日本代表ショートインタビュー: 竹下 徹(長野)

晴れる屋

By Hiroshi Okubo


 参加者数333名、全12回戦という過酷な予選を駆け抜き、見事日本代表の座を勝ち取った男、竹下 徹(長野)。

 勝利の余韻冷めやらぬ彼に、彼の経歴とワールド・マジック・カップへの意気込みについて、簡単なインタビューを試みた。




--「今のお気持ちはいかがですか?」


竹下「いやぁ~、疲れました(笑) 今日はもう(終電の都合で)家には帰れないので、ホテルに帰って休みたいです。今日は負けたら漫画喫茶、勝ったらホテルと決めていたので本当に勝ててよかった」


--「まるで制約と誓約ですね(笑)」


竹下「意識していたわけじゃないんですが、そんな感じですね(笑)」


--「竹下さんは【グランプリ・名古屋04】でトップ8に入賞された経験もあるそうですが、プロツアーにも参加されたんですか?」


竹下「名古屋でトップ8に入ったときはまだ学生だったので、プロツアーに参加できなかったんですよね。でも、4年前に【プロツアー『闇の隆盛』】でホノルルに行きました」


--「そのときの成績は?」


竹下「それが、史上最低の1-7しちゃったんですよね(笑) まぁ『練習できてない・デッキにも自信がない・ドラフトもやってない』っていう状態での参加だったので、当然の結果だったかな」




--「普段はどちらで練習されているんでしょうか?」


竹下「基本的にはMOがメインですね。はま屋さんとかにも出入りしていますが、練習メンバーというよりは仲良しメンツで集まって遊んでいる感じで……8割くらいはMOです」


--「では、一緒に練習している方などは……」


竹下「昔は関西に住んでいたので、関西の人と連絡を取り合うことは多いですね。去年の【ワールド・マジック・カップ2015】に出場していた玉ちゃん(玉田 遼一)とか。今日も玉ちゃんとは一緒に決勝ラウンド残ったので、いろいろ話してました」


--「なるほど。ちなみに【トップ8プロフィール】では農業を営んでいらっしゃると記述がありましたね。そのあたりのお話も差し障りないようでしたらお伺いしたいです」


竹下「僕はきゅうり農家でして、きゅうりは夏の野菜ということもあって基本的に冬場はオフシーズンなんですよ。逆を言えば今は繁忙期なんですけど、今日はちょっと無理を言ってお休みいただきました。11月にマジックにオールインできるようになると思うので、本戦はしっかり練習して臨みます!」


--「最後に、本戦への意気込みをお願いします」


竹下「去年の玉ちゃんに続きたいです! がんばります!」


--「ありがとうございます。本戦でのご活躍をお祈りしています!」



 物腰柔らかにインタビューに応じてくれた竹下だったが、練習仲間でありライバルでもあったという玉田が昨年【ワールド・マジック・カップ2015】で活躍している姿を見ながら、嬉しい反面で悔しかったと語る。

 温和な人柄の中に燃える闘志。ワールド・マジック・カップ本戦での竹下の活躍に期待が高まる。






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