チャレンジャーデッキで本当に大会にチャレンジできるの?
4月1日、チャレンジャーデッキ発売!大会の結果を参考にウィザーズ公式が構築した、「実戦ですぐに使える」と銘打ったデッキが今年も発売となりました。
【お知らせ】構築済み製品『チャレンジャーデッキ2022』本日発売!実際の環境を参考に制作されたメイン60枚+サイドボード15枚の本格派デッキで、君もスタンダード・フォーマットに参戦しよう!
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) April 1, 2022
⬇製品情報ページhttps://t.co/fa4wr3wLVW #mtgjp pic.twitter.com/NTigvLEbON
晴れる屋でも大会で優秀な成績を残したデッキリストそのままにスタンダードデッキを販売していますが、17,000円~となっています。一方でチャレンジャーデッキは3,300円!圧倒的に手軽にスタンダードに参入できるわけです。
【スタンダード】
マジックに数ある遊び方の中で、最も標準的とされる種目。過去約2年間の間に発売されたカードだけでデッキを作る。
しかし、不安もよぎります。「安かろう悪かろう……」。安いということはそれだけの理由があるのでは、と。「初心者がこのデッキを買ってスタンダードのイベントに挑戦しても、上手なプレイヤーに高いデッキ使われて負けちゃうんでしょ?」と不安になるのはもっともですね。
もちろん、マジック:ザ・ギャザリングは知能ゲームなのでよりたくさん練習した人が勝ちやすくなります。同時にトレーディングカードゲームなので、たくさん強いカードを持っている人が勝ちやすくなります。それは間違いありません。
しかし、イベントで1勝できる可能性は十分にあるのです。今回は晴れる屋で毎日実施されているイベントに実際に参加してみてその実力を検証してみます!
参加したイベントは?
東京高田馬場、晴れる屋トーナメントセンター東京の「構築各種フォーマット」に参加しました。
「スイスラウンド3回戦」という形式で行われるイベントで、勝ち負けに関係なく、必ず3人のプレイヤーと対戦します(人数に端数が発生すると不戦勝が発生します)。1回戦で負けて即帰宅……なんてことにならないので、3時間ほどガッツリとマジックを楽しめるでしょう。
日々マジックを楽しみたい、練習したいというプレイヤーだけでなく、初心者も参加できるオープンなイベントです。他の店舗でも同様のイベントが実施されています。ぜひ気軽に挑戦してみてください。ルールに自信がなければ初心者体験会も実施していますので、そこから始めるのもいいでしょう!
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使用したデッキは?
今回検証に挑戦するのはメディアチームのいってつ。
普段は統率者戦の記事を担当するライターのいってつ。スタンダードで遊ぶのは久しぶりだと言います。「全敗は避けたいと思います」とコメント。がんばってください。
右から2番目がいってつ。
使用デッキは白単アグロです。リストは全く変更せずに使用します!
白単のアグロデッキ(積極的に相手のライフをクリーチャーで攻めるデッキ)はいってつがはるか昔スタンダードを遊んでいたころにも使っていました。一番手になじむということで選んでみました。
晴れる屋のデッキデータベースを見てみると、「白単アグロ」はもっとも勝利しているデッキのひとつになっているので、環境にもよくあった選択と言えるのではないでしょうか。
白のクリーチャーの特徴でもある、軽量で優秀なスペックを活かして序盤から積極的にライフを攻めていきます。
最新セット『神河:輝ける世界』からも新カードを収録。
スタンダードで禁止されている《不詳の安息地》も3枚入っています。チャレンジャーデッキ発売直前に禁止になってしまったため、「このリストから全く変更しない限り大会で使用可能」となっています。
公式のアナウンスはこちら
もしほかのカードを入れたければ、3枚の《不詳の安息地》をすべて抜けばOKです。
結果
第1回戦 白緑ミッドレンジ
第1回戦は強力なトークンを多数展開するデッキとの対戦でした。モタモタしているとこちらが大群に押しつぶされてしまいます。こちらは1ターン目から積極的にクリーチャーを展開、対戦相手のクリーチャーを《パラディン・クラス》で底上げしたクリーチャーが乗り越えてくれました。
第2回戦 青赤コントロール
第2回戦の相手は豊富なドローでゲームのコントロールを目指すデッキ。《精鋭呪文縛り》で対戦相手の手札に全体除去があることがわかり、こちらは強引にクリーチャーを展開することなく少数精鋭でライフを攻めていきました。
第3回戦 白赤緑ルーン
第3回戦は白赤緑ルーン。クリーチャーを強化しながらドローするルーン・呪文を連打するコンボデッキです。《スレイベンの守護者、サリア》でテンポダウンさせ、《スカイクレイブの亡霊》でルーンが張り付いたクリーチャーを除去!飛行を持ったクリーチャーと《不詳の安息地》でライフを削り切ることができました。
総合成績
白緑ミッドレンジ 〇✕〇勝利
青赤コントロール〇〇-勝利
白赤緑ルーン〇✕〇勝利
3-0しました!優勝!チャレンジャーデッキすごい!ほんとうにすごいんだ!
今回発売された4種類の中では最もシンプルな戦術になっているのが「白単アグロ」です。小粒ながら優秀なクリーチャーをたくさん戦場に並べて、対戦相手の厄介なクリーチャーは《スカイクレイブの亡霊》や《運命的不在》で除去!そのシンプルさゆえに、久しぶりにイベントに参加したいってつでも全勝することができました。
【検証結果】
チャレンジャーデッキそのままでもイベントで十分遊べる!
今回は「白単アグロ」を使ってみましたが、ほかのデッキももちろん魅力的なリストになっています。どのリストも1枚ずつ買うより圧倒的にお得にデッキを入手できます。MTGアリーナなどからテーブルトップ(紙)でのマジックに挑戦したいけれどどんなデッキを組むか迷っているという人には絶好の商品なのではないでしょうか。