ヘッドジャッジインタビュー: Planes Walker’s Cup 中嶋 智哉

晴れる屋

By Yusuke Kanazawa

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 多くのプレイヤーが集う関東の草の根大会、Planes Walker’s Cup。

 PWCの略称で親しまれるこの大会を主催するのはレベル2ジャッジ・中嶋 智哉。PWCの魅力をより深く知るため、ヘッドジャッジも務める中嶋にインタビューを行った。





――この度はPWC Championship(以下:PWCC) 2016開催おめでとうございます。

中嶋: ありがとうございます。

――今回のインタビューではPWCの舞台裏、大会運営についてお伺いします。よろしくお願いいたします。



中嶋 智哉



■ PWCの一日

――当日はどのように運営されているのですか?

中嶋: まず、当日の運営体制からご説明します。PWC当日は平均して3~4名のスタッフによって運営されています。内訳としてはヘッドジャッジが1名スコアキーパーが1名フロアジャッジが1~2名となっています。

当日の進行については概ね以下のような流れですね。


09:00~ 会場着 / 設営開始 / 主催店舗の方と軽く打ち合わせ
09:45~10:15 大会受付
10:30~ R1開始
平均5~7ラウンド前後
~21:00 SE(シングルエリミネーション)を含めて全ラウンド終了 / 並行して撤収作業
21:30 撤収 / 会場返却


中嶋: 最近のPWCはほとんどがSE有りの大会なので、基本的には上記のような進行となります。この中ですと設営から受付の間が特に忙しい時間帯となりますが、ラウンド以外の進行は工夫によって縮めることができる時間でもあります。これはTop8が決まってから準々決勝が始まるまでの間の時間でも同様ですね。

――当日以外ですと、主にどういった運営作業がありますか?

中嶋: まずは主催店舗と相談して大会日程などの詳細を決めていきます。それらが決まったら【PWCのwebサイト】【Blog】を更新して告知、宣伝を行います。また、【PWCポイントランキング】の更新なども行いつつ、次の大会を迎える。これが一連の流れですね。



■ プレイヤーが多くの大会に参加できる環境を

中嶋: これは以前にも表明したことですが、PPTQを抜けたプレイヤーは同シーズン中のPPTQに参加できなくなる制度は変更してほしいと常々思っています。

例えば、PPTQを抜けたプレイヤーが週末の大会に出ようとしたら、近場の主だった大会がPPTQしかなくてマジックで遊べない、なんてことになったら悲しいですよね。特にシーズン初期で抜けたプレイヤーにとってはPWPの面でも困ることになるので、今後、何かしらの制度変更があってほしいと願います。



■ PWCC 2017について

中嶋: PWCC 2017については従来の招待制イベントではなく、オープンイベントにする予定です。

――重大発表ですね!? これ、ここに書いちゃっていいんですか?

中嶋: ええ、大丈夫ですよ(笑)

招待制ですとシーズンの途中からMTGを始めたり復帰してきたプレイヤーがPWCCに参加したくても難しいという問題があって、それを解消したいためのオープンイベントでもあります。

オープンイベントなので誰でも参加可能にしつつ、シーズン中の大会上位者には参加費割引券を配布するなどして、大会で勝ったプレイヤーへの特典を付けるようにします。

PWCCの参加形式はこれまでと変わりますが、プレイヤーがマジックを遊べる場を提供する姿勢は変えることなく継続していきます。

――本日はインタビューにお応え頂き、ありがとうございました。

中嶋 :ありがとうございました。