By Kazuki Watanabe
1993年8月。1つのゲームが生み出された。
縦3.5インチ、横2.5インチのカードは、瞬く間に人々を魅了した。
山を越え、海を渡り、世界中の人々が虜になった。様々な言語に翻訳され、様々な場所でプレイされるようになった。
カードを手にした魔術師たちは、いつまでもその魔法から解き放たれることはない。
時は流れて、25年。四半世紀を経ても、その魔法は解けていない。
25周年記念プロツアー。
25周年という節目を迎え、今回のプロツアーはこれまで以上の盛り上がりを見せている。
アメリカ合衆国、ミネソタ州・ミネアポリスで開催されるこの記念すべき大会に、24名のHareruya Prosと、14名のHareruya Hopesが参加する!
- 参加するHareruya Pros
- 齋藤 友晴
- 津村 健志
- 高橋 優太
- 井川 良彦
- 原根 健太
- 中村 修平
- 熊谷 陸
- 佐藤 レイ
- Jeremy Dezani
- Christian Calcano
- Grzegorz Kowalski
- Javier Dominguez
- Oliver Polak-Rottmann
- Petr Sochurek
- Martin Muller
- Pierre Dagen
- Carlos Romao
- Lucas Esper Berthoud
- Luis Salvatto
- Marcio Carvalho
- Sebastian Pozzo
- Thiago Saporito
- Domitriy Butakov
- Marc Tobiasch
- 参加するHareruya Hopes
- 浦瀬 亮佑
- 鈴池 史康
- 宇都宮 巧
- 岡井 俊樹
- Lim Zhong Yi
- Branco Neirynck
- Pasca Vieren
- Panagiotis Papadopoulos
- Matteo Moure
- Peter Ward
- Jacob Nagro
- Peter Vieren
- Prodromos Matsoukas
- Matti Kuisma
このプロツアーは25年の歴史を一区切りするものであると同時に、”今シーズン最後のプロツアー”でもある。プロレベル、チームシリーズといった各々の目標に向けた熱い戦いの様子を、現地からお届けしよう。
さて、今回のプロツアーはチーム構築戦だ。3人でチームを組み、それぞれがスタンダード、モダン、レガシーを担当する。
『基本セット2019』が発売され、スタンダードのメタゲームは動き出した。新セットの影響はモダンにもわずかながらに見られるが、依然として様々なアーキタイプが鎬を削っている。そして、《死儀礼のシャーマン》と《ギタクシア派の調査》の禁止、という大変動が起こったレガシーにも世界中の人々が注目している。
それぞれのフォーマットで繰り広げられる、世界トップレベルのプレイヤーによる戦い。1つ1つのプレイに、トッププレイヤーの思考が詰め込まれている。私に課せられたのは、彼らの思考を言語化して、読者諸賢にお届けすること。
最後までお付き合いいただければ幸いだ。
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