By Hiroshi Okubo
参加者350名を超え、非常に盛り上がっているワールド・マジック・カップ2015東京予選。
多種多様なアーキタイプが存在するモダン環境で、今大会の勝ち組デッキとなるのは一体何になるのか?
それでは早速、第6ラウンド開始時点での上位8テーブルのデッキ分布をご覧いただこう。
【精力の護符ランプ】 | 3名 |
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【エルフ】 | 2名 |
【バーン】 | 2名 |
【無限頑強】 | 1名 |
【親和】 | 1名 |
【ジャンド】 | 1名 |
【白黒緑ジャンク】 | 1名 |
【欠片の双子コンボ】 | 1名 |
【白緑オーラ】 | 1名 |
【アドグレイス】 | 1名 |
【青赤ストーム】 | 1名 |
【ズー】 | 1名 |
■ 【精力の護符ランプ】:3名
その名を冠する《精力の護符》をキーカードとしたオールインコンボ。
環境屈指の爆発力を誇り、愛用者が増えてきているアーキタイプである。
《血染めの月》が環境から減りつつあるのが追い風となったか。
■ 【エルフ】:2名
『タルキール龍紀伝』で《集合した中隊》を得たことでメタゲーム上位に躍り出た部族デッキ。
基本的にはレガシーのようなコンボ要素はなく、横に展開してマナ加速をしてロードを出して殴るといったデッキだ。
『マジック・オリジン』からも《群れのシャーマン》や《ドゥイネンの精鋭》といった新たなエルフが追加され、今後はさらなる活躍が見込まれる。
■ 【バーン】:2名
モダンのメタゲーム上位に常に一定数存在する【バーン】。
最近では《ボロスの魔除け》や《破壊的な享楽》のために3色で組まれることも多い。
■ 【青赤ストーム】
最近では見られなくなっていた【青赤ストーム】も活躍していた。
大量のマナ加速とキャントリップ呪文を《紅蓮術士の昇天》によってコピーしストームを稼ぎ、《ぶどう弾》などで勝利するデッキだ。
黎明期には人気のあるアーキタイプだったが、キーカードが一部禁止されたことで勢いを失っていった【青赤ストーム】。これからまた一線に返り咲く日が来るか?
上位にコンボが多いのが印象的である。特にオールインコンボ系のデッキが活躍していたようだ。
また、上位16位以内に12種類ものデッキが入っているのがモダン環境のメタゲームの多様さを示していると言えるだろう。
ここからTop8にどのようなデッキが勝ち上がるのか期待したい。