カジュアル・フォーマット : 土地マジック

Jeremy Dezani

Translated by Takumi Yamasaki

こんにちは、みなさん!

この記事では、いつものマジックとは違う楽しみ方を教えようと思います。 これはカジュアルフォーマットで、使用するのはなんと 基本土地だけ! 私たちはこのゲームを 土地マジック と呼んでいます。

このフォーマットは 1ゲーム約5分 ほどで、私たちはよくグランプリや他の大会などのラウンドの間に遊んでいます。

◆ 土地マジックの遊び方
デッキの組み方

プレイヤーはまず基本土地(《平地》《島》《沼》《山》《森》)を それぞれ5枚ずつ 計25枚のカードを用意しこれをデッキとします。
平地 島 沼
山 森
ゲームを始める準備

・プレイヤーは 4枚の初期手札 からスタートし、毎ターンの開始時に1枚ドローできます。ただし先行の最初のターンだけはドローできません。
・プレイヤーは 一度だけフリーマリガン することができます。マリガンしても引く枚数は初期手札と同じ4枚ですが、これ以降マリガンは行えません。
ゲームの進行と決着

・プレイヤーは 自分のターンに1枚 だけカードをプレイできます。
・カードをプレイする際、 プレイしたいカードを裏向きで唱えます。 もし対戦相手がこれに対応しなければ、唱えたカードを表向きにし、カードの基本地形タイプに応じた能力が誘発します。
・誘発した能力が解決されて、お互いに何もすることがなければ次のプレイヤーの手番に移ります。
・この手順を繰り返して、 さきに5種類の基本土地を場に揃えたプレイヤーがゲームに勝利します。
◆ 基本土地のもつ能力

《平地》 : あなたの墓地からカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に加える。

平地

《島》 : 対戦相手のターンのときのみ、あなたは 「このカードと他のカードを手札から墓地に置く」 ことで、対戦相手がプレイした裏向きの土地を 打ち消す ことができる。あなたのターンにこのカードが表向きになっても、なにも能力は誘発しない。

島

《沼》 : 対戦相手はカードを1枚捨てる。

沼

《山》 : 場にある土地1つを対象とし、それを破壊してもよい。

山

《森》 : あなたはカードを1枚引く。

森

このゲームにおいて最高のスタートは《沼》《森》です。《山》はほとんどの状況において良いカードです。《平地》はアドバンテージを稼ぐベストカードです。《島》はゲーム終盤に最も役に立つカードで、対戦相手が5種類目の土地を揃えようとしたとこにストップをかけることができます。

◆ 土地マジックに見られるマジックらしさ

この単純なゲームの中に、あなたはマジックの戦略の側面を数多く発見できるでしょう。

筋道だった戦略 : あなたはアグレッシブに速くゲームに勝つことを目指すこともできれば、カードアドバンテージに焦点を置くことで、ゲームの最後には《島》でカウンターし、その《島》《平地》で使いまわすようなコントロールとしても振る舞えます。

多くの選択肢と決断 : どの土地を《山》で破壊すれば良いのか。対戦相手の《沼》で自分はどのカードを捨てれば良いのか。《平地》でなにを手札に戻すのか。私は《島》で対戦相手の裏向きのこのカードをカウンターすべきだろうか。

ブラフ : ゲームが終盤になると、まるで本物のポーカーのようになります。たとえば誰かが4種類の基本土地を揃えたとしましょう。そこで彼は素直に5種類目の土地を置いて勝つこともできれば、すでに場に出ている基本土地をブラフとして出すことで、あなたに《意志の力》(《島》)させようと仕向けてだってくるのです。 あなたは対戦相手が最後のターンに「何を持っていて、何をするのか」を読み切る必要があります。

私はあなたがこのゲームで私のように楽しんでこのゲームを遊んでくれることを望んでいます。

読んでくれてありがとう。

Jeremy DEZANI

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