■ サンプルリスト
1 《島》 1 《平地》 4 《宝石鉱山》 4 《闇滑りの岸》 4 《金属海の沿岸》 4 《欺瞞の神殿》 4 《啓蒙の神殿》 -土地 (22)- 4 《猿人の指導霊》 1 《研究室の偏執狂》 -クリーチャー (5)- |
3 《否定の契約》 4 《血清の幻視》 4 《手練》 4 《天使の嗜み》 3 《大霊堂の戦利品》 1 《稲妻の嵐》 4 《むかつき》 4 《ファイレクシアの非生》 4 《睡蓮の花》 4 《五元のプリズム》 -呪文 (35)- |
4 《神聖の力線》 3 《呪文滑り》 3 《ハーキルの召還術》 2 《思考囲い》 1 《否定の契約》 1 《殺戮の契約》 1 《すべてを護るもの、母聖樹》 -サイドボード (15)- |
■ 基本的な動き
《天使の嗜み》をプレイしてから《むかつき》を打つと、《むかつき》のライフ損失をそのターン無視できるようになるので、ライブラリを最後まで引ききることができるようになります。そうして膨れ上がった手札から3枚の《猿人の指導霊》を追放し、《稲妻の嵐》で手札に抱えた大量の土地を投げつけることで、一撃20点以上のダメージを与えて対戦相手を倒すという純正コンボデッキです。
コンボ自体は《天使の嗜み》と《むかつき》の2枚コンボですが、同一ターンにプレイする必要があるため6マナを捻出する必要があり、その間は無防備となるため、4ターン程度で決着することもあるモダンのゲームスピードを踏まえると、初手のマリガンを考える際にはマナ加速する《睡蓮の花》や《五元のプリズム》も3枚目のコンボパーツのように考える必要があります。
このデッキの強みはパーツの代替性にあります。《天使の嗜み》は同じくライフ損失によって敗北することがなくなる《ファイレクシアの非生》によって代替できますし、《むかつき》については、《天使の嗜み》もしくは《ファイレクシアの非生》のいずれかを引き込んでいるという条件付きですが、《大霊堂の戦利品》で (勝ち手段や《猿人の指導霊》が追放されてしまうリスクもありますが、ある程度) 安全に探し出すことができます。
もちろんそれ以外にも《血清の幻視》《手練》といったドロー操作や《啓蒙の神殿》《欺瞞の神殿》による「占術」もあり、少々の手札破壊程度なら無視できる安定性も魅力です。
また、《天使の嗜み》《むかつき》《稲妻の嵐》とコンボパーツがすべてインスタントのため、コンボがインスタントタイミングで決まるのも強みです。これに加えて《否定の契約》のバックアップもあるので、《謎めいた命令》のような重いカウンター呪文に対して耐性があります。
また、5マナがないときでも《否定の契約》の契約コストはアップキープの遅延誘発にスタックしての《天使の嗜み》で (そのターンゲームに敗北しなくなるため) 踏み倒せる、というテクニックは覚えておいて損はないでしょう。
■ TIPS
◆ 得意なマッチアップ/苦手なマッチアップ
アドグレイスは《ファイレクシアの非生》がナチュラルにコンボパーツとなっていることから、バーンに対して極めて有利なデッキです。また、トロンのようにパーマネントにのみ干渉してくるデッキに対しても、《睡蓮の花》が「待機」で追放領域にあって干渉されないなど、こちらがパーマネントにほとんど依存しないデッキであるために有利に戦えます。
反面、コンボが決まるのは4ターン目以降が基本となるため、こちらの《天使の嗜み》や《ファイレクシアの非生》を意に介さない感染は最も厳しいマッチアップとなります。
もちろん相手が入れてくる対策カードのケアも忘れてはいけませんが、メインボードがほとんど固定パーツで埋まっている割には自分より早いデッキに対する干渉手段が少ないデッキなので、そういったデッキ全般に対してどうやって1手を挟むのか、どうやって1ターンを稼ぐのか、といった観点からサイドボードを構築することで、様々なデッキに対して五分以上に立ち回ることができるデッキです。
◆ バリエーション
◆ 苦手なカード(代表例)
【「アドグレイス」でデッキを検索】
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