リミテッドの主役はコモン! とすれば、新セットのトップコモンカードが気になるのは当然だろう。
そこで、今回は『異界月』のトップコモンは何なのか、晴れるーむ合宿に参加していたプロプレイヤーたちに話を聞いてみた。
■ 原根 健太
1-1で取ってもいいかな、と思えるのは《捨て身の歩哨》と《エムラクールの加護/Boon of Emrakul》です。
この2枚はアーキタイプの核になるカードで、《エムラクールの加護/Boon of Emrakul》は《鉄覆いの処刑者》とプチコンボもできます。
■ 金川 俊哉
《ウルヴェンワルドに囚われしもの》はかなり優先度が高いですね。
■ 齋藤 友晴
《シガルダ教の僧侶》かな。《ウルヴェンワルドに囚われしもの》と迷うけど、《シガルダ教の僧侶》は特にシナジーを意識しなくても強くて、後半に引いても仕事をしてくれるよ。
■ 高橋 優太
《シガルダ教の僧侶》。
■ 中村 修平
コモンなんて取ってたら勝てないよ!!
……というのは冗談として、各色から挙げるなら《シガルダ教の僧侶》、《ぼろぼろの憑依者》、《エムラクールの加護/Boon of Emrakul》、《流電砲撃》、《ウルヴェンワルドに囚われしもの》かな。
■ 津村 健志
《シガルダ教の僧侶》と《ウルヴェンワルドに囚われしもの》ですね。
あと《生命の危機》はさすがに重すぎると思ったけど、使ってみたら強かったです。
■ 井川 良彦
《シガルダ教の僧侶》か《不憫なグリフ》か《流電砲撃》だけど、あんまり早い順目でコモンは取りたくないなぁ。
■ 八十岡 翔太
《不憫なグリフ》。というかコモン取ったら負け。
9名中5名が《シガルダ教の僧侶》と回答。
今回の合宿では白絡みのアーキタイプが一度も0-3しておらず、環境大本命と目される緑白に至っては3-0率が最も高いという結果になった。すなわち、白い強力なコモンカードに意見が集中するのは自然なことだろう。
また、中村 修平・八十岡 翔太の2名がレアを取れと力強く回答してくれたことも興味深い。
一見すると身も蓋もない意見のようだが、カード同士のシナジーが薄く、個々のカードパワーが重視される環境では高いレアリティのカード(≒強いカード)をピックしていくべし、とのことである。そう言っていたわけではないが、おそらくそういうことだろう。