By Atsushi Ito
プレイヤー | 所属チーム | 初日成績 | 2ndドラフト | 11回戦終了時点 |
熊谷 陸 | – | 6-2 | 2-1 | 8-3 |
原根 健太 | – | 6-2 | 2-1 | 8-3 |
Pierre Dagen | Opportunity | 6-2 | 2-1 | 8-3 |
Michael Bonde | MTG Bent Card | 5-3 | 2-1 | 7-4 |
齋藤 友晴 | Hareruya | 5-3 | 2-1 | 7-4 |
Petr Sochurek | Hareruya | 6-2 | 0-3 | 6-5 |
井川 良彦 | – | 4-4 | 2-1 | 6-5 |
高橋 優太 | Hareruya | 5-3 | 1-2 | 6-5 |
Martin Muller | Genesis | 4-4 | 2-1 | 6-5 |
津村 健志 | Last Samurai | 5-3 | 1-2 | 6-5 |
Oliver Polak-Rottmann | Hareruya | 4-4 | 2-1 | 6-5 |
Ipank Aziz Riphat | – | 4-4 | 0-3 | 4-7 |
森 勝洋 | – | 4-4 | 0-2 | 途中棄権 |
明暗分かれる2ndドラフト
Hareruya Pros/Hareruya Hopesの中で初日を2敗で折り返したのは4人。そのうち熊谷、ピエール、原根の3人は2ndドラフトも2-1で残りのスタンダードラウンドにトップ8進出の望みをつなぐ。
が、ペトル・ソフーレクはここで0-3と大きく失速。トップ8戦線からは脱落となってしまった。
プロといえど勝ちきることは難しい『破滅の刻』ドラフト環境。その原因はどこに?
だが、Pros&Hopes練習会やMagic Onlineでの練習など十分な研鑽を積み重ねたプロプレイヤーでも3-0することはなかなか難しいとはいえ、初日敗退の憂き目にあった中村 修平やペトルほどのプレイヤーであってもドラフトで0-3してしまうというのは、にわかに信じられない話だ。
そこで、残念ながら今回はドラフトラウンドの1-2が響いて初日落ちを喫してしまった八十岡 翔太に、『破滅の刻』ドラフトの特徴について話を聞いてみたところ、以下のような答えが得られた。
八十岡「前からそうだけど、大型セットと小型セットが入り混じったドラフトはブレ幅が大きいよね」
八十岡「特に『破滅の刻』はプレイアブルなコモンが少なくて、コンセプトの軸になりうる強力なカードが1~2枚抜けるともう何がしたいんだかわからないパックになってしまう。そうなるとあとは自分の選んだコンセプトのカードが噴くか噴かないか、という風になりやすい」
八十岡「3パック目の『アモンケット』のカードが強いのもその傾向に拍車をかけているね」
『破滅の刻』はアンコモンと一部の強力なコモン以外、デッキのコンセプトを脇から固めるカードが多く、まとまったコンセプトのデッキになるかどうかがカードの出方に依存してしまう傾向にあるようだ。
その観点で言うならば、次回のプロツアー『イクサラン』や、それ以後の大型セットのみのドラフトで行われるプロツアーにおいては、プロプレイヤーの安定した活躍が見られるかもしれない。
残り5回戦、Hareruya Pros/Hareruya Hopesからのトップ8輩出なるか
スイスラウンドは残すところスタンダード5回戦。トップ8に進出するためには、概ね3敗1分以内の成績が必要となる。
トップ8圏内に位置している熊谷、原根、ピエール・ダジョンの奮闘に期待だ。
Twitterでつぶやく
Facebookでシェアする