スタンダード
グジェゴジュ・コヴァルスキ
1 《沼》
4 《血の墓所》
4 《湿った墓》
3 《蒸気孔》
4 《竜髑髏の山頂》
4 《水没した地下墓地》
4 《硫黄の滝》
-土地 (25)- 4 《正気泥棒》
3 《破滅の龍、ニコル・ボーラス》
2 《人質取り》
-クリーチャー (9)-
4 《思考消去》
1 《本質の散乱》
1 《否認》
3 《悪意ある妨害》
2 《魔性》
1 《薬術師の眼識》
1 《ヴラスカの侮辱》
2 《アズカンタの探索》
4 《龍神、ニコル・ボーラス》
2 《人知を超えるもの、ウギン》
1 《戦慄衆の将軍、リリアナ》
-呪文 (26)-
解説
カード単体のパワーで見れば、《龍神、ニコル・ボーラス》はおそらく『灯争大戦』で最強だ。しかし、残念なことにマナ拘束が非常に厳しい。安定して唱えられる可能性があるのは、グリクシスミッドレンジだけだろう。今後のメタゲーム次第では採用する除去を調整する必要があるが、まずは今回のデッキリストのもので問題ないはずだ。
ペトル・ソフーレク
解説
グリクシスコントロールは《龍神、ニコル・ボーラス》の力を手にしたため、基本的な勝ち筋はリソースを交換していき、最終的に《虚報活動》や《龍神、ニコル・ボーラス》でカードアドバンテージ差をつけることです。
このデッキのサイドボードは非常に強力で、相手の不意を突くクリーチャーや、特定の相手に有効なカードを採用できるようになっています。一番苦手とするのは、《実験の狂乱》や《アズカンタの探索》などのエンチャントですね。
パスカル・フィーレン
解説
《約束の終焉》により、イゼットフェニックスは軽量のキャントリップ呪文を採用しつつ、終盤にも強い動きができるようになりました。《約束の終焉》を唱えれば、《弧光のフェニックス》を蘇らせるために必要な3つの呪文カウントを達成することができるのです。《崇高な工匠、サヒーリ》も期待の新戦力で、《約束の終焉》と相性が非常に良いカードです。
ラファエル・レヴィ
4 《踏み鳴らされる地》
4 《根縛りの岩山》
4 《手付かずの領土》
-土地 (24)- 4 《ラノワールのエルフ》
4 《生皮収集家》
4 《成長室の守護者》
4 《クロールの銛撃ち》
4 《グルールの呪文砕き》
4 《鉄葉のチャンピオン》
3 《無効皮のフェロックス》
3 《永遠神ロナス》
-クリーチャー (30)-
3 《強撃/脅威》
2 《野生の律動》
1 《打ち壊すブロントドン》
1 《無効皮のフェロックス》
1 《生体性軟泥》
1 《永遠神ロナス》
1 《ボーラスの壊乱者、ドムリ》
1 《混沌をもたらす者、ドムリ》
1 《世界を揺るがす者、ニッサ》
-サイドボード (15)-
解説
《野獣の擁護者、ビビアン》と《ビビアンのアーク弓》を採用するには、しっかりと機能するような構築にしてやる必要がある。信頼できる確率でクリーチャーを捲り、なおかつ盤面へ影響を与えらえるように、マナコストが軽く、パワーが大きいクリーチャーを採用するんだ。そういった意味で、前環境から存在する、戦士にフィーチャーしたグルールが最適だろう。
《ビビアンのアーク弓》を引く、構える、マナをすべて注ぎ込む、相手のターン終了時にクリーチャーを展開する、攻撃する、おしまい。おまけで《永遠神ロナス》も採用している。除去されてライブラリーに戻ったとしても、《ビビアンのアーク弓》を起動すれば簡単に戦場に戻ってくるんだ。
セバスティアン・ポッツォ
7 《沼》
4 《草むした墓》
4 《森林の墓地》
1 《カーンの拠点》
-土地 (24)- 4 《ラノワールのエルフ》
4 《マーフォークの枝渡り》
4 《野茂み歩き》
4 《翡翠光のレインジャー》
3 《真夜中の死神》
2 《貪欲なチュパカブラ》
-クリーチャー (21)-
2 《ヴラスカの侮辱》
3 《はぐれ影魔道士、ダブリエル》
2 《ゴルガリの女王、ヴラスカ》
1 《ウルザの後継、カーン》
3 《ビビアン・リード》
1 《戦慄衆の将軍、リリアナ》
1 《人知を超えるもの、ウギン》
1 《秘宝探究者、ヴラスカ》
-呪文 (16)-
解説
プレインズウォーカーにとって、一番の親友は《ラノワールのエルフ》だ。このデッキは昔ながらのゴルガリ「探検」であり、アグロデッキに対して強いのはもちろん、プレインズウォーカーをマナ加速から展開することで、遅めのデッキを様々な角度から攻め、莫大なカードアドバンテージを獲得することを狙いとしている。この戦略にとって《運命のきずな》デッキや青単は厳しいから、サイドボードはこれらのデッキに意識を向けた構成になっているよ。
ケルヴィン・チュウ
4 《繁殖池》
4 《草むした墓》
4 《湿った墓》
4 《森林の墓地》
2 《水没した地下墓地》
1 《内陸の湾港》
1 《愚蒙の記念像》
-土地 (24)- 4 《ラノワールのエルフ》
4 《ハイドロイド混成体》
4 《マーフォークの枝渡り》
4 《野茂み歩き》
1 《培養ドルイド》
4 《翡翠光のレインジャー》
3 《人質取り》
-クリーチャー (24)-
解説
前環境のスゥルタイミッドレンジをアップデートしたものとなります。中でも《野獣の擁護者、ビビアン》が加わったのは非常に大きいですね。というのも、カードアドバンテージ源でありながらも、インスタントタイミングでクリーチャーを唱えられるようになるため、サイドボードの打ち消し呪文と相性が良いのです。《人質取り》を相手のターン終了時に唱え、相手のクリーチャーを奪えたら最高ですよね。
ブランドン・エアーズ
2 《島》
4 《繁殖池》
4 《寺院の庭》
2 《神聖なる泉》
4 《内陸の湾港》
4 《陽花弁の木立ち》
-土地 (23)- 4 《ラノワールのエルフ》
4 《成長室の守護者》
4 《ハイドロイド混成体》
3 《培養ドルイド》
1 《マーフォークのスカイダイバー》
4 《拘留代理人》
1 《秋の騎士》
4 《エリマキ神秘家》
1 《豊潤の声、シャライ》
3 《永遠神オケチラ》
2 《混種の頂点、ロアレスク》
-クリーチャー (31)-
解説
《野獣の擁護者、ビビアン》は独特なプレインズウォーカーだ。その常在型能力で瞬速を与え、クリーチャーのポテンシャルを最大限引き出す。また、-2能力で通常よりもライブラリーを掘りやすくなるため、1枚差しでシルバーバレットのクリーチャーを採用しやすくなる。今回紹介するデッキは、《野獣の擁護者、ビビアン》の登場によって実現した、新たなアーキタイプだ。少しだけでも使ってみることを強くおすすめするよ。きっとガッカリしないはずさ!
クリスティアン・ハウク
1 《沼》
4 《寺院の庭》
4 《草むした墓》
1 《進化する未開地》
4 《孤立した礼拝堂》
4 《森林の墓地》
1 《ゴルガリのギルド門》
-土地 (22)- 4 《ラノワールのエルフ》
4 《マーフォークの枝渡り》
4 《野茂み歩き》
3 《残酷な祝賀者》
4 《翡翠光のレインジャー》
3 《エルフの再生者》
-クリーチャー (22)-
解説
「アブザン城塞」は基本的にコンボデッキであり、《ボーラスの城塞》が着地したら即座に相手を倒しに行きます。コンボが決まれば勝てる確率は非常に高く、強固な盤面、《残酷な祝賀者》、《ボーラスの城塞》の起動型能力によって勝利を目指すのです。
打ち消し呪文には苦戦を強いられますが、アグロやミッドレンジといったインスタントタイミングで《ボーラスの城塞》に介入できない相手には有利に戦えるでしょう。Tier1に入れないかもしれませんが、間違いなく勝てるデッキであり、しかも想像し得る限りで最も楽しい方法のひとつで勝てるようになっています。
カルロス・ロマオ
3 《渇望の時》
2 《ドビンの拒否権》
4 《吸収》
3 《屈辱》
3 《薬術師の眼識》
3 《ケイヤの怒り》
3 《ヴラスカの侮辱》
2 《アズカンタの探索》
2 《覆いを割く者、ナーセット》
4 《ドミナリアの英雄、テフェリー》
1 《戦慄衆の将軍、リリアナ》
-呪文 (34)-
解説
『灯争大戦』はエスパーコントロールにとって実りの多いセットになったね。《覆いを割く者、ナーセット》は新たなスターだ。相手のカードアドバンテージ源を封じつつ、こちらだけカードアドバンテージを獲得できるんだからね。コントロールデッキからすれば、実に厄介なカードが登場したもんだ。
《ドビンの拒否権》が登場したことで、相手が打ち消し呪文を持っていようともテフェリーを確実に打ち消せるようになった。アグロ対策には《ケイヤの誓い》や《永遠神の投入》が強い味方になってくれるだろう。
クリスティアン・カルカノ
3 《暴君の嘲笑》
2 《喪心》
1 《灯の燼滅》
1 《ドビンの拒否権》
3 《吸収》
3 《屈辱》
3 《薬術師の眼識》
3 《ケイヤの怒り》
2 《ヴラスカの侮辱》
1 《アズカンタの探索》
3 《時を解す者、テフェリー》
4 《ドミナリアの英雄、テフェリー》
1 《人知を超えるもの、ウギン》
-呪文 (34)-
解説
他のエスパーコントロールと同様に、除去や手札破壊、打ち消し呪文によって1対1交換を繰り返し、最終的に《ドミナリアの英雄、テフェリー》を着地させてゲームを支配することがこのデッキの狙いです。
《時を解す者、テフェリー》は、序盤の妨害手段にもなりますし、常在型能力によって打ち消し呪文で対抗してくる相手に優位に立てるので、嬉しい新戦力です。また、《運命のきずな》のコンボが相手のターン終了時に成立することもなくなるので、見た目よりも遥かに強いカードと言えるでしょう。
スゥルタイや赤単が最も厳しいマッチアップのように思いますが、コントロールやシミックネクサスとの相性は良好なはずです。
グレゴリー・オレンジ
3 《喪心》
2 《渇望の時》
1 《ドビンの拒否権》
4 《吸収》
2 《肉儀場の叫び》
3 《ケイヤの怒り》
2 《ヴラスカの侮辱》
3 《時を解す者、テフェリー》
2 《アズカンタの探索》
2 《覆いを割く者、ナーセット》
2 《神秘を操る者、ジェイス》
4 《ドミナリアの英雄、テフェリー》
-呪文 (34)-
3 《強迫》
2 《正気泥棒》
2 《黎明をもたらす者ライラ》
1 《灯の燼滅》
1 《ドビンの拒否権》
1 《渇望の時》
1 《肉儀場の叫び》
1 《覆いを割く者、ナーセット》
-サイドボード (15)-
解説
スーパーフレンズ(プレインズウォーカーをたくさん採用したデッキ)復活の時がきました。単に使いたいからという理由で大量のプレインズウォーカーを使うのはあまり好きではありませんが、今回採用したものはお互いに相性が良いものとなっているのです。コントロールデッキにしては比較的マナカーブが低くなる点も、見事に噛み合っていますね。
アーネ・ハーシェンビス
4 《神無き祭殿》
4 《神聖なる泉》
4 《湿った墓》
4 《水没した地下墓地》
4 《氷河の城砦》
4 《孤立した礼拝堂》
1 《アゾリウスのギルド門》
-土地 (26)- -クリーチャー (0)-
2 《喪心》
2 《渇望の時》
2 《屈辱》
4 《ケイヤの怒り》
3 《ヴラスカの侮辱》
1 《アズカンタの探索》
2 《ケイヤの誓い》
2 《テフェリーの誓い》
2 《覆いを割く者、ナーセット》
2 《時を解す者、テフェリー》
1 《支配の片腕、ドビン》
1 《オルゾフの簒奪者、ケイヤ》
1 《ウルザの後継、カーン》
3 《ドミナリアの英雄、テフェリー》
2 《戦慄衆の将軍、リリアナ》
-呪文 (34)-
解説
プレインズウォーカーを大量に採用したエスパーコントロールは、どんなミッドレンジやアグロにも強いはずです。コントロールや《荒野の再生》デッキと戦う上では、3マナのプレインズウォーカーが最も重要な存在となります。《時を解す者、テフェリー》や《覆いを割く者、ナーセット》を盤面に維持できれば、有利な状況を作れるでしょう。総合的な評価ですが、楽しいデッキに違いないですし、新環境で試したいものになっています。
ルイス・サルヴァット
解説
数か月前からやろうとしていることはまったく変わっていないけど、期待の新人――《伝承の収集者、タミヨウ》が加入した。こいつは驚くべきカードだ。コンボに必要なパーツを探せるし、墓地からパーツを回収しても良い。しかもその過程で墓地まで肥やせるんだ。
他にも《樹上の草食獣》が加わった。今までこの上なく苦戦していた《正気泥棒》への完璧な解答なんだ。赤単や白単に強いのも嬉しいね。
イマニュエル・ゲルシェンソン
解説
《終局の始まり》と《伝承の収集者、タミヨウ》の登場により、コントロールへの耐性が上がった一方で、アグロに有効な《繁茂の絆》や《爆発域》も手に入れた。総じて新セットで強化されたデッキであり、誰しもが注目するデッキとなるだろう。
ドミトリー・ブタコフ
解説
《運命のきずな》が採用されていようといなかろうと、《荒野の再生》デッキは《ボーラスの占い師》の再録が大きな収穫となった。その効果でインスタントやソーサリーがヒットする確率は十分にあるし、場合によっては複数の選択肢から選ぶこともできるだろう。《永遠神ケフネト》も同様であり、マナコストが軽減される能力は見た目ほど強くないが、《運命のきずな》のコピーを5マナで唱えられるのは素晴らしい。
マルク・トビアシュ
4 《ショック》
3 《稲妻の一撃》
2 《溶岩コイル》
3 《悪意ある妨害》
2 《ラルの発露》
4 《発展/発破》
2 《発見/発散》
2 《アズカンタの探索》
1 《覆いを割く者、ナーセット》
4 《嵐の伝導者、ラル》
-呪文 (31)-
解説
《嵐の伝導者、ラル》と2枚の《発展/発破》を使った無限ダメージコンボをコンセプトとしたデッキです。コンボを成立させるには、《発展/発破》でコピーするための軽量呪文が必要になりますが、このデッキにはそれらが十分に採用されています。その他のカードは、コンボを達成するまでの時間稼ぎであったり、コンボを成立させるためのサポートです。《パルン、ニヴ=ミゼット》はプランBですね。
マルシオ・カルヴァリョ
5 《沼》
4 《神無き祭殿》
4 《孤立した礼拝堂》
2 《オルゾフのギルド門》
2 《総動員地区》
-土地 (25)- 4 《善意の騎士》
4 《悪意の騎士》
3 《アダントの先兵》
4 《秤の熾天使》
-クリーチャー (15)-
2 《喪心》
2 《屈辱》
4 《ベナリア史》
2 《牢獄領域》
2 《最古再誕》
4 《黒き剣のギデオン》
1 《戦慄衆の将軍、リリアナ》
1 《人知を超えるもの、ウギン》
-呪文 (20)-
解説
今日もこのデッキを何度も回してきたよ。元々はダニエル・ゲッチェル/Daniel Goetschelが使っていたもので、それに少々変更を加えたんだ。ポテンシャルは高いと思うし、使っているカードも強力なものが多い。サイドボードの《永遠の終焉》と《灯の燼滅》は予想以上に強かったね。
優良の除去と《ベナリア史》と騎士クリーチャーの組み合わせは実際に素晴らしい活躍を見せた。《秤の熾天使》も良い意味で期待を裏切られたね。サイドボードも充実していて、《強迫》はコントロール対策に、《黎明をもたらす者ライラ》はアグロ対策に、《永遠の終焉》はちょっとした《疫病風》で相手の盤面を崩壊させる。ミッドレンジが好きならぜひ試してみてくれ。
ベン・ハル
4 《神聖なる泉》
4 《氷河の城砦》
-土地 (18)- 4 《薄暮まといの空渡り》
4 《癒し手の鷹》
4 《錆色翼の隼》
4 《空渡りの野心家》
4 《銀嘴のグリフィン》
2 《悔恨する僧侶》
2 《高名な弁護士、トミク》
4 《敬慕されるロクソドン》
-クリーチャー (28)-
2 《トカートリの儀仗兵》
2 《軽蔑的な一撃》
2 《議事会の裁き》
2 《黒き剣のギデオン》
2 《暴君への敵対者、アジャニ》
1 《島》
1 《拘留代理人》
-サイドボード (15)-
解説
《翼の結集》や《順風》を使った白アグロ。《翼の結集》という飛行を使うメリットがあるカードが登場したため、飛行にフィーチャーしたデッキが成立する可能性があるだろう。
リー・シー・ティエン
8 《沼》
4 《血の墓所》
4 《竜髑髏の山頂》
-土地 (24)- 4 《不気味な修練者》
4 《どぶ骨》
4 《戦慄衆の解体者》
4 《ラゾテプの肉裂き》
4 《忘れられた神々の僧侶》
4 《災いの歌姫、ジュディス》
4 《波乱の悪魔》
3 《永遠神バントゥ》
-クリーチャー (31)-
解説
生け贄に捧げることでシナジーを形成するデッキです。序盤は《どぶ骨》や《戦慄衆の解体者》といった、付加価値を持つ軽量クリーチャーでライフを削りましょう。《忘れられた神々の僧侶》は、《ラゾテプの肉裂き》や《不気味な修練者》など、マナコストの軽い「動員」クリーチャーから更なる価値を引き出す役割を持ちます。
ゲーム終盤では、《波乱の悪魔》と《永遠神バントゥ》を揃えると、すべてのパーマネントがダメージへと変換されて押し込むことが可能です。《戦慄衆の将軍、リリアナ》は単純に強力ですし、このデッキにおいては多くのシナジーを形成します。それにみなさんもリリアナが大好きですよね!
ジョン・ロルフ
解説
『灯争大戦』はラクドスにとって豊作のセットとなりました。《戦慄衆の侵略》は2ターン目の脅威として素晴らしく、アグロにもコントロールにも有効です。また、《炎の職工、チャンドラ》や《主無き者、サルカン》など、新しいプレインズウォーカーは能動的にカードアドバンテージを獲得できるデザインとなっています。
さらに、《蔓延する蛮行》という全体除去を獲得し、《戦慄衆の侵略》で絆魂を持つために必要な、パワー6の達成もしやすくなっています(《豪奢/誤認》も似たような役割を果たします。単体除去ではありますが、軍団トークンの強化にも使えるのです)。このデッキは、アグロやミッドレンジに強いのではないかと予想していますが、(近年のラクドスがそういう傾向にあったように)コントロールやコンボと戦うにはサイドボードの手札破壊呪文に助けてもらう必要がありそうです。
ジェレミー・デザーニ
2 《シヴの火》
4 《稲妻の一撃》
3 《溶岩コイル》
4 《実験の狂乱》
4 《更生の泉》
4 《宝物の地図》
4 《崇高な工匠、サヒーリ》
4 《ウルザの後継、カーン》
-呪文 (33)-
解説
このデッキの根幹は、《崇高な工匠、サヒーリ》、《宝物の地図》、《ウルザの後継、カーン》のシナジーにあります。最終的な目標は、火力呪文でゲームをコントロールし、《実験の狂乱》、《宝物の地図》、《ウルザの後継、カーン》でカードアドバンテージを獲得することです。そこから、《ウルザの後継、カーン》でとても大きなサイズの構築物トークンを生成し、勝利を狙いに行きます。
火力呪文が豊富に採用されているため、クリーチャーデッキ相手にしっかりと戦えるような構成です。アドバンテージ源となるカードもあるため、コントロールとの対戦で必要なものも揃っています。黒マナを確保しているのは、火力呪文が有効でないマッチアップにおいて、よりコントロールに寄せた構築にするためです。従来からビッグレッドは存在していましたが、《崇高な工匠、サヒーリ》がこのデッキを使う新たな理由になったと思います。1ゲーム目から真のコントロールとして立ち回れるようになったのです。
モダン
ハビエル・ドミンゲス
4 《ウルザの鉱山》
4 《ウルザの魔力炉》
4 《ウルザの塔》
1 《宝石の洞窟》
1 《幽霊街》
1 《ウギンの聖域》
-土地 (19)- 1 《歩行バリスタ》
2 《ワームとぐろエンジン》
1 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》
-クリーチャー (4)-
4 《森の占術》
4 《彩色の宝球》
4 《彩色の星》
4 《探検の地図》
3 《大祖始の遺産》
3 《忘却石》
4 《大いなる創造者、カーン》
1 《人知を超えるもの、ウギン》
4 《解放された者、カーン》
2 《精霊龍、ウギン》
-呪文 (37)-
解説
ウルザランドを揃えることで、巨大な脅威へとマナ加速していくデッキだ。《大いなる創造者、カーン》はコンボデッキとの対戦で有用で、《マイコシンスの格子》で相手の行動を完封したり、特定の相手に効果抜群のアーティファクトをサイドボードから手札に加えられる。また、全体のマナカーブが低くなるため、ウルザランドを破壊してくる相手にも戦えるようになっているんだ。
ピオトル・グロゴウスキ
2 《繁殖池》
4 《植物の聖域》
4 《ヤヴィマヤの沿岸》
4 《宝石鉱山》
-土地 (15)- 1 《野生の朗詠者》
4 《猿人の指導霊》
1 《研究室の偏執狂》
4 《アロサウルス乗り》
4 《絡み森の大長》
2 《グリセルブランド》
2 《土着のワーム》
-クリーチャー (18)-
解説
新カードである《新生化》と《アロサウルス乗り》を組み合わせることで、1ターン目から《グリセルブランド》を展開するデッキとなっています(《異界の進化》は《新生化》と類似の効果を持つものとして採用しています)。《アロサウルス乗り》の点数で見たマナコストは7であるため、代替コストで唱え、即座に《新生化》や《異界の進化》の生け贄に捧げれば、《グリセルブランド》を出せるというわけです。
《召喚士の契約》は《アロサウルス乗り》をサーチできるので、5枚目以降の《アロサウルス乗り》として運用できます。《グリセルブランド》が戦場に出てしまえば、《滋養の群れ》を連鎖することで何度も起動型能力を使用し、デッキをすべて引き切るのです。最終的には《猿人の指導霊》と《魔力変》で色マナを生み出し、《稲妻の嵐》や《研究室の偏執狂》で勝利します。
その他に採用されているカードは、コンボパーツを探すものであったり、《アロサウルス乗り》を代替コストで唱えるために必要な緑のカードとなっています。このデッキは、1~3ターン目に勝つことが多いため、ロンドンマリガンを最も有効活用できるように思います。とはいえ、「攻め一辺倒」でコンボの成立も非常に安定しているため、ロンドンマリガンがなかったとしても大きな脅威となるのではないでしょうか。
ルーカス・エスペル・ベルサウド
4 《均衡の復元》
4 《信仰無き物あさり》
4 《選択》
4 《血清の幻視》
1 《有毒の蘇生》
4 《雷電支配》
2 《約束の終焉》
1 《残響する真実》
3 《けちな贈り物》
4 《予言により》
-呪文 (35)-
3 《大祖始の遺産》
3 《神々の憤怒》
2 《血染めの月》
1 《トーモッドの墓所》
1 《高山の月》
1 《精神を刻む者、ジェイス》
1 《反逆の先導者、チャンドラ》
-サイドボード (15)-
解説
妨害要素を排し、コンボを安定して達成できるように《選択》、《信仰無き物あさり》、《けちな贈り物》を採用した《均衡の復元》デッキだ。《約束の終焉》はこれらのカードと相性が良く、コンボパーツをより早く揃えられるようになっている。また、手札破壊やコンボを妨害してくるデッキに対して、長期戦でアドバンテージをもたらすカードとしても役割が期待できるんだ。
ジェイソン・チャン
解説
マナコストが重いものの、《夢を引き裂く者、アショク》は青黒ライブラリーアウトにピッタリのカードです。青黒ライブラリーアウトは、相手の行動を封じ、妨害するという本質を持っていますから、《夢を引き裂く者、アショク》が入っても何ら不思議ではありません。しかも、モダンでトップクラスのデッキに有効であることがほとんどであるため、メインデッキに採用しても良いほどなのです。
《書庫の罠》や《彼方の映像》と相性が悪いですが、自分の《廃墟の地》を使えば《書庫の罠》のマナコストを踏み倒せますし、自分を対象にすれば《彼方の映像》の条件を達成することさえできます!(墓地を追放されるのは対象のプレイヤーではなく、各対戦相手なのです)
ゴンサロ・ピント
解説
このデッキは、《時を解す者、テフェリー》と《沈黙》を「刻印」した《等時の王笏》で相手を封じます。《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》の常在型能力で相手はソーサリータイミングでしか呪文を唱えられませんが、アップキープに《等時の王笏》を起動すれば、《沈黙》の効果によって呪文が一切唱えられなくなるのです。
ロックが一旦成立してしまえば、すでに盤面に存在していたクリーチャーを対処するだけです。軽量除去や《瞬唱の魔道士》を擁するジェスカイカラーが得意としているところですね。《時を解す者、テフェリー》の-3能力も、相手のクリーチャーの頭数を減らせます。また、《稲妻のらせん》や《流刑への道》を「刻印」した《等時の王笏》も、単体で大きな脅威となるマッチアップがあり、《遅延》は《時を解す者、テフェリー》の常在型能力と非常に相性が良いです。
ジェイコブ・ナグロ
2 《沼》
3 《湿った墓》
4 《汚染された三角州》
1 《新緑の地下墓地》
4 《闇滑りの岸》
3 《忍び寄るタール坑》
1 《沈んだ廃墟》
2 《廃墟の地》
2 《ガイアー岬の療養所》
-土地 (24)- 4 《ヴリンの神童、ジェイス》
1 《ゲトの裏切り者、カリタス》
2 《黄金牙、タシグル》
-クリーチャー (7)-
4 《コジレックの審問》
4 《思考掃き》
1 《思考囲い》
2 《喪心》
2 《集団的蛮行》
1 《滅び》
1 《モックス・アンバー》
1 《虚無の呪文爆弾》
4 《覆いを割く者、ナーセット》
4 《ヴェールのリリアナ》
1 《精神を刻む者、ジェイス》
-呪文 (29)-
解説
《覆いを割く者、ナーセット》と《ガイアー岬の療養所》を揃えることによって、最終的に相手のドローステップを完封するデッキとなっています。相手が手札0枚の状況で、上記の2枚のカードが戦場にあれば、《ガイアー岬の療養所》の起動型能力を相手のアップキープに使うことで、相手のドローステップを飛ばせるのです。
レガシー
アレン・ウー
1 《島》
1 《平地》
2 《Tundra》
2 《Tropical Island》
4 《溢れかえる岸辺》
4 《霧深い雨林》
2 《吹きさらしの荒野》
1 《カラカス》
2 《不毛の大地》
-土地 (20)- 4 《貴族の教主》
4 《石鍛冶の神秘家》
2 《真の名の宿敵》
-クリーチャー (10)-
4 《渦まく知識》
4 《思案》
4 《剣を鍬に》
1 《呪文貫き》
4 《意志の力》
1 《梅澤の十手》
1 《殴打頭蓋》
3 《覆いを割く者、ナーセット》
3 《時を解す者、テフェリー》
2 《精神を刻む者、ジェイス》
1 《ドミナリアの英雄、テフェリー》
-呪文 (30)-
解説
『灯争大戦』は、レガシーに強力なプレインズウォーカーを2人も送り込みました。《覆いを割く者、ナーセット》と《時を解す者、テフェリー》です。いずれの常在型能力も、レガシーで主要なデッキのゲームプランにとって大きな抑止力となる上に、戦場に着地したターンからアドバンテージを生み出します。そしてこのデッキは、《貴族の教主》や《モックス・ダイアモンド》によって、通常よりも早くこれらの脅威を展開することを意図しています。
ブランコ・ネランク
解説
《爆発域》は、《輪作》や《ギャンブル》、《壌土からの生命》で戦場に出しやすい。特殊能力を持つ優良な土地であるため、土地単をTier1に押し上げる可能性もあるだろう。1マナのパーマネントを多用するデッキに対して有効なのは明らかだが、それよりも重要なのは《相殺》や《真の名の宿敵》に対する、サーチできる解答であるということだ。土地単はこの2枚のカードにとても手こずるからね。