日本代表ショートインタビュー: 楊 塑予(東京)

晴れる屋

By Atsushi Ito


 353名という過酷なモダンの予選で優勝し、見事日本代表の座を勝ち取った男、楊 塑予ヨウ ソヨ (東京)

 勝利の余韻冷めやらぬ彼に、これまでのマジック歴とワールド・マジック・カップへの意気込みについて、簡単なインタビューを試みた。


--「楊さんはいつごろマジックを始められたんでしょうか?」

「『マジック基本セット2010』と『ゼンディカー』の間あたりですかね。途中でブランクが1~2年ありますが、始めたのはそのくらいです」

--「ずっとモダンで【アミュレットブルーム】を回していたんでしょうか?」

「いえ、最初はスタンダードでしたね。ただローテーションについていくのが厳しいと感じたので、ローテーションがない下の環境に興味を持ったんです。それでモダンを始めて、最初は【アドグレイス】を使っていました。コンボデッキが好きなんですよね。それから色々あって、1年ほど前に【アミュレットブルーム】に落ち着きました」

--「どうして【アミュレットブルーム】なんでしょうか?」

「やはりただひたすらに強いというのがありますね。以前100戦やってその勝敗の記録をとってみたことがあるんですが、勝率が76%もあったんですよ。これはやばいな、と思いました(笑)」

--「ちなみに昨年もワールド・マジック・カップ予選には出場されていたんでしょうか?」

「いえ、ワールド・マジック・カップ自体はニコニコ生放送などで見ていたので知っていたのですが、予選のことは今年初めて知りました。2か月くらい前にツイートを見て予選の存在を知り、東京でモダンなら出るか、と出場を決めました」

--「日本代表のメンバーになった今のお気持ちと、本戦の意気込みをお聞かせください」

「嬉しさ半分、自分が出ることになるとはという驚き半分、というところです。本戦はチームスタンダードとチームシールドということでモダンがないのが残念ですが、右手(ドロー)の強さだけは自信があります(笑)から、日本チームの勝利に貢献できるよう、精一杯頑張りたいと思います」

--「ありがとうございました」


 渡辺 雄也、玉田 遼一に続き、見事3人目の日本代表の座を勝ち取った楊。

 彼の右手が日本チームを優勝に導くことを信じて、12月の【ワールド・マジック・カップ2015】ではぜひ楊と日本チームのことを応援して欲しい。