの誓い》を能動的に利用して、厳選された強烈なフィニッシャーを降臨させるのを目標とした、ヴィンテージ初期から成立するコンボを主軸に据えたデッキです。
“出たら勝つ”といっても過言ではない《グリセルブランド》はほぼ全てのオースデッキのリストに採用されていますが、サンプルデッキリストではそれに加えて《業火のタイタン》が採用されています。Moxenや《Black Lotus》といったヴィンテージならではのマナサポートがあるため6マナというコストは十分唱えられる範囲です。
戦場に出たときと攻撃するときに誘発する《弧状の稲妻》がクリーチャーデッキに対して有効なのは言わずもがな。《若き紅蓮術士》や《スレイベンの守護者、サリア》といったクリーチャーを一網打尽に焼き払い、このデッキの天敵である《封じ込める僧侶》のようなヘイトベアーにも強いです。
従来このデッキは基本的にノンクリーチャーデッキだったこともあり、対戦相手のプレインズウォーカーの対処に手を焼いていましたが、《業火のタイタン》ならばプレインズウォーカーの対処も容易です。弱点を補う1枚として最近は多くのオースデッキのメインボードに採用されています。
また、このデッキはコンボの構成要素が少ないためカウンター呪文を多く積むことができ、コンボが機能していない場合にはプレインズウォーカーコントロールとして振る舞うこともできます。
採用されるプレインズウォーカーはメインから無理なく採用できてアーティファクト対策にもなる《ダク・フェイデン》と、ヴィンテージにおいても最高のプレインズウォーカーである《精神を刻む者、ジェイス》を採用するのが一般的です。
TIPS
得意なマッチアップ/苦手なマッチアップ
メンターやMUD、ドレッジといったデッキはエンチャントや巨大なクリーチャーを対処する能力も低いため、有利に試合を運べます。
逆に《ドルイドの誓い》単品では意味を成さないノンクリーチャーのコンボデッキ相手は苦手で、現環境ではストームがこれにあたります。他には《封じ込める僧侶》や《変位エルドラージ》を擁する白エルドラージにも苦戦を強いられるでしょう。
バリエーション
先述の通りコンボ成立に必要なカードの枚数が少ないため、フリースロットが多いのも特徴の一つです。
カウンター呪文とドロー呪文、プレインズウォーカーを中心に構成されるのが一般的ですが、除去呪文を増やしてコントロール色を強めたり、《実物提示教育》とのハイブリッドや、《ドラゴンの息》を入れて瞬殺を狙うなど、様々なオプションを仕込むことができます。
フィニッシャーもクリーチャーでさえあれば何でも場に出せるため、《グリセルブランド》、《引き裂かれし永劫、エムラクール》、《潮吹きの暴君》など多岐にわたります。
現在のトレンドは《グリセルブランド》と《業火のタイタン》の2種を採用するリストです。