スタンダードデッキ案内 -赤緑ランプ-

晴れる屋

By Yoshihiko Ikawa

赤緑ランプとは


_Fiver777「赤緑ランプ」
Competitive Standard Constructed League 2017/08/14(5-0)

4 《森》
2 《山》
4 《隠れた茂み》
4 《ハシェプのオアシス》
2 《ラムナプの遺跡》
1 《不屈の砂漠》
3 《霊気拠点》
3 《見捨てられた神々の神殿》
1 《ウギンの聖域》
1 《屍肉あさりの地》
1 《海門の残骸》

-土地 (26)-

2 《歩行バリスタ》
3 《世界を壊すもの》
2 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》

-クリーチャー (7)-
4 《ウルヴェンワルド横断》
3 《削剥》
2 《蓄霊稲妻》
3 《コジレックの帰還》
4 《約束の刻》
2 《破滅の刻》
4 《楽園の贈り物》
3 《奇妙な森》
2 《反逆の先導者、チャンドラ》

-呪文 (27)-
3 《ジャディの横枝》
3 《不屈の追跡者》
3 《難題の予見者》
2 《高木背の踏みつけ》
2 《チャンドラの敗北》
1 《破滅の刻》
1 《反逆の先導者、チャンドラ》

-サイドボード (15)-
hareruya

 『戦乱のゼンディカー』で《絶え間ない飢餓、ウラモグ》が登場して以来、環境に常に存在する「ランプ」デッキ。軽量除去で序盤を捌きつつマナ加速を行い、大型のエルドラージでゲームを掌握することでゲームに勝利します。

 『破滅の刻』で軽量除去・全体除去・マナ加速とデッキに必要なカードが多数収録されたことにより、デッキが大幅に強化されました。ミッドレンジ~コントロールなど、遅めのデッキに対して無類の強さを発揮するアーキタイプですので、メタゲームにピタリとはまれば文字通り圧倒的なまでに対戦相手を蹂躙できるでしょう。

注目カード3選

《約束の刻》

約束の刻

 「好きな土地カードを2枚サーチして場に出せる」という一文は、まさに《絶え間ない飢餓、ウラモグ》のためにあるといえるでしょう。《見捨てられた神々の神殿》を2枚サーチすることにより、すぐ次のターンには《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を10マナでプレイすることができます。

絶え間ない飢餓、ウラモグ見捨てられた神々の神殿

 また、砂漠を3枚以上コントロールしているとボーナスとしてゾンビトークンを2体生成することができるので、このデッキには砂漠が多めに採用されています。砂漠をサーチして盤面を守りながらマナを伸ばすのか、もしくは一気に《絶え間ない飢餓、ウラモグ》を狙うのかなど、状況に合わせて必要な土地をサーチしましょう。

 なお、すでに砂漠が3枚以上戦場にあるならば《見捨てられた神々の神殿》《ウギンの聖域》など砂漠以外の土地をサーチしてもゾンビトークンが生成されるので、その点は忘れないように。

《破滅の刻》

破滅の刻

 エキスパンション名を冠した強大なリセット呪文。「破壊不能」を無視して《熱烈の神ハゾレト》を吹き飛ばしたり、トークンもろとも《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を壊滅させたりとその威力は超弩級です。

奇妙な森楽園の贈り物

 この《破滅の刻》と前述の《約束の刻》の2種類の5マナ呪文を速やかに唱えらえるよう、3マナのマナ加速が複数枚採用されているのもこのデッキの特徴です。特に《牙長獣の仔》《巻きつき蛇》に対しては「何ターン目に唱えるか」で倒せるかどうかが変わる=ゲームの勝敗に直結します。

《削剥》

削剥

 スタンダードを席巻している優良除去は、このランプにももちろん採用されています。《墓所破り》《巻きつき蛇》のような「マスト除去」と言えるクリーチャーを倒せるのはもちろん、《コジレックの帰還》《破滅の刻》で流せない《キランの真意号》《霊気圏の収集艇》を倒せるので重宝します。

面晶体の記録庫

 一方、このカードの登場により、これまでランプで活躍していた《面晶体の記録庫》はお役御免となっています。4マナのマナ加速が、相手の手札で腐っているはずの2マナ除去で破壊されたらゲーム終了となりかねませんからね。《面晶体の記録庫》が「マナ加速+ドロー」として持っていた役割は、《奇妙な森》が代わりを務めることになりました。

サイドボード・ピックアップ!

《ジャディの横枝》《高木背の踏みつけ》

ジャディの横枝高木背の踏みつけ

 ランプデッキの常として、高速のビートダウン、特に後押しの火力がある赤単は少し苦手としていますので、ライフゲインできるカードをサイドボードに多めに採用しています。

 《ジャディの横枝》は序盤のブロッカーとして活躍しつつコツコツライフをゲインしてくれるグッドブロッカー。《高木背の踏みつけ》は派手な5点ゲイン+優秀なアタッカーとして頼れる存在です。どちらも自分の《コジレックの帰還》で流れないので、その点も嬉しいですね。

《不屈の追跡者》

不屈の追跡者

 『イニストラードを覆う影』生まれのアドバンテージ超人は、ランプのサイドボードでこそ輝きます。

 自由に動けるメインボードから一転、サイド後はカウンター・手札破壊などで妨害されるためロングゲームを挑まざるをえず、また相手が軽量除去をサイドアウトする傾向にあるため、そこで《不屈の追跡者》の無限のアドバンテージが大活躍します。フラッド(土地を引きすぎること)気味に構築されているデッキなので、その潤沢なマナをドローに変えて対抗しましょう。

バリエーション

僧帽地帯のドルイド砂の下から炎呼び、チャンドラ

苦手なカード(代表例)

精神背信即時却下老いたる深海鬼



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