【プロツアー『異界月』】の終幕とともに、新たなシーズンが始まった。
新たなシーズンの始まりと共に、トッププレイヤーたちは新たな目標に向かって走り出している。
そこで、スタンダード神の座に挑む権利を獲得するために集ったプレイヤーに、2016-2017シーズンの目標を聞いてみた!
原根 健太 Hareruya Pros所属プロプレイヤー
――「2016-2017シーズンの目標をお聞かせください」
原根「シルバー・レベル・プロですね。マジックを再開するときに定めた、『3年でレベルプロになろう』という目標の3年目を迎えます。今年が勝負の年なので、そのために、練習の量を増やし、質を上げていきたいと思っています」
――「【Hareruya Prosに加入するときのインタビュー】でも宣言されていた目標ですね。【グランプリ・シドニー2016】を始めとして、海外遠征も積極的にされていますよね」
原根「そうですね。勝てると思ったとき、自信があるときは、恐れることなく遠征をしようと思っています。シドニーへの遠征で、8時間は近いと思えました。これくらいの移動時間なら体力的にも十分挑戦できる、という自信がついたので、海外への挑戦も積極的にやっていきたいですね」
――「挑戦、という意味では、先週【初めてのMO放送】もありましたが」
原根「緊張しました。レポート記事やMO配信などで、嬉しい報告を皆さんにお届けできるように頑張ります!」
行弘 賢 Dig.cards所属プロプレイヤー
――「まずは、【プロツアー『異界月』】トップ8入賞、おめでとうございます」
行弘「ありがとうございます!今日は皆さんから祝福の言葉をたくさんもらっています。嬉しい限りです」
――「早速ですが、2016-2017シーズンの目標をお聞かせください」
行弘「プラチナ・レベル・プロですね。これまで、『ゴールド・レベル以上』という目標を持って挑戦を続け、達成することができました。新たなレベルに向かって、更に挑戦をしたいです」
――「更なるレベルアップ、ということですね。昨シーズンまでを振り返っての反省点などはありますか?」
行弘「シルバー・レベル・プロに落ちたことは、想像以上の悔しさでした。そして、甘かったな、と。もっとハングリー精神が必要だと強く実感しましたね。特に『ゴールドを維持しよう』という意識が強過ぎて守りに入ってしまったのが反省点です。攻めに出るような『尖った選択』をできるようになりたいですね」
――「大舞台での『尖った選択』というのは、自信がなければ難しいことですよね」
行弘「そうですね。ですが、自信がなければ、プラチナ・レベルにはなれないと思います。世界のプラチナ・レベルは、実力があって、自信を持っている人ばかりですよね。そうでなければ、チャンスをつかむことができないんだ、と。そのためにも、プロツアートップ8という地位に満足することなく、挑戦者として練習を積み重ねたいです」
――「なるほど。その他に意識していることはありますか?」
行弘「自分で良い流れを作ることの重要性を感じましたね。今回プロツアーに挑戦できたのは、グランプリを含めた良い流れに乗れたからだと思っています。むやみにグランプリ遠征を続けると、結果がついてこないだけでなく、自信を失うことにもなってしまいますから」
――「一人の視聴者として、その良い流れの中にMO配信が入ってくれると嬉しいのですが……」
「ありがとうございます(笑)。そうですね。配信は復活したいと思っているので、楽しみにしていてください!」
松本 友樹 BIG MAGIC所属プロプレイヤー
――「対戦、お疲れ様です。早速ですが2016-2017シーズンの目標を教えていただけますか?」
松本「ゴールド・レベル・プロを目指します。これは変わらぬ目標ですね。すべての大会に参加するようなスケジュールは組みにくいので、少ないチャンスをものにできるようにしたいですね」
――「なるほど。そのために、どのような準備を行うつもりですか?」
松本「練習の質を更に上げることが必要ですね。ここ最近は、Team Cygamesの市川 ユウキさんと調整を行っているのですが、これがかなり上手く行っているので、これからも続けていきたいですね」
――「市川さんとの調整、というのはどのように行っているのですか?」
松本「情報交換がメインですね。市川さんはプレイが上手いだけでなく、デッキを見る目があるんですよ。彼が見つけたデッキを回してみたり、私が作ったデッキを彼に回してもらって評価を受けたり、ということが多いですよ」
――「トッププロ同士の情報交換、というのはすごいですね」
松本「いろいろなことを学んでいます。あとは、プロツアーで上位に入賞するために、ドラフトの練習をもっと増やしたいです。目標に向けて、努力を続けていきます」
光安 祐樹 BIG MAGIC “BIGs”所属プレイヤー
――「2016-2017シーズンの目標をお聞かせください」
光安「大きな目標は、プロツアー出場です。更に力を付けて、挑戦したいと思っています」
――「昨シーズンの感想をお聞かせ願えますか?」
光安「BIG MAGICさんに声を掛けてもらい、BIGsの一員として過ごした1年でした。グランプリやRPTQで勝つことができず、悔しい思いもたくさんしましたが、それをバネに今季も成長したいです」
――「BIGsの一員として、とのことですが、どのような変化がありましたか?」
光安「交友関係がかなり広くなって、いろいろな方に声を掛けていただき、アドバイスを貰えるようになったのはありがたかったですね。自分に足りない部分を見つめることもできました。特に改善したいのは、積極的になれずに攻めきれない点ですね。勝ち切れるゲームを作れるようにしたいな、と」
――「プロツアー出場を目指す、となると、遠征も増えてきそうですね」
光安「そうですね。疲れてくると大きなミスをしやすくなりますから、体力をつけて、メンタル的にも強くなりたいです。トッププレイヤーを目指すうえで、必要なことだと思うので」
中道 大輔 9代目ミスターPWC
――「中道さんといえば、各地の大会でご活躍されていますよね。普段の練習はどのように行っているのですか?」
中道「私の場合、週末の大会が練習であり実戦です。少ない時間しかかけられないからこそ、マジックを楽しむ気持ちを大切にしたいと思っています」
――「楽しむ気持ちを大切にしたい……良い言葉ですね。では、2016-2017シーズンは、どのような目標をお持ちですか?」
中道「プロツアー出場と、グランプリトップ8入賞が目標です。そのためには、いろいろなデッキと対戦して経験を積んでいきたいですね」
――「プロツアー『異界月』では、いろいろなデッキが活躍していましたね」
中道「そうでしたね。バントカンパニーの一強かと思ったら、いろいろなデッキが活躍していましたよね。今日もそうですが、スタンダードはまだまだ楽しむことができそうなので嬉しいです」
中村 修平 プロツアー殿堂顕彰者
――「2016-2017シーズンは、どのような目標をお持ちですか?」
中村「脱マジックですね。そのためにも、プラチナを取りたいなぁ、と思っています」
――「脱マジック、ですか。名記事、【マジックプレイヤー的地球の歩き方】が読める可能性も……?」
中村「懐かしいなぁ(笑)。あるかもしれませんね」
新たなシーズンの幕開けは、新たな戦いの始まりでもある。
それぞれが、それぞれの目標に向けて、走り出している。そして、彼らは皆、飽くなき探求心と向上心を持っている。
その「最初の目標」と言うべき、神の座に挑むのは、果たして誰なのだろうか?
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