ヴィンテージデッキ案内 -ガッシュメンター-

晴れる屋

By Yuta Takahashi

※(2018/1/26追記) 《僧院の導師》《噴出》は現在では制限カードに指定されています。

サンプルリスト

■基本的な動き

僧院の導師

 モダンやレガシーでも活躍する《僧院の導師》。もともと強力なカードではありますが、ヴィンテージではモダン、レガシーとは別格の強さです。

  1. 《僧院の導師》→0マナを3枚プレイ→トークン3体。
  2. 呪文を4回プレイ。果敢4回で(5+5+5+6=21)21点で攻撃。

 「2ターンで呪文を7回プレイ……そんなことが可能なの?』

 できるんです、ヴィンテージなら。

ギタクシア派の調査Black Lotus精神的つまづき意志の力噴出

 各種Mox,《Black Lotus》《ギタクシア派の調査》はすべて能動的に動ける0マナ。さらには妨害手段の《精神的つまづき》《意志の力》も0マナ。ドロースペルの《噴出》も0マナ。

 そう、0マナで驚くほど動けるのがこの「ガッシュメンター」なんです。

 キーカードはデッキ名にもなっている《噴出》。レガシーで禁止されているこのカードが4枚フル投入! デッキ全体のマナコストが低いため「島を2枚戻す」デメリットはほとんど気にならず、「土地2枚+《僧院の導師》《噴出》」という手札なら3マナ目の確保としても使えます。相手の《不毛の大地》にスタックで自身のデュアルランドを戻す場合もあり、使い方が問われる良いカードです。

 対MUDなど《精神的つまづき》が効きづらい相手に対しては、果敢を稼ぐために自分の《ギタクシア派の調査》《精神的つまづき》を撃つ場面もあるので、覚えておくと良いでしょう。

TIPS

得意なマッチアップ/苦手なマッチアップ

 得意なマッチアップは青いフェアデッキ全般です。

石のような静寂ダク・フェイデン解呪

 また今回のリストではメインから《石のような静寂》《ダク・フェイデン》《剣を鍬に》を多く採用し、MUDに有利な構成を目指したリストです。逆に言えば、これくらい意識しないと勝てないほどMUDは強いデッキです。《解呪》《断片化》などで対策は怠らないようにしましょう。

平地

 ヴィンテージではサイドに基本地形をよく見ますが、これはMUD対策のサイドカードを《不毛の大地》されないマナベースから出したいからですね。

 苦手なマッチはアップはコンボ系です。

封じ込める僧侶墓掘りの檻

 勝ち手段がクリーチャーなため、《ドルイドの誓い》を苦手とします。また発掘デッキは打ち消しや除去が効きづらく、相手の《Bazaar of Baghdad》に触りにくいためです。そのためサイド後はどちらも対策できる《墓掘りの檻》《封じ込める僧侶》が必須です。

バリエーション

陰謀団式療法森の知恵

 どちらも色を足したバージョンがあります。コンボデッキが多いとみるなら《陰謀団式療法》型の方がおススメです。

苦手なカード(代表例)

ドルイドの誓いBazaar of Baghdad抵抗の宝球
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