確定除去からドラフトを開始できるのは理想の展開だし、単純にこのパックで一番良いカードだと思うよ。

赤アグロで強力な4マナ域として活躍する《双頭巨人》、アドバンテージ源となる《ギックスの信奉者、ローナ》、優秀なフライヤーである《雲読みスフィンクス》などがあり、なかなか悩ましいですね。パックに黒が薄く(下家にシグナルを送りやすい・卓の人数が少なくなりやすい)、貴重な確定除去である《臓腑抜き》をピックすることにしました。

手堅い確定除去だね。僕は《双頭巨人》はあまり好きじゃないかな。

この選択はそんなに難しくないと思います。《双頭巨人》はどんな赤いデッキに入れてもかなり強いですし、他のカードはどれも平凡ですね(《臓腑抜き》でさえそんなに魅力的だとは思いません)。

《リッチの騎士、ジョス・ヴェス》はすごく手堅い。手札で重なると良くないから、2枚目の《臓腑抜き》よりも取りたいと思ったね。《リッチの騎士、ジョス・ヴェス》は単体で素晴らしいカードだ。「キッカー」でプレイすることはなさそうだけど、それでも十分だね。

4マナで出してよし、「キッカーして」よしの超優秀レアをピックします。これが2手目で取れたのは非常に嬉しいですね。アンコモンが抜けているので、きっと上家は《氷の干渉器》をピックしたのでしょう。

サイズが優れているし、かなりの長期戦になったら「キッカー」するだけで勝てる。《臓腑抜き》と迷うけど、ここでは《リッチの騎士、ジョス・ヴェス》のほうが断然好きだね。

これも簡単な選択ですね。このレアは単純にぶっ壊れカードですし、他に迷うようなカードも見当たりません。今回黒をピックしましたが、今までこの色のカードをパスしてきたということは頭に留めておきたいですね。この先のピックでも「黒か、それ以外か」と悩むようなピックを迫られた場合に、黒を優先的に取っておけば下家に黒を取らせないようにすることができるかもしれませんね。

《不純な捧げ物》は大好きだ。すでに2枚黒いカードをピックしたから、《ハルシオンの目撃者、エヴラ》よりも魅力的だよ。

優秀な単体除去なので《不純な捧げ物》をピック。良い流れです。

マストピックのボムというほどではないけど、まあ十分だね。それにこのパックの中では一番良いカードだと思うよ。

このピックは多くの人たちにとって意外かもしれませんが、《吠えたけるゴーレム》は素晴らしいと思います。「歴史的」デッキでは毎ターン「歴史的」な呪文を唱えて、シナジーのあるカードの能力を誘発させることが最優先なのですが、このゴーレムは自身が「歴史的」かつ、カードを引かせてくれる能力を持っているのです。この効果はお互いのプレイヤーに及びますが、基本的には自分の方が得をすると考えたほうが良いですね。遅いデッキをプレイしていたとしても、両者がカードを引くかどうかは自分が選択できますし、引いたカードは自分が先にプレイできることが多いのです。

ここでは《ハルシオンの目撃者、エヴラ》は取りたくないですね。基本的にはちょっとおまけのついた6マナ、4/4(ええ、実際にはずっと強いと分かっています。このゴーレムがいなければ取っていたでしょうね)としか捉えていません。ただ、これは白をピックしている人がいないと推測することができます。他のプレイヤーはこのカードを高く評価しているはずですから。なので、将来的には白をピックしていくのもありかと思います。

これまでピックしてきたカードと《祝福の光》はマッチしないが、《ベイロスの大喰らい》とのカードパワーの差は歴然だ。

《祝福の光》、《ベイロスの大喰らい》も捨てがたいですが、ここは《這い回る偵察機》を選びました。このカードが1枚あるだけで、今後のピックの幅が広がります。

繰り返しになるけど、パックの中でベストのカードだからこいつを取っておくよ。

《艦の整備士、ティアナ》という選択肢も考えられますが、今後赤をピックするかどうか分からないのは言うまでもありません。それに、《艦の整備士、ティアナ》は、単体では《祝福の光》より弱いと思います。

今までピックしたカードに加えて《フェメレフの誇り、クェンデ》までピックしてしまうと高マナ域が偏重になってしまう。だが、ここで取っておくべきカードとしてはベストのカードだと思うよ。

他に目立って欲しいカードがないので、一番カードパワーが高い《フェメレフの誇り、クェンデ》をピックします。

4マナで追加能力持ち、「実質パワー4」のクリーチャーは良さそう<だ。他に特に気になるカードもないしね。

マナカーブ的には少し重くなりそうですが、《フェメレフの誇り、クェンデ》がこのパックの中でベストカードなのは間違いありません。なので、すぐに取りますね。

これまで確保したカードのカードパワーはかなり高いが、マナカーブはそんなにきれいじゃない。だからここでは2マナ域をピックしたいね。

黒だけは確定しているので、優秀な4マナ域でありシナジーを形成しやすい《雑食のサリッド》をピック。黒緑ファンガスデッキへのカットにもなりますね。

こいつはあまり好きじゃないんだ。でも「歴史的」デッキではまあまあ良いんじゃないかな。それに「白黒」は伝説のカードがいっぱいあるし、《フェメレフの誇り、クェンデ》とも相性が良い。だから、試してみても良いかなと思うよ。

《フェメレフの誇り、クェンデ》という相方がいますし、《セラの信奉者》は「歴史的」デッキにとって最高の白の2マナ域ですね。このカードも迷わずピックします。

飛行クリーチャーは大好きなんだ。だから、マナコストがちょっと重くても《エイヴンの歩哨》をピックしておくよ。

白を固めるために《エイヴンの歩哨》か《守衛官》を取るのも悪くないですが、ここはまだ保留して、除去である《獣血蝋燭》を取ることにします。

良い飛行クリーチャーだね。多分このパックではベストカードなんじゃないかな。

現代の《雲山羊のレインジャー》こと《守衛官》は「歴史的」アグロデッキではそんなに輝かないと思いますが、どのみち僕のデッキはミッドレンジ型の「白黒」になりそうですし、4マナ域は手元の2枚に加えて、セットの中にたくさんあります。ですから《エイヴンの歩哨》をピックするのは無駄な行為だと思いました。他には《獣血蝋燭》がありますが、もっと後でもピックできそうなので今は要らないですね。

大型クリーチャーは不確定除去が効かないことが多い。このサイズはコントロールデッキ相手に有用だし、試合を決められるところも気に入っているよ。

この『ドミナリア』には強力なエンチャント・アーティファクトが多数収録されているので、1枚あると安心です。他にめぼしいカードもないので、ここで抑えておきましょう。

前回と同じカードを確保できたけど、ここからは「歴史的」なカードをピックしていったほうが良さそうだね！

ティアゴさんの説明と同じで、「歴史的」なカードをピックしていくと良いでしょうね。