レガシーデッキ案内 -続唱青黒緑-

晴れる屋

By Kenji Tsumura


■ サンプルリスト



Jonathan Orr「続唱青黒緑」
StarCityGames.com – Legacy Open Baltimore(優勝)

1 《沼》
1 《森》
4 《Underground Sea》
2 《Bayou》
1 《Tropical Island》
4 《新緑の地下墓地》
4 《汚染された三角州》
2 《霧深い雨林》
1 《忍び寄るタール坑》
2 《不毛の大地》

-土地 (22)-

4 《死儀礼のシャーマン》
4 《タルモゴイフ》
2 《悪意の大梟》
4 《断片無き工作員》
1 《トレストの使者、レオヴォルド》

-クリーチャー (15)-
3 《祖先の幻視》
4 《渦まく知識》
2 《思考囲い》
4 《突然の衰微》
2 《トーラックへの賛歌》
1 《毒の濁流》
4 《意志の力》
2 《ヴェールのリリアナ》
1 《精神を刻む者、ジェイス》

-呪文 (23)-
2 《外科的摘出》
2 《見栄え損ない》
1 《野生の狩りの達人》
1 《真髄の針》
1 《墓掘りの檻》
1 《無のロッド》
1 《森の知恵》
1 《壌土からの生命》
1 《トーラックへの賛歌》
1 《ゴルガリの魔除け》
1 《毒の濁流》
1 《大渦の脈動》
1 《魂の裏切りの夜》

-サイドボード (15)-
hareruya




■ 基本的な動き

 「続唱青黒緑」はレガシーを代表する中速デッキです。デッキ名にもなっている「続唱」の付いた《断片無き工作員》は、レガシー界でも屈指のアドバンテージ獲得手段であり、とりわけ《祖先の幻視》との組み合わせはこのデッキの象徴とも言える強力な動きです。


断片無き工作員祖先の幻視


 なんの工夫をせずとも十分に強力な「続唱」能力ではありますが、《渦まく知識》《精神を刻む者、ジェイス》と組み合わせれば、任意のカードを適切なタイミングで導くことが可能です


渦まく知識精神を刻む者、ジェイス


 《断片無き工作員》の他にも《悪意の大梟》《トーラックへの賛歌》に各種「プレインズウォーカー」と、アドバンテージを得る手段が豊富で、ゲーム中盤から後半にかけての粘り強さはレガシー環境でも随一


悪意の大梟トーラックへの賛歌ヴェールのリリアナ


 《断片無き工作員》に始まり、《トーラックへの賛歌》《不毛の大地》、さらには《意志の力》とレガシーを象徴するカードのオンパレードで、これからレガシーを始めてみたい、レガシーならではのカードを満喫したいといった方にうってつけのデッキだと思います

 また、ミッドレンジの王道をいく構成なので、モダンの「ジャンド」や「アブザン」、スタンダードの「黒緑『昂揚』」などがお好きなプレイヤーにもぜひともお勧めしたいアーキタイプです。



■ TIPS


◆ 得意なマッチアップ/苦手なマッチアップ


 アドバンテージ獲得手段に長け、《死儀礼のシャーマン》や基本地形のおかげで《不毛の大地》にもある程度の耐性があるので、《秘密を掘り下げる者》デッキを筆頭とするフェアデッキ全般に強いデッキです。


死儀礼のシャーマン


 自身の《不毛の大地》の枚数にも左右されますが、1マナの呪文が少ないので《虚空の杯》の影響を受けづらく、仮に設置されようとも《突然の衰微》でしっかりと対処できるため、【「エルドラージ」】デッキにも相性が良いです。


不毛の大地突然の衰微


 ただし、コンボデッキに対しては非常に相性が悪く、メインボードは《トーラックへの賛歌》《意志の力》を固め引かない限りほとんど勝ち目はありません。


トーラックへの賛歌意志の力


 また、最低限の基本地形と《突然の衰微》があるとはいえ、タイミング良く設置される《血染めの月》はそれだけでゲームが終わってしまう可能性があります。


血染めの月


 「青白奇跡」など《血染めの月》《基本に帰れ》が高確率で採用されているデッキに対しては、《突然の衰微》のマナを構えておくなり、事前に基本地形をサーチしておくなどで対応しましょう。

 デッキ全体の総括としては、メインボードがフェアデッキに強い構成なので、主要なコンボデッキに対してサイドボード後にいかに勝率を高められるかが重要になります。



◆ バリエーション


ヴリンの神童、ジェイスヴェンディリオン三人衆狼狽の嵐



◆ 苦手なカード(代表例)


実物提示教育むかつき血染めの月



【「続唱青黒緑」でデッキを検索】



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