モダンといえばカードが「化ける」環境として知られている。
これまで全く見向きもされていなかったようなカードが、新たなアーキタイプの誕生により一躍存在感が高まる。そういう現象が頻繁に見られるのがモダンというフォーマットなのだ。
となれば、その「化ける」兆候を何とかして予測できないかと考えるのは当然だろう。
とはいえ、その予測は容易なことではない。どのようなデッキができるのか予測がしにくいからこそ「化ける」のである。
ならば、力を借りるしかない。デッキビルダーたちの力を。
というわけでここではデッキビルダーたちが今モダンで注目しているデッキについてクイックインタビューを試みた。
松本 友樹 【グランプリ・千葉2015】チャンピオン
松本 「白ベースのエンチャントコントロールです。非常に対策がしづらいデッキなので、うまい構成が見つかれば化けるんじゃないかと思ってます」
安田 真幸 第5期【スタンダード神】/【レガシー神】挑戦者決定戦トップ8
安田 「《僧院の導師》と《ヴリンの神童、ジェイス》を使ったデッキですね。前者はスタンダード、レガシー、ヴィンテージと活躍しているので、モダンでも時間の問題かなと思います。既に【松本ハーレー】などもありましたが、あのデッキはまだまだ伸びしろがあると思いますね。後者もグリクシスコントロールなどで使われ始めていますが、《僧院の導師》との組み合わせはこれから来ると思いますよ」
高尾 翔太 【グランプリ・神戸2015】トップ4
高尾 「テンポツイン (《欠片の双子》コンボとクロックパーミッションとのハイブリッド) ですね。プレイングは難しいですが、構成次第でジャンドへの耐性も付けることができますし、《魂の洞窟》の『人間』指定は《渋面の溶岩使い》《瞬唱の魔道士》《ピア・ナラーとキラン・ナラー》《ザルファーの魔道士、テフェリー》などを安全にプレイできるようになるので非常に強力です」
いかがだっただろうか。
これらの意見を参考にしつつ、皆さんもぜひ次なる「化ける」兆候を見つけ出して欲しい。