はじめに
みなさま、あけましておめでとうございます。晴れる屋メディアチームの富澤です。
早いもので2022年も4日が経ち、本日が仕事始めという方も多いのではないでしょうか。もう少しだらりとコタツで過ごしたいと思っているのは、きっと私だけではないはずです。
気を取り直してスタンダード情報局をお送りしていきますが、今回は昨年発売されたエキスパンションとともにスタンダード情勢を振り返っていきます。
『カルドハイム』(2月5日~4月22日)
使用可能エキスパンション:『エルドレインの王権』+『テーロス還魂記』+『イコリア:巨獣の棲処』+『基本セット2021』+『ゼンディカーの夜明け』+『カルドハイム』
主要な大会 | 優勝者 | デッキタイプ |
---|---|---|
日本選手権2020ファイナル | 玉田 遼一 | スゥルタイ根本原理 |
『カルドハイム』リーグ・ウィークエンド(2月) | William Jensen(最多勝) | ナヤアドベンチャー |
『カルドハイム』チャンピオンシップ | Arne Huschenbeth | ディミーアローグ |
日本選手権2021 SEASON1 | 増田 勝仁 | ナヤフューリー |
2021年が始まって間もなくのスタンダードはアグロ優位の傾向にありました。というのもリソースとボード強化を1枚でまかなえる《スカルドの決戦》が登場したからです。しかもマナコストは4マナと、マナカーブの頂点に置くにはピッタリのデザインとなっていました。
これまでは中盤以降はガス欠気味だったアグロ戦略に、たった1枚のカードが投じられただけで、コントロールとの相性は逆転してしまいました。たとえ全体除去で複数のクリーチャーを除去されてしまったとしても、返しにこの英雄譚をプレイすれば4枚の新鮮なカードと2ターンにわたってクリーチャーを強化できるのですから。帳消しどころかお釣りがきます。このカードを最大限に利用できるボロスアグロやナヤアドベンチャーが構築され、『カルドハイム』期のスタンダードは幕を開けます。
こうなっては中途半端なコントロールは太刀打ちできません。対抗馬として現れたのは《霜噛み》を採用した氷雪ベースのイゼットコントロールであり、1~2マナのインスタントを大量に採用することでテンポ面で後れを取らないように構築されていました。相手の攻めをすべて受けきるのではなく適度にさばき《黄金架のドラゴン》へと繋げるこのデッキは、ボードが多少不利であっても強引にダメージレースを逆転し、そのわずかなリードを保ったまま完走できるだけの干渉手段が揃っていました。
さて、メタゲームの大枠が固まり各アーキタイプは洗練されていきます。それは同時にコントロール側にとっても構築の最適化が図れることを意味し、ボード掌握に特化したスゥルタイ根本原理が誕生しました。日本選手権2020ファイナルでは、玉田 遼一選手がミラーマッチの増加を予想した構築を持ち込んで制しています。
スゥルタイ根本原理は、マナ加速しつつクリーチャー除去で延命し、最速で《出現の根本原理》へと繋げる王道のコントロールデッキです。フィニッシャーである《出現の根本原理》は7マナと重く、要求される色マナも厳しいものの、2枚の単色呪文をただでプレイできる破格の性能。《巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス》+《キオーラ、海神を打ち倒す》のコンボ、《嘘の神、ヴァルキー》や《アールンドの天啓》を絡めての波状攻撃などのパワーカードが魅力であり、瞬時に攻守が切り替わります。
メタゲームによる浮き沈みはありましたが、環境初期に登場したアーキタイプでありながらローテーションまでほとんどベースを変えることなく活躍し続けたアーキタイプでした。
続く『カルドハイム』チャンピオンシップでは、ディミーアローグが優勝をもぎ取りました。「切削」にフィーチャーした同アーキタイプは、軽くて瞬速を持つクリーチャーとインスタントを複数採用しており、相手に合わせて可変的に動ける柔軟な仕様となっていました。相手が引くならば押し、押されるならば引くといったように、展開と対処が同タイミングで行えたのです。デッキの大半は2マナ以下であり、重くソーサリータイミングでしか動けないスゥルタイ根本原理に対してテンポ面で有利となりました。
この手のアーキタイプは軽さを追い求めるあまり、中盤以降はガス欠気味になり、カードパワーの差に苦しむことがありました。しかしながら、ディミーアローグは《物語への没入》や《夢の巣のルールス》を採用しており、息切れせずにゲームを終わらせることが可能だったのです。
また、デッキが強い以上にプレイの難易度が高く、毎ターン分岐が発生し続けるのも特徴といえるでしょう。『カルドハイム』チャンピオンシップの覇者であるArne Huschenbeth選手は終始完璧なプレイを披露し、対戦相手を圧倒し優勝しました。
その後は速度で勝るアドベンチャーや《不詳の安息地》入りの単色アグロなどクリーチャーデッキが増加し、スゥルタイ根本原理対アグロの構図となりました。
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』(4月23日~7月22)
使用可能エキスパンション:『エルドレインの王権』+『テーロス還魂記』+『イコリア:巨獣の棲処』+『基本セット2021』+『ゼンディカーの夜明け』+『カルドハイム』+『ストリクスヘイヴン:魔法学院』
主要な大会 | 優勝者など | デッキタイプ |
---|---|---|
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(4月) | Ondrej Strasky(最多勝) | ディミーアローグ |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(5月) | Paulo Vitor Damo da Rosa(最多勝) | スゥルタイ根本原理 |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(5月) | Mike Sigrist(最多勝) | 赤単アグロ |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(5月) | Chris Botelho(最多勝) | ティムールワープ |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(5月) | Jacob Wilson(最多勝) | 赤単アグロ |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(5月) | Miguel Da Cruz Simoes(最多勝) | スゥルタイ根本原理 |
『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップ | Sam Pardee | 赤単アグロ |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(7月) | Gabriel Nassif(最多勝) | ナヤアドベンチャー |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(7月) | Lee Shi Tian(最多勝) | グルールアドベンチャー |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(7月) | 熊谷 陸(最多勝) | サイクリング |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(7月) | Corey Burkhart(最多勝) | サイクリング |
『ストリクスヘイヴン』リーグ・ウィークエンド(7月) | Jacob Wilson(最多勝) | マグダグルールタッチ青 |
(※デッキタイプをクリックするとリストが閲覧できます。)
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』導入後のスタンダードも変わらずにスゥルタイ根本原理に支配されていましたが、時がたつにつれてアグロ側が盛り返してきます。1マナ域にクリーチャーをズラリと並べた赤単アグロは、序盤に稼いだダメージを《朱地洞の族長、トーブラン》と《エンバレスの宝剣》が後押しする高速のアーキタイプ。天敵だった《恋煩いの野獣》を無効化する《講堂の監視者》を得て、アドベンチャーとの相性も改善されます。
《精鋭呪文縛り》の加入は白単アグロを大きく変えました。これまではクリーチャーを並べて《命の恵みのアルセイド》と《無私の救助犬》で守るしかありませんでしたが、干渉領域が手札まで広がったことでフィニッシャーや全体除去のマナコストを引き上げて、ビートダウンまでの時間を稼げるようになったのです。
また、スゥルタイ根本原理のような重いデッキへの解答として、ジェスカイ変容というコンボデッキも誕生しています。
まさに『ストリクスヘイヴン』チャンピオンシップの台風の目となったジェスカイ変容。本質は《黄金架のドラゴン》へ多重「変容」を繰り返すことでマナを伸ばしながら呪文を回収し、圧倒的なボードと手札を築くといったもの。
コンボに必要なカードは5種類もあり、こう聞くとそうそう決まるようには思えませんが、『ストリクスヘイヴン:魔法学院』に収録された希代のドロー呪文である《表現の反復》が早くも活躍します。このカードの影響は大きく、またコンボに頼らずとも《黄金架のドラゴン》と「変容」を駆使したミッドレンジプランも強力だったことから、非常に安定したアーキタイプといえました。
パターン化はできるものの、手順がやや複雑なこともあり、慣れないとMTGアリーナでは時間切れにもなってしまいます。ですが、このコンボの優秀なところは決めきれずともコンボの循環を続けることで膨大なマナと豊富な手札を用意できる点にあります。戦場に二桁近い宝物トークンと複数枚の打ち消し呪文を抱えられては、対戦相手は投了するよりほかに選択肢はありませんでした。
『フォーゴトン・レルム探訪』(7月23日~9月16日)
使用可能エキスパンション:『エルドレインの王権』+『テーロス還魂記』+『イコリア:巨獣の棲処』+『基本セット2021』+『ゼンディカーの夜明け』+『カルドハイム』+『ストリクスヘイヴン:魔法学院』+『フォーゴトン・レルム探訪』
主要な大会 | 優勝者など | デッキタイプ |
---|---|---|
日本選手権2021 SEASON2 | 廣澤 遊太 | マグダグルール |
チャレンジャーガントレット | Sam Pardee | ナヤアドベンチャー |
チャレンジャーガントレット | 茂里 憲之 | イゼットコントロール |
チャレンジャーガントレット | Arne Huschenbeth | グルールアドベンチャー |
チャレンジャーガントレット | 佐藤 啓輔 | ナヤウィノータ |
MPLガントレット | 佐藤 レイ | ジェスカイ変容 |
MPLガントレット | 井川 良彦 | ジェスカイ変容 |
MPLガントレット | Jean-Emmanuel Depraz | ディミーアローグ |
ライバルズガントレット | Jan-Moritz Merkel | イゼットコントロール |
(※デッキタイプをクリックするとリストが閲覧できます。)
スタンダードへ『フォーゴトン・レルム探訪』が投入されるとアグロデッキに変化が訪れます。《バグベアの居住地》をはじめとしたクリーチャー化土地が各色に加わったことで、《不詳の安息地》のために氷雪土地に縛られてしまう単色アグロの優位性は薄れたのです
なかでもマグダグルールは「出来事」エンジンやプレインズウォーカーなどアドバンテージ確保手段を複数持っており、これまでも手札の途切れにくいデッキでしたが、クリーチャー化土地の加入により隙のないアーキタイプとなりました。
マグダグルールは、《ヤスペラの歩哨》+《厚顔の無法者、マグダ》のマナ加速により、序盤から高マナ域へアクセスできます。当時のグルールには《エシカの戦車》や《黄金架のドラゴン》、《エンバレスの宝剣》など先に展開して攻撃することで有利になるパーマネントが複数あり、展開を助けるマナ加速はかみ合っていました。
新加入の《レンジャー・クラス》は不足していた2マナ域を埋めると同時に、ボードの強化からクリーチャーの追加まで行える軽くなった《グレートヘンジ》的な存在。必要に応じてマナを分割で支払える使い勝手の良いカードです。これに《バグベアの居住地》と《ハイドラの巣》と2種類のクリーチャー化土地が採用され、序盤から終盤まで間を置かずに攻められるようになりました。
《裕福な亭主》にスポットライトが当てられだしたのもこのころからです。使い切りですが1マナと非人間クリーチャーを得られるため、《軍団のまとめ役、ウィノータ》の引き金役としてピッタリ。《水蓮のコブラ》とセットで採用され、安定して3ターン目に4マナへと到達できるようになりました。環境にクリーチャーベースのデッキが増えてタップアウトしやすくなり、マナベースも強化されたことでナヤウィノータは一大勢力となります。
《軍団のまとめ役、ウィノータ》は、非人間クリーチャーで攻撃に向かうことで効果を複数回誘発させ、ボードに多数の脅威を並べて押し切ってしまうミッドレンジ風のコンボデッキとなります。ナヤアドベンチャーと違って継続的なリソース供給はできませんが、《精鋭呪文縛り》や《刃の歴史家》など当たれば戦況を有利にしてくれるクリーチャーが多く採用されています。ボードに並んでいるのは小粒でも《軍団のまとめ役、ウィノータ》からどれほどダメージが増えるかわからない点もあり、非常に厄介なアーキタイプでした。
これにより、メタゲームは突如としてナヤウィノータを頂点にしたものへと組み替えられました。チャレンジャーガントレットでは《レイ・オヴ・エンフィーブルメント》をタッチしたグルールアドベンチャーが登場するなど、終盤にきて環境は大きく動いたのです。
突如としてチャレンジャーガントレットへ現れたイゼットコントロールは、ナヤウィノータとマグダグルールが多いことを予想した茂里 憲之選手が持ち込んだ特注品。火力と打ち消し呪文で相手の攻撃をさばき、ドロー呪文でアドバンテージを稼ぐ王道のコントロールです。《黄金架のドラゴン》を採用した攻撃的なものではなく、フィニッシャーを最小限に絞り、デッキのほとんどを防御に振っています。
このデッキのフィニッシャーは《キオーラ、海神を打ち倒す》ですが、これこそほかのコントロールと一線を画した部分といえるでしょう。7マナと重いものの、クロックを生成すると同時に対戦相手の動きを止めるため、クリーチャーベースのデッキで対抗するのは非常に難しく、着地してからゲームエンドまでが非常に早くなっています。スゥルタイ根本原理以外では見向きもされてこなかったカードでしたが、メタゲームを読みきった構築といえます。
『イニストラード:真夜中の狩り』(9月17日~11月18日)
使用可能エキスパンション:『ゼンディカーの夜明け』+『カルドハイム』+『ストリクスヘイヴン:魔法学院』+『フォーゴトン・レルム探訪』+『イニストラード:真夜中の狩り』
主要な大会 | 優勝者 | デッキタイプ |
---|---|---|
第27回マジック:ザ・ギャザリング世界選手権 | 高橋 優太 | イゼットドラゴン |
(※デッキタイプをクリックするとリストが閲覧できます。)
『イニストラード:真夜中の狩り』の訪れとともにローテーションが行われ、スタンダードは大きく変化しました。強力なボードコントロールスゥルタイ根本原理やアドベンチャー、ウィノータたや変容などのコンボデッキは環境を去りました。
代わって登場したのは緑単アグロです。これまで《恋煩いの野獣》の陰に隠れて機をうかがっていた《老樹林のトロール》のところへ、《不自然な成長》と《レンと七番》が駆けつけると、単色化を肯定するかのようにマナシンボルの濃いカードが多く集まり、氷雪土地をベースにした緑単アグロが構築されました。
2マナからマナシンボルの濃いクリーチャーを並べ、《エシカの戦車》や《レンと七番》へと繋げる動きは、かつてのアブザンアグロそのもの。採用されている呪文は《吹雪の乱闘》や《蛇皮のヴェール》などマナコストが軽く、テンポ面でアドバンテージを得るものが多く、対戦相手のアーキタイプを問わずに安定して立ち回れる構築でした。
同時期に《感電の反復》と《アールンドの天啓》のコンボデッキ、イゼットターンも構築されましたが、若干不安定なものとなっていました…世界選手権までは。
世界を制したのは高橋 優太選手のイゼットドラゴン。《くすぶる卵》と《黄金架のドラゴン》の2種類のフィニッシャーを擁し、火力と打ち消し呪文を採用したやや攻撃的なコントロールです。イゼットでは定番と思われた《家の焼き払い》を排除して、軽くマナ効率の良い呪文を増やしています。
《くすぶる卵》はブロッカーでありながら、中盤以降ボードコントロールやフィニッシャーと複数の役割を兼ねたクリーチャー。マナコストも2マナと軽く、使いやすくなっています。
忘れてはならないのは、チェコ勢が持ち込んだイゼットターンです。《予想外の授かり物》と《感電の反復》を4枚ずつ採用した構築は革新的であり、デッキの練度が飛躍的に向上しました。《予想外の授かり物》はコンボターンを早めてくれるだけでなく、一時的とはいえマナが増えるためミラーマッチにおいて解決した瞬間に優位が確立されるカードであり、《感電の反復》と組み合わせは新しいパッケージとして認識されるにいたりました。
『イニストラード:真紅の契り』(11月19日~現在)
使用可能エキスパンション:『ゼンディカーの夜明け』+『カルドハイム+ストリクスヘイヴン:魔法学院』+『フォーゴトン・レルム探訪』+『イニストラード:真夜中の狩り』+『イニストラード:真紅の契り』
主要な大会 | 優勝者など | デッキタイプ |
---|---|---|
日本選手権2021 SEASON3 | 小林 遼平 | イゼットターン |
イニストラード・チャンピオンシップ | 市川 ユウキ | イゼットターン |
(※デッキタイプをクリックするとリストが閲覧できます。)
『イニストラード:真紅の契り』発売前に注目が集まったのは、1枚のクリーチャーでした。レガシーにその名を轟かす《スレイベンの守護者、サリア》は呪文構成のデッキに強く、自身が2マナと着地しやすいこともあり、多くのプレイヤーがイゼットの終焉を感じていたはずです。
予想に違わず、初期は白単アグロがけん引しました。《パラディン・クラス》から《スレイベンの守護者、サリア》の必殺パターンが加わったことで、インスタントタイミングでのアクションは封じられ、瞬く間にボードにクリーチャーが並びます。《有望な信徒》は「訓練」により次第にサイズアップしていくクリーチャーであり、タフネスが2のため《棘平原の危険》で対処されません。
しかし、同時に《船砕きの怪物》が登場したことで、イゼットターンはコンボに頼らない勝ち手段を獲得し、メタゲームはさらに進みました。
世界選手権が終わってイゼットターンのベースが確立され、さらに《船砕きの怪物》と《削剥》を獲得したことで、天下はゆるぎないものとなっていきます。これまで同様に《感電の反復》+《アールンドの天啓》のフィニッシュコンボを軸に、《溺神の信奉者、リーア》や《船砕きの怪物》によるミッドレンジ、コントロールプランも確立されたのです。
《スレイベンの守護者、サリア》は厄介ではあるものの、イゼットターンは決してインスタントアクションに特化したコントロールではなく、コンボデッキです。火力やバウンスといった干渉手段が豊富にあるため、難なく対処してみせました。
ほかにも《ウルヴェンワルドの奇異》を得た緑単アグロ、《首無し騎手》擁する黒単ゾンビなど、どのデッキも虎視眈々とイゼットターンの牙城を狙っていますが、それでもなおコンボの特性によりイゼットターンが一歩抜きんでたアーキタイプとなっています。次のエキスパンションが発売するまでは、環境は固定化しそうです。
おわりに
昨年末と違い、現在のスタンダードはイゼットターンが頭一つ抜けた存在といえます。環境に変化をもたらすためにも、来月に発売を控える『神河:輝ける世界』には期待してしまいます。新たなカードの到来が、デッキの登場が、今から待ち遠しいですね。
それでは、本年もこの時間でお会いしましょう!それでは!