By Kazuki Watanabe
第4ラウンドのフィーチャーマッチに呼ばれたのは、Hareruya Hopesの鈴池 史康(東京)と、ジョニーのお店スポンサードの松本 郁弥(石川)だ。
Round 4: 鈴池 史康(東京) vs. 松本 郁弥(石川)
このラウンドが終わると、小休止を挟んでレガシーラウンドが始まる。勝利してスタンダードラウンド最終戦を締めくくるのは、鈴池か、それとも松本か。
Game 1
鈴池が《ボーマットの急使》を送り出し、早速攻撃。対する松本が唱えた《損魂魔道士》を、鈴池は即座に《削剥》で除去。
続く《ボーマットの急使》も《マグマのしぶき》で除去し、さらに《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》を戦場へ。もちろんこの間、《ボーマットの急使》は攻撃を繰り返している。
このまま攻撃を続けさせるわけには行かない、と松本も《ボーマットの急使》を唱えて《削剥》で破壊するが、鈴池の展開が一歩上回る。《熱烈の神ハゾレト》を唱え、《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》、そしてラガバンと共に攻撃を加えて8点のダメージを叩き込む。
松本が送り出した《暴れ回るフェロキドン》も《削剥》で破壊し、鈴池が見事に攻め切った。
エネルギーデッキによるミラーマッチを見慣れていたものに鮮烈な印象を与える、ラムナプレッドの攻めが炸裂した。
鈴池 1-0 松本
Game 2
2ゲーム目は、除去の応酬によって幕を開ける。
《山》を置くのみで1ターン目を終えた松本は、鈴池の送り出した《損魂魔道士》を《マグマのしぶき》で除去。
対する鈴池も、松本の唱えた《霊気圏の収集艇》を即座に《削剥》で叩き割る。
続けて鈴池が《ピア・ナラー》、松本が《熱烈の神ハゾレト》を送り出し、クリーチャーを戦場に据えた。
1ゲーム目から続く激しい除去の応酬はここで小休止。鈴池は深くため息を漏らしてから攻撃を宣言する。
松本 郁弥(石川)
松本も一呼吸を置いてから《損魂魔道士》を唱え、さらに《ショック》で《ピア・ナラー》を除去し、《熱烈の神ハゾレト》で攻撃を開始。
失ったライフをメモに記した鈴池は飛行機械トークンで攻撃を加えてから、2枚目の《ピア・ナラー》を送り出す。
松本は《熱烈の神ハゾレト》の能力を起動して2点のダメージを見舞い、《損魂魔道士》で攻撃を仕掛ける。《ピア・ナラー》がブロックするが、松本は《稲妻の一撃》を鈴池に唱えて果敢を誘発。一方的に墓地へ沈めた。
《熱烈の神ハゾレト》を除去しなければ、このまま押し切られるのは必定。とは言え、その手段は限られている。
そう、“限られている”。0ではない。鈴池のライブラリーには、その手段が残っている。
その手段が眠るライブラリーに鈴池は手を伸ばす。
鈴池 史康(東京)
ドローを確認し、鈴池は思わず声を漏らした。
限られた手段を、ここで手にしたのだ。
《損魂魔道士》を送り出してから、《チャンドラの敗北》！
-1/-1カウンターが《熱烈の神ハゾレト》を押し潰す。さらに《マグマのしぶき》で《損魂魔道士》も除去し、一気に勝利を引き寄せた。
松本が《霊気圏の収集艇》をプレイするのみでターンを返すと、鈴池はさらに《ボーマットの急使》を唱えて戦力を増強。
ドローを確認し、戦場を一瞥してターンを返した松本。《霊気圏の収集艇》の搭乗要員を用意できない。
再び攻撃を受けて、松本のライフは残り1。起死回生の一手を望んでドローを確認するが……3枚目の《霊気圏の収集艇》。
それを公開して、松本は苦笑いを浮かべながら、敗北を認めた。
鈴池 2-0 松本
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