速報!Round 5上位卓のデッキ分布

晴れる屋

By Yusuke Kanazawa


 『コンスピラシー:王位争奪』がレガシー環境に与えた影響は少なくない。【グランプリ・千葉2016】まで『カラデシュ』の発売を挟むとはいえ、現時点での”新環境”レガシーに挑戦することは大きな意義がある。

 環境の変化は如何ほどか。ここでは、ラウンド5開始時点での上位8卓のデッキ分布をお届けしよう。



デッキ名 プレイヤー数
【青黒緑続唱】3人
【白青奇跡】2人
【デス&タックス】2人
【ジャンド】1人
【青赤デルバー】1人
【マーフォーク】1人
【エルドラージ】1人
【白青スピリット】1人
【感染】1人
【実物提示教育】1人
【ベルチャー】1人
【騙し討ち】1人



【青黒緑続唱】:3名

 『コンスピラシー:王位争奪』が恩恵をもたらしたのはデス&タックスだけではない。《トレストの使者、レオヴォルド》。この間諜に秀でるエルフは、強力なドロー呪文が溢れるレガシーにおいて無視できない存在となる。

 青いデッキにとっては早急に対処したいカードであるが、これが除去されても最低限の1ドロー保証が付いてくる。特筆すべきは《トレストの使者、レオヴォルド》の誘発型能力はコントローラーのパーマネント、そしてコントローラー自身にまで適用される点である。彼と対峙する際は《不毛の大地》《リシャーダの港》、各種ハンデスの使用に気を付けたい。


断片無き工作員悪意の大梟トレストの使者、レオヴォルド



【デス&タックス】:2名

 現環境のレガシーにおける渦中のデッキ。それがデス&タックスだ。《護衛募集員》の利便性は本物だったようで、会場各所でその姿を見ることができる。

 《霊気の薬瓶》を絡ませることで、《ちらつき鬼火》《ファイレクシアの破棄者》の着地まで即座に繋がる柔軟性も魅力だ。今後どこまでメタゲームに食い込んでくるか、その動向に注目したいデッキだ。


護衛募集員聖域の僧院長ちらつき鬼火






 「青黒緑続唱」に「デス&タックス」と、『コンスピラシー:王位争奪』の新戦力を取り入れ進化したデッキの活躍が目立つ。レガシーにおいても、常に新しきを試し続ける姿勢が反映された結果といえるだろう。

 ここからTop8に駒を進めるのはどのデッキとなるのか。結果に期待したい。



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