メタゲームブレイクダウン:スタンダード
晴れる屋メディアチーム
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《王冠泥棒、オーコ》が禁止になり、はや1か月が経とうとしている。思えば、11月上旬に開催されたミシックチャンピオンシップ VIでは《王冠泥棒、オーコ》を搭載したデッキが約70%にものぼる事態になっていた。
では、禁止から1か月経過して行われた本大会(参加者227名)のメタゲームはどうなったのだろうか。早速見ていくことにしよう。
アーキタイプ | 使用者数 | 使用率 |
---|---|---|
ジャンドサクリファイス | 33 | 14.5% |
ジェスカイファイアーズ | 27 | 11.9% |
シミックランプ | 26 | 11.5% |
シミックフラッシュ | 24 | 10.6% |
ゴルガリアドベンチャー | 22 | 9.7% |
《荒野の再生》 | 18 | 7.9% |
ティムールアドベンチャー | 13 | 5.7% |
青白コントロール | 9 | 4.0% |
ご覧いただいた通り、最大勢力はジャンドサクリファイスの14.5%。先日のミシックチャンピオンシップ VIIでピオトル・グロゴゥスキ/Piotr Glogowskiを見事優勝に導いたデッキだ。同じサクリファイス系のデッキでも、ラクドスカラーやゴルガリカラーなどはほぼ存在しなかった。
2番手以降の勢力もMC VIIの結果が色濃く反映されている。ジェスカイファイアーズ、シミックランプ、シミックフラッシュ、ゴルガリアドベンチャーはどれも同大会でトップ8に入賞したものだ。3名のプレイヤーをトップ8に送り込んだシミックフラッシュは鮮烈なデビューを飾り、一躍人気デッキのひとつとなっている。
《王冠泥棒、オーコ》一強の時代は終わり、多彩なデッキが環境トップの座を奪おうとしている。MC VIIでシミックフラッシュが突如として現れたように、また新たなデッキたちが顔を見せる可能性はあるだろう。そして来月には『テーロス還魂記』が発売される。スタンダードは今後も変化し続けていくはずだ。
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