By Atsushi Ito
プロツアーでトップ8に入るためには、スタンダード10回戦だけでなくブースタードラフト6回戦でも好成績を残す必要がある。
だがプロツアーのドラフトラウンドでは、普段のショップのFNMなどでのドラフトとは異なり、様々な国から集ったプレイヤーたちと同卓して戦うことになる。
ということは、プロツアーでのドラフトは普通のドラフトとは異なる傾向が見られたり、あるいは異なった戦略が有効となったりするのだろうか?
すでに何度もプロツアーでのドラフトを経験したことがあり、今回も実際にプロツアーでのドラフトピックを終えたばかりのプロプレイヤーたちに、プロツアーでのドラフトが普通のドラフトと異なっている点について聞いてみた。
Hareruya Pros・津村 健志
津村「プロツアーの方が、ピックがわかりやすいと思いますね。早い段階でヘイトとかしないし、変なこともしてこない。上家と下家のメインカラーもすぐわかるイメージです。協調した方がお互い強力なデッキになりやすいとわかっているので、みんなシグナルをわかりやすくしているんでしょうね」
津村「あとはみんな中途半端じゃない、しっかりと勝ちきれるデッキを組んできますね。僕はコントロールが好きなので場を固めにいくことも多いですが、一度そういう状態になっても相手が打開するまでの時間が短いように思います」
Hareruya Pros・原根 健太
原根「決め打ちでピックしている人が多そうだと感じました。自分の中で軸にできる戦略を持ち込んできているプレイヤーが多いのかなと思います」
Hareruya Hopes・熊谷 陸
熊谷「うーん、考えたことないですね……最近はMagic OnlineでLeagueにばかり出ているのでそもそも別物といえばそうなのですが、プロツアーといってもいろいろな人がいますし、プロツアーだからといって普段と変えて臨もうとするとかえって良くないように思います」
熊谷「やっぱり練習のうちから色々なアーキタイプをやっておいて、この流れならこういうデッキを組もうとか、練習でやったことあるアーキタイプを練習通りにやるのが大事なのかなと。練習してないことはなかなかその場でできるものじゃないので……」
Hareruya Pros・八十岡 翔太
八十岡「一緒だよ!ルールが一緒なんだから変わるわけないでしょ!1人4パック使うわけじゃないんだし!」
最後は八十岡先生に一喝されてしまったが、プレイヤーのレベルが高いとはいえ、ブースタードラフトはブースタードラフト。熊谷も言うように、普段通りのピックを心掛けることが重要なのだろう。
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