By Hiroshi Okubo
■ サンプルリスト
6 《沼》 5 《森》 4 《進化する未開地》 4 《花盛りの湿地》 4 《風切る泥沼》 -土地 (23)- 4 《歩行バリスタ》 4 《才気ある霊基体》 4 《巻きつき蛇》 4 《不屈の追跡者》 3 《ピーマの改革派、リシュカー》 4 《新緑の機械巨人》 -クリーチャー (23)- |
4 《致命的な一押し》 4 《ウルヴェンワルド横断》 2 《闇の掌握》 2 《破滅の道》 2 《領事の旗艦、スカイソブリン》 -呪文 (14)- |
4 《自然廃退》 4 《精神背信》 2 《豪華の王、ゴンティ》 2 《造命師の動物記》 2 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》 1 《膨らんだ意識曲げ》 -サイドボード (15)- |
■ 基本的な動き
「黒緑アグロ」はその名の通り黒緑のビートダウンデッキです。『霊気紛争』がリリースされ、《巻きつき蛇》と《ピーマの改革派、リシュカー》を得たことで成立した新デッキで、SCG Openやプロツアーなどで活躍してトップメタの仲間入りを果たしました。
特に《巻きつき蛇》のもたらす爆発力はスタンダード随一で、2ターン目に《巻きつき蛇》、3ターン目に《ピーマの改革派、リシュカー》という挙動は脱法ヴァイオレンスと呼んでも過言ではありません。
他にも《歩行バリスタ》や《新緑の機械巨人》、《不屈の追跡者》など環境に多数存在する「+1/+1」カウンターを利用するクリーチャーを用いて強固な盤面を築き上げ、勝利を目指します。
デッキの動き自体は至ってシンプルであるものの、プレイングは見かけ以上に奥深く、サイドボーディングも含めてやり込み甲斐のあるデッキなので初心者の方から玄人の方まで万人にオススメです。
■ TIPS
「マルドゥ機体」には五分~微不利といった相性で、「黒緑アグロ」が使用する《歩行バリスタ》や《致命的な一押し》は効果的なものの、「マルドゥ機体」側が使用する飛行クロックに対処する手段が非常に限られており、《キランの真意号》を除去できないと途端に崩れてしまいます。
「4色サヒーリ」に対しては明確に不利ですが、絶対に勝てないということはありません。《歩行バリスタ》や《闇の掌握》でコンボ成立をしっかりと牽制しつつ、こちらのクリーチャーを火力による除去が困難なサイズへ育てていきましょう。
特に《つむじ風の巨匠》から出てくるトークンや《ならず者の精製屋》のチャンプブロックで時間を稼がれてしまうことは負け筋の一つなので、特大サイズの《新緑の機械巨人》を盤面に残すことを目指します。
《電招の塔》を使用するコントロールデッキにはメインボードで有利、サイドボード後に有利です。脅威となるクリーチャーを次々に展開しながら押し切りましょう。サイドボード後にはアーティファクト対策カードやプレインズウォーカー、《造命師の動物記》などを入れて重めの構成にし、攻め手を絶やさず戦うことができます。
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