こんにちは、やまけんです。
GP静岡2015に参加してきました!
■ 初日: シールド
プールには《サグのやっかいもの》・《幽霊火の刃》の2つのA級レアがあり、なかなかのパック。
しかし、色が散っていて、構築は難航。
制限時間ギリギリで組み上げたデッキがこちら。
5 《山》 4 《島》 4 《森》 1 《遊牧民の前哨地》 1 《華やかな宮殿》 1 《砂草原の城塞》 1 《岩だらけの高地》 1 《茨森の滝》 -土地(18)- 1 《跳躍の達人》 1 《軍団の伏兵》 1 《高地の獲物》 1 《ジェスカイの風物見》 1 《牙守りの隊長》 1 《高山の灰色熊》 1 《隠道の神秘家》 1 《クルーマの盟族》 1 《熊の仲間》 1 《わめき騒ぐマンドリル》 1 《グドゥルの嫌悪者》 1 《雪角の乗り手》 1 《サグのやっかいもの》 1 《長毛ロクソドン》 -クリーチャー(14)- |
1 《引き剥がし》 1 《凶暴な殴打》 1 《龍鱗の加護》 2 《矢の嵐》 1 《増え続ける成長》 1 《強大化》 1 《幽霊火の刃》 -呪文(8)- |
生物も強く、押し込める呪文もあるので、決して弱くはないのですが、赤マナ7で《矢の嵐》が2枚入っていたりと安定性には不安が残ります。
そこでサイド後は生物の強い青緑軸をキープしつつ、不安定な赤の変わりに黒を採用し、より安定性を高めたデッキに変更しました。
それがこちら。
5 《沼》 4 《島》 4 《森》 1 《遊牧民の前哨地》 1 《華やかな宮殿》 1 《砂草原の城塞》 1 《岩だらけの高地》 1 《茨森の滝》 -土地(18)- 1 《縁切られた先祖》 1 《マルドゥの頭蓋狩り》 1 《僧院の群れ》 1 《牙守りの隊長》 1 《マー=エクの夜刃》 1 《隠道の神秘家》 1 《クルーマの盟族》 1 《朽ちゆくマストドン》 1 《スゥルタイの占い屋》 1 《グドゥルの嫌悪者》 1 《雪角の乗り手》 1 《サグのやっかいもの》 1 《長毛ロクソドン》 -クリーチャー(13)- |
1 《軽蔑的な一撃》 1 《凶暴な殴打》 1 《悪逆な富》 1 《苦々しい天啓》 1 《絞首》 1 《宝船の巡航》 1 《消耗する負傷》 1 《幽霊火の刃》 1 《ティムールの戦旗》 -呪文(9)- |
結果は、《幽霊火の刃》が大活躍して8-1!
■ やまけんの『タルキール覇王譚』ドラフトセオリー
さて、GP2日目はドラフトです。
この環境の個人的な2大ドラフトセオリーがありまして、それは
(1). 2マナ以下の生物は3枚~5枚は必要
(2). メインカラーで白をやらない
です。
まず(1).ですが、この環境のスピードを定義しているのが3マナ2/2「変異」。
この環境の「変異」は5マナ以上でフェイスアップしないと2/2に戦闘で勝てないという特徴があります。
なので言い換えると、5マナ揃うまでは2マナ以下のパワー2生物は「変異」と自由にトレードができ、戦闘を有利に進められます。
また《縁切られた先祖》や《射手の胸壁》も同様にブロッカーという役割で戦闘を有利に進められる存在で、これらの2マナ以下生物がないとデッキが成り立ちません。
(2).についての1番の理由ですが、それは白をメインカラーとした部族「マルドゥ」(白赤系・白黒系)が弱い点です。
この環境の「変異」以外の特徴としては《縁切られた先祖》・《射手の胸壁》・《塩路の巡回兵》・《僧院の群れ》等の壁生物がコモンに多数おり、地上はすぐに止まってしまいます。
緑ならサイズとジャイグロ・青なら回避で壁を突破していくのですが、白にはそれができません。唯一できることは小さい地上生物を並べ、《戦場での猛進》や《ラッパの一吹き》で突破していく方法ですが、相手が警戒して殴り合いをせずに場を固められると効果は半減ですし、長期戦になればなるほど不利になってしまいます。
また(1).に関連する事ですが、白のコモン2種類の2マナ生物、《アイノクの盟族》は点数が高すぎて流れてきづらく、《ジェスカイの学徒》は「果敢」を生かした専用デッキでしか強さを発揮できないので、2マナ以下の生物3枚~5枚を確保するという観点からでも白は良くないです。
ただ、タッチでは白をやります。ティムールで《イフリートの武器熟練者》をタッチするのは「獰猛」にも噛み合っていて強力ですし、緑黒をピックしていて《軍備部隊》や《アブザンの魔除け》が流れてきたら喜んでピックします。
あくまでも、メインカラーで白をやらないだけです。
これらのセオリー、特に(2).を意識しだしてからはドラフトの勝率は格段に上がりました。
■ 2日目: ファーストドラフト
初手《死滅都市の悪鬼》から早々に緑黒路線へ。1パック目中盤から《アイノクの盟族》、《マルドゥの荒くれ乗り》が流れてきましたがもちろん全部スルー。
結果的に上家と黒緑2色かぶりになってしまいましたが、完成度はそこそこ良いデッキになりました。
8 《沼》 6 《森》 2 《平地》 1 《花咲く砂地》 1 《ジャングルのうろ穴》 -土地(18)- 2 《縁切られた先祖》 1 《族樹の管理人》 1 《荒野の後継者》 1 《高山の灰色熊》 1 《牙守りの隊長》 1 《シディシのペット》 1 《遠射兵団》 1 《松歩き》 2 《スゥルタイのゴミあさり》 1 《わめき騒ぐマンドリル》 1 《長毛ロクソドン》 1 《よろめく従者》 1 《死滅都市の悪鬼》 -クリーチャー(15)- |
1 《蔑み》 1 《ラクシャーサの秘密》 1 《境界の偵察》 1 《アブザンの魔除け》 2 《苦々しい天啓》 1 《増え続ける成長》 -呪文(7)- |
結果は3-0!
公式のカバレージの方でもとりあげられているのでよかったらご参考にしてください。
■ 2日目: セカンドドラフト
ここまで11-1。
このドラフトを2-1以上でTOP8!(フラグ)
初手《吠える鞍暴れ》から、またも緑黒路線へ。
1パック目終了時点で緑黒のカードが9枚以上ある絶好のスタートだったのですが、2、3パック目で取れた優良カードはほとんどなく、またも上家と色被り。しかも最悪の3色被りです。
デッキも相当に弱く、《射手の胸壁》と《吠える鞍暴れ》のアンバランスな共存といい、守りたいのか、攻めたいのか、何がしたいのかよく分からないデッキになってしまいました。
8 《森》 7 《沼》 2 《島》 1 《陰鬱な僻地》 -土地(18)- 2 《射手の胸壁》 1 《氷羽のエイヴン》 2 《吠える鞍暴れ》 2 《遠射兵団》 1 《隠道の神秘家》 1 《クルーマの盟族》 1 《うねる塔甲羅》 1 《松歩き》 1 《サグの射手》 2 《スゥルタイのゴミあさり》 1 《グドゥルの嫌悪者》 1 《長毛ロクソドン》 1 《よろめく従者》 -クリーチャー(17)- |
2 《ラクシャーサの秘密》 1 《残忍な切断》 1 《絞首》 1 《大蛇の儀式》 -呪文(5)- |
結果は2-1。耐え。
全試合リソースをフルに使っての、薄氷の上を歩くような勝利でしたが、1-2、あるいは0-3してもおかしくないデッキだったので、試合展開に恵まれました。
さあこれでTOP8!
ドキドキしながらアナウンスを待っていると、はて、一向に名前が呼ばれません。
あれ、
これって、、
もしかして、、、
やまけん、オポ落ちしたってよ
残念、10位でした。まあ仕方ないですね^^;
賞金600$+プロポイント4点獲得で、今期プロポイントは24点。
おぼろげながらプラチナへの道が見えてきました。
次回の大会は、PT『運命再編』の前週に行われるチームリミテッド、GPサンノゼに参加してきます。
チームメイトは行弘 賢君・北原 寛章君のリミテッド巧者2人なので、多分、勝てます(^_^)
ではまた!
※編注:記事内の画像は、以下のサイトより引用させて頂きました。
『マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト』
http://mtg-jp.com/
『MAGIC: THE GATHERING』
http://magic.wizards.com/en/magic-gathering
『Twitter: @pwcwithmtg』
https://twitter.com/pwcwithmtg
やまけん