今週末は『戦乱のゼンディカー』のプレリリースということで、現環境最後の「ちょっと珍しい~」となる。
環境の終盤にデッキビルダーたちは何を作り上げたのか。早速見ていこう。
■ 白青黒赤コントロール
2 《島》 2 《山》 2 《平地》 1 《沼》 3 《溢れかえる岸辺》 3 《血染めのぬかるみ》 4 《遊牧民の前哨地》 2 《神秘の僧院》 2 《シヴの浅瀬》 2 《凱旋の神殿》 1 《静寂の神殿》 1 《啓蒙の神殿》 -土地(25)- 3 《搭載歩行機械》 3 《道の探求者》 1 《ヴリンの神童、ジェイス》 2 《僧院の導師》 2 《カマキリの乗り手》 -クリーチャー(11)- |
2 《意思の激突》 2 《思考囲い》 1 《否認》 1 《軽蔑的な一撃》 4 《コラガンの命令》 4 《はじける破滅》 1 《英雄の破滅》 1 《解消》 2 《オジュタイの命令》 2 《完全なる終わり》 1 《対立の終結》 3 《時を越えた探索》 -呪文(24)- |
3 《アラシンの僧侶》 3 《今わの際》 3 《マルドゥの魔除け》 2 《存在の破棄》 1 《否認》 1 《英雄の破滅》 1 《対立の終結》 1 《悲劇的な傲慢》 -サイドボード(15)- |
何だただの欲張りデッキか、と思うなかれ。このデッキのすごいところは、『戦乱のゼンディカー』が発売してもほとんどそのまま新環境のデッキとして流用できる点にある。
「神殿」は新デュアランに変えればいい。《英雄の破滅》と《解消》はコストが同じでそれらしい代替カードが収録される。《思考囲い》だけは替えがきかないが、そのくらいは我慢してもらいたい。
また、新環境になって活躍の機会が増えるのではないかと目されている《僧院の導師》を早くから搭載している点も評価に値する。
新環境の4色コントロールを考えている人は、参考にしてみてもいいかもしれない。
■ 青赤緑コントロール
3 《森》 2 《山》 2 《島》 3 《樹木茂る山麓》 4 《開拓地の野営地》 4 《シヴの浅瀬》 2 《ヤヴィマヤの沿岸》 3 《天啓の神殿》 2 《奔放の神殿》 1 《神秘の神殿》 -土地(26)- 3 《棲み家の防御者》 1 《ヴリンの神童、ジェイス》 3 《クルフィックスの狩猟者》 2 《輪の信奉者》 -クリーチャー(9)- |
3 《意思の激突》 4 《予期》 4 《稲妻の一撃》 3 《雲散霧消》 2 《神々の憤怒》 1 《解消》 1 《圧倒的な波》 1 《時を越えた探索》 3 《ティムールの戦旗》 1 《龍語りのサルカン》 1 《揺るぎないサルカン》 1 《精霊龍、ウギン》 -呪文(25)- |
3 《焙り焼き》 2 《マグマのしぶき》 2 《霊気のほころび》 2 《現実変容》 2 《前哨地の包囲》 1 《軽蔑的な一撃》 1 《否認》 1 《神々の憤怒》 1 《嵐の神、ケラノス》 -サイドボード(15)- |
次の環境という意味では、これまで使われなさが揺るぎなかった《揺るぎないサルカン》もそろそろ出番が来るかもしれない。
また、ありきたりなマナ加速に堕さず、《神々の憤怒》で流れない《ティムールの戦旗》でマナベースを補正するというアイデアはもしかしたら『戦乱のゼンディカー』後の世界では標準のものとなっている可能性がある。
《輪の信奉者》は【SCGで活躍した】こともある割にはあまり研究が進んでいないカードであり、今後大化けする可能性は否定できない。
《クルフィックスの狩猟者》と《稲妻の一撃》がいなくなるとはいえ、《深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths》などの新戦力も散見される。マイナーとはいえティムールカラーのコントロールという選択肢は、頭の片隅に留めておくべきだろう。