第8期レガシー神挑戦者決定戦。あいにくの雨模様にも関わらずレガシーとしては第1期以来となる満員御礼の300名が晴れる屋トーナメントセンターに集まった。
【グランプリ・千葉2016】を来週に控えた彼らは、今大会どのようなデッキを選択したのだろうか?
その答えが、こちらだ。
■白青奇跡-31名
レガシーを語る上で避けては通れない、《相殺》+《師範の占い独楽》を主軸にした鉄壁のコントロールデッキを選択したプレイヤーは31名。
一口に「奇跡」と言っても、先週末の【Eternal Festival Tokyo 2016トライアル】でも活躍を見せた《造物の学者、ヴェンセール》+《カラカス》搭載の「レジェンド型」や、メインからアグレッシブに攻めれる「《僧院の導師》型」、《瞬唱の魔道士》《ヴェンディリオン三人衆》にクリーチャーを絞った「スタンダード型」など、クリーチャー枠がプレイヤーによって異なるのが特徴。
■エルドラージ-30名
『ゲートウォッチの誓い』で登場した2種類のエルドラージが、レガシーを激変させた。
《古えの墳墓》《裏切り者の都》といったレガシーならではの豊富な2マナランドと、《虚空の杯》《アメジストのとげ》といった妨害戦略により一気にトップメタに躍り出た。
その強さの割に比較的プレイングが簡単なこともその人気に拍車をかけたのか、今大会でも30名と多くのプレイヤーが手にしている。
■デス&タックス-20名
レガシー初期から存在する白ウィニーが、『コンスピラシー:王位争奪』で得た新戦力により強化され、上位メタに食い込んだ。
特に《護衛募集員》+《ちらつき鬼火》の組み合わせが非常に強力で、これまで苦戦していた白青奇跡との相性差を大幅に改善することに成功した。
■《秘密を掘り下げる者》系-44名
そして最後に、クロックパーミッションの代名詞である《秘密を掘り下げる者》デッキ。
種類が多岐に渡るため目立ちにくいが、「《秘密を掘り下げる者》デッキ」としてひとまとめにすると、「その他」に分類した青赤緑デルバー(1名)も加えて実に44名と一番数が多いことが分かる。
バーン色を強めた青赤デルバー、どこまでもカードパワーを追及した4色デルバー、《若き紅蓮術士》+《陰謀団式療法》をメインに据えた青黒赤デルバーなど同じ《秘密を掘り下げる者》デッキでも微妙に戦略が異なるので、どのタイプか見極めないとプランの立て方やサイドボードを誤るので要注意だ。
簡単に今回のメタゲームをまとめてみたが、いかがだっただろうか。
今大会の結果が、来週の【グランプリ・千葉2016】にも大きく影響を与えるのは間違いないだろう。
果たして最古の、そして無敗の神・川北 史朗への挑戦権を得るのは。
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