インタビュー: ホビーステーション・伊藤 航亮 ~ブース運営の裏側~

晴れる屋

By Kazuki Watanabe

 前編後編の2回に渡ってご紹介した、グランプリ・神戸2017のショップブース。本戦が始まった今日も、各ショップブースにはたくさんの人が集っている。

 各ブースには、昔懐かしいブースターパック、各種サプライ、そしてシングルカードなど様々な商品が用意されている。どのブースにも魅力的なものがびっしりと並んでいて、目移りしてしまいがちだ。これだけ魅力的な商品を取り揃えるのが大変な作業であることは、想像に難くない。

 今回お話を伺ったのは、ホビーステーションのブースを担当する、伊藤 航亮さんだ。

 ホビーステーションはグランプリ・神戸2017の主催も務めている。今回は、普段はエリアリーダーとしてホビーステーション藤沢店、横浜店、横須賀店を取りまとめる伊藤さんに、グランプリ準備と並行して行われたブース準備について、そして、実際にブースに立ってみた感想などをお聞きしてみよう。

■ 準備は2ヶ月前から

--「今回、ブースの準備はどれくらい前から始めたのですか?」

伊藤「準備を始めたのは2ヶ月くらい前ですね。早め早め、という意識で動いていたのですが、やはりギリギリになってしまいました。ホビーステーションとしても、グランプリの準備を同時に行っていたのでなかなか大変でしたね」

--「なるほど。準備は具体的に何から始められたのですか?」

伊藤「まずは、シングルカードの準備から始めました。これが本当に大変で、数を用意すると同時に、どの店舗から在庫を確保するかに悩みましたね」

--「日本全国にショップがあると、そういった悩みもあるわけですね」

伊藤「そうですね。今回は、日本橋本店を中心に準備を進めてきました。ただ、絶版カードはどうしても数に限りがあるので、その場合は他の店舗と連携して、ということも多かったです」

--「そうやっていく内に、2ヶ月があっという間に過ぎた、というところでしょうか」

伊藤「あっという間でしたね。結局、すべての準備が整ったのは5月に入ってからでした。仲間たちの協力があって、どうにか準備が完了した、というところですね」

■ 目標は、笑顔でいること

--「今回は、グランプリの運営側にもスタッフが必要ですよね。ブースのスタッフは何名ですか?」

伊藤「6名で回しています。この人選もなかなか難しくて、これまではブースを担当するスタッフの大半がグランプリでの業務経験者だったんですよ」

--「歴戦の猛者がブースに立っていたわけですね」

伊藤「そうですね。ただ、今回は運営側に人を回した都合上、『ブースに立つのは初めて』という人がいつもより多いですね。3名が経験者、3名は初めて、という状態です」

--「そういった少し新しいメンバーとブースに立っているわけですね。実際に始まってみるといかがですか?」

伊藤「やはり楽しいですね! 今回、とにかく“笑顔でいること”を簡単な目標というか意識しているんです。普段はエリアリーダーとして仕事をしているので、直接お客様と接する機会が少ないんですよ。ブースはお客様とも近いですし、久しぶりの感覚が新鮮で、とにかく楽しく働いています」

--「なるほど。接客をする中で気づいたことはありますか?」

伊藤「やはり、モダンの人気はすごいな、と思いますね。本戦直前でもモダンのカードは売れるんだな、と」

■ グランプリを楽しんで欲しい

--「では最後に、読者のみなさんへ一言お願いします」

伊藤「とにかく、グランプリを楽しんで欲しいです。本戦に参加している人はもちろん好成績を目指して欲しいですし、サイドイベントも充実しているので、今日、明日も楽しんで貰えると思います。そして、ぜひホビーステーションのショップブースにも立ち寄ってください!」


 ホビーステーションのブースは、大きな旗と、伊藤さんを始めとするスタッフの笑顔が目印だ。魅力的な商品とスタッフの努力が詰まったブースに、ぜひ、足を運んで見てほしい。

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