突如深海から現れた深海魚か否か。

齋藤 友晴

みなさんお久しぶりです!

最近犬を飼って家族のハッピーがさらにブーストしたトモハルです^^

彼の名はジェイス!

先週末とその前の週、【グランプリ・プラハ2017】【プロツアー『霊気紛争』】と連戦してきました。

プラハで12ヶ国プレイヤー連合軍のプロツアーへ向けた合宿を1週間行いつつ、その期間中のGP参戦。

GP前の2日半は集中的にドラフト+ドラフトのディスカッションをしました。

■ グランプリ・プラハ2017

初日シールドは黒緑のシールドデッキで初日7-2。

2日目1回目のドラフトは微妙な白青デッキで1-2。

2日目2回目のドラフトは超強い青赤デッキで3-0。

総合11-4の111位プロポイント2点。

晴れるーむ合宿含め、たくさん練習したので悔しい結果でした。

このイベントでは2回のドラフトを通じて青がとにかく安かったのがとても印象的。

青は2セット通した評価で中堅の強さの色の割には、初手で取るカードが少なく、空きやすい色であることは練習の結果見込んでいましたが、これほどとは!というレベルでした。

『霊気紛争』のコモントップ3が上から順に、

霊気急襲者

シナジーが多い強力なカードでその後のドラフトもしやすくなるカードではあるものの……パッと見痩せたカード。

内陸のドレイク

サイズが良い飛行で、低マナ域の実用的なアーティファクトクリーチャーが少ないため攻守に長けているものの……パッと見『基本セット』カード。

難破船ウツボ

タフ5もあるソフトタッチブロッカーで相手の「紛争」能力を誘発させない上、2/2の攻撃を止め、エナジー供給力も高いものの……パッと見後ろ向きなカード。

という、見た目で損キャラ3兄弟なのです(笑)

そんな青は洞察力が高いプロが集った練習ドラフトでの単色別勝率も一番高く、「積極的に青をやる」ことは今回の超強力なファーストステップ戦略でした。

2日目のスイスラウンドが終わった後はすぐに宿に戻り、ここからPTへ向けたスタンダードに本腰入れました。

■ PTのスタンダードデッキ準備

僕がこの環境で最初に魅力的に感じたのは青白のコンボデッキ。

【KenjiWayfinder#10】をベースに調整した内容。


齋藤 友晴「青白《鼓舞する彫像》

6 《島》
4 《平地》
2 《大草原の川》
4 《港町》
4 《産業の塔》

-土地 (20)-

4 《羽ばたき飛行機械》
4 《スレイベンの検査官》
4 《上級建設官、スラム》
1 《絶え間ない飢餓、ウラモグ》

-クリーチャー (13)-
2 《予期》
4 《金属の叱責》
4 《逆説的な結果》
3 《押し潰す触手》
3 《解析調査》
4 《聖戦士の盾》
4 《骨の鋸》
3 《鼓舞する彫像》

-呪文 (27)-
hareruya

一番回したのはこんな感じのリストで、要はたくさんカード引いてキャッキャする感じのデッキでした。

今回はできれば除去が効かないデッキを使いたかった&黒緑とサヒーリの想定上のメタゲーム2トップ相手に、黒緑に有利、サヒーリに良い勝負かなと感じつつ各マッチ数をこなしましたが、どこまで行っても安定感が足りなくて自爆的なゲームが多かったのでボツ。

調整チーム全体としては《緑地帯の暴れ者》を最大限活用した4色エネルギー&機体ビートにスポットが当たるも……

緑地帯の暴れ者

これまた安定性が足りずにボツ。

なお、これに採用されていた《放浪する森林》《反射魔道士》の禁止で強くなったカードの代表格だと感じました。

放浪する森林

その他も色々試すも、力不足や安定感不足で全部ボツ。この環境、この期間ではグレートなデッキ、スペシャルなデッキは生み出すことができませんでした。

こうなると、グッドを使うしかない。グッドを選び、仕上げて合宿終了。

■プロツアー『霊気紛争』

前回ジェレミーが優勝したPTテーロス以来、3年ぶりのダブリン。

ドラフトはこの環境、すべての単色とすべてのカラーコンビネーションの合計成績で勝ち越ししていたので、自信満々。

この色優先&非優先や、それを踏まえたピック順や流れ読みはあれど、ポジション良ければ何でもやる覚悟の、だいたい受け8割、攻め2割のドラフトスタイル。

初日のドラフトは強い黒緑で3-0スタート!幸先良し!

初手で赤レア《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》から、2手目でトップアンコモンのひとつ《巻きつき蛇》 を取りつつも、黒緑は比較的やりたくない色の組み合わせだったのでこれを使わない可能性、タッチで使う可能性を充分に考えながらドラフトしてたものの、流れ上ベストだったのでそのまま黒緑。

「+1/+1」カウンター乗るカードだらけだったので2枚の《鋳造所のスズメバチ》が宇宙でした。

2日目のドラフトは強い青緑で2-1。

霊気急襲者霊気急襲者霊気急襲者霊気急襲者

《霊気急襲者》が4枚取れたのは嬉しいけれど、生まれて初めて2/2飛行出現に対する恐怖感が溢れ出しました(笑) 唯一負けた相手が初戦の殿堂ポール・リッツェルの青黒で、プレイもデッキも回りも強かったのでまさにどうしようもない清々しい負け。

ドラフト5-1。

これってスタンダードの成績が7-2-1以上(運が良ければ7-3でも)ならトップ8入るので、かなり良い成績なんですよ。

そして、合宿での練習の末に選んだグッドデッキはこちら。


齋藤 友晴「マルドゥ機体」

4 《感動的な眺望所》
4 《秘密の中庭》
4 《尖塔断の運河》
4 《産業の塔》
3 《霊気拠点》
3 《平地》

-土地 (22)-

4 《模範的な造り手》
4 《スレイベンの検査官》
2 《発明者の見習い》
4 《屑鉄場のたかり屋》
4 《経験豊富な操縦者》
2 《模範操縦士、デパラ》
1 《ピア・ナラー》

-クリーチャー (21)-
4 《致命的な一押し》
4 《無許可の分解》
4 《キランの真意号》
2 《耕作者の荷馬車》
3 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》

-呪文 (17)-
4 《金属の叱責》
3 《断片化》
3 《苦い真理》
2 《燻蒸》
2 《蓄霊稲妻》
1 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》

-サイドボード (15)-
hareruya


そう、今大会トッププレイヤーが軒並み手にしていたマルドゥ機体です。

デッキパワーで黒緑、ジェスカイサヒーリに引けを取らない割に、意識のされ具合が甘そうだという部分での加点と、前回のプロツアーやグランプリでも使用していたため慣れ加点もあったのでこれを選択しました。

結果は4-6。。。

1回ミスで負けたゲームや、相手のミラクルやマリガン祭りで負けたゲームもありましたが、一番印象的だったのはミラーマッチを5回踏んで負けたこと。

当たり運が凄く悪かったかと言えばそうではなく、これ自体は良いことなのですが、プロツアーで突如大量発生したマルドゥ機体全体が勝ち組で、上位卓ほど周りはマルドゥ機体だらけだったのでこれぐらい当たってもおかしくないフィールドでした。

10%程度だと思ったマルドゥ機体が22.4%もいた上に圧倒的な勝ち組。

この事態を予想できなかったこと。

ミラーマッチを意識した構成でなかったこと。

上記が主な敗因です。

ヒントは充分ありました。

・グレートなデッキ、スペシャルなデッキはできないと感じていた
・マルドゥ機体は強さに対してメタられてないと感じていた
・マルドゥ機体は既に旧環境でポピュラーなデッキであった

=同じことを考えて持ち込むプレーヤーが多い可能性が高く、使用すると同時に警戒もしなければならない。

ということ。今回のプロツアーについての反省はこれにつきます。

またいつか同じシチュエーションになった時に同じ失敗をしないように、今後の事前確認用にまとめた言葉がこれです。

不気味なアンコウ

目指すべきは深海魚=誰も知らないようなグレートなデッキ&スペシャルなデッキで、そういうのが使える場合、同型メタは損になることが多いけど、一般魚=ポピュラーなグッドデッキを使うことになる場合は、同系を意識すべきという教訓としていきます。

相手はプロプレイヤーや予選を突破した猛者たち。

もっと相手を認め、相手を信頼した上で立ち回っていくことで、これから勝率を上げていけそうです。

以上、変なタイトルのPTレポートでした(笑)

プロツアーチャンピオンや殿堂プレイヤーになれるようこれからも頑張っていきます!

トモハル

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