エルドラージ旋風の吹き荒れた【第6期モダン神挑戦者決定戦】から約4か月。《ウギンの目》の禁止を経てエルドラージの脅威は軽減された。
【ワールド・マジック・カップ予選】の東京と名古屋、そしてプロツアー『霊気紛争』予備予選のフォーマットとなるモダンは今が旬。
モダンシーズンの先陣を切った今回の神挑戦者決定戦、ラウンド6開始時点での上位卓の分布をご覧いただこう。
デッキ名 | プレイヤー数 |
【親和】 | 2人 |
【マーフォーク】 | 1人 |
【スーパー・クレイジー・ズー】 | 1人 |
【エルフ】 | 1人 |
【白緑同盟者】 | 1人 |
【白黒トークン】 | 1人 |
【白黒緑ヘイトベアー】 | 1人 |
【ジャンド】 | 1人 |
【青白緑エルドラージ】 | 1人 |
【青黒赤コントロール】 | 1人 |
【白青赤コントロール】 | 1人 |
【青赤昇天】 | 1人 |
【ドレッジ】 | 1人 |
【アイアンワークス】 | 1人 |
【アドグレイス】 | 1人 |
■ 【スーパー・クレイジー・ズー】:1名
「スーサイド・ズー」の呼び名でも定着しつつあるビートダウン・コンボ。当初は一風変わったデッキという立ち位置だったが、今ではMagic Onlineで五指に入るほどの人気アーキタイプとなっている。
フェッチランド+ギルドランドに加えて《ギタクシア派の調査》《通りの悪霊》といった自らのライフをすり減らすアクションを重ねてからの《死の影》、そして《強大化》《ティムールの激闘》と繋ぐ動きは爽快である。
■ 【ドレッジ】:1名
『イニストラードを覆う影』から《傲慢な新生子》《秘蔵の縫合体》《縫い翼のスカーブ》が加わったことで実戦級のポジションとなったドレッジ。
基本戦略は《黄泉からの橋》で大量発生するゾンビトークンによる物量戦だが、《大いなるガルガドン》や各種クリーチャーによるビートダウンも可能といったように、思いのほか攻め幅が豊富なデッキでもある。
■ 【アイアンワークス】:1名
デッキ名の由来となっている《クラーク族の鉄工所》を軸としたコンボデッキ。
《彩色の宝球》や《彩色の星》で白マナを確保し、《胆液の水源》などでドローしつつ《クラーク族の鉄工所》でマナに変換、墓地に落ちた各種アーティファクトを《蔵の開放》《信仰の見返り》で再び戦場に戻してドローを重ね、再度《クラーク族の鉄工所》で生け贄に……。これを繰り返して余剰マナからの《引き裂かれし永劫、エムラクール》や《飛行機械の鋳造所》+《弱者の剣》コンボを揃えるという動きになっている。
《蔵の開放》《信仰の見返り》を重ねるにつれて戦場に戻るアーティファクトの量が徐々に増えていく様は、チェインコンボ好きにはたまらないだろう。
親和を除いた上位8卓のデッキが各種1つずつという「モダンらしい」結果となった。それでも、これほど多種多様に分かれることも珍しく、最終的にどのデッキが勝ち残るのか予想ができないラインナップだ。
ここからTop8に駒を進めるのはどのデッキとなるのか。結果に期待したい。
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