速報!Round6 上位卓のデッキ分布

晴れる屋


By Hiroshi Okubo


 参加者350名を超え、非常に盛り上がっているワールド・マジック・カップ2015東京予選。
 

 多種多様なアーキタイプが存在するモダン環境で、今大会の勝ち組デッキとなるのは一体何になるのか?

 それでは早速、第6ラウンド開始時点での上位8テーブルのデッキ分布をご覧いただこう。


デッキ名
人数
【精力の護符ランプ】 3名
【エルフ】 2名
【バーン】 2名
【無限頑強】 1名
【親和】 1名
【ジャンド】 1名
【白黒緑ジャンク】 1名
【欠片の双子コンボ】 1名
【白緑オーラ】 1名
【アドグレイス】 1名
【青赤ストーム】 1名
【ズー】 1名



【精力の護符ランプ】:3名

 その名を冠する《精力の護符》をキーカードとしたオールインコンボ。
 環境屈指の爆発力を誇り、愛用者が増えてきているアーキタイプである。


精力の護符ゴルガリの腐敗農場花盛りの夏


 《血染めの月》が環境から減りつつあるのが追い風となったか。



【エルフ】:2名

 『タルキール龍紀伝』で《集合した中隊》を得たことでメタゲーム上位に躍り出た部族デッキ。
 基本的にはレガシーのようなコンボ要素はなく、横に展開してマナ加速をしてロードを出して殴るといったデッキだ。


集合した中隊群れのシャーマン背教の主導者、エズーリ


 『マジック・オリジン』からも《群れのシャーマン》《ドゥイネンの精鋭》といった新たなエルフが追加され、今後はさらなる活躍が見込まれる。



【バーン】:2名

 モダンのメタゲーム上位に常に一定数存在する【バーン】
 最近では《ボロスの魔除け》《破壊的な享楽》のために3色で組まれることも多い。


稲妻ボロスの魔除け破壊的な享楽




【青赤ストーム】

 最近では見られなくなっていた【青赤ストーム】も活躍していた。
 大量のマナ加速とキャントリップ呪文を《紅蓮術士の昇天》によってコピーしストームを稼ぎ、《ぶどう弾》などで勝利するデッキだ。


紅蓮術士の昇天魔力変ぶどう弾


 黎明期には人気のあるアーキタイプだったが、キーカードが一部禁止されたことで勢いを失っていった【青赤ストーム】。これからまた一線に返り咲く日が来るか?



 上位にコンボが多いのが印象的である。特にオールインコンボ系のデッキが活躍していたようだ。
 また、上位16位以内に12種類ものデッキが入っているのがモダン環境のメタゲームの多様さを示していると言えるだろう。

 ここからTop8にどのようなデッキが勝ち上がるのか期待したい。



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