『運命再編』にはたくさんのトリッキーなメカニズムが含まれている。
「予示」、「鼓舞」、「疾駆」など、自分でドラフトを体験してみないと強いのか弱いのか評価が難しいカードがたくさんあるのだ。
となると、初めてドラフトするという方にとっては評価に迷うカードが多いかもしれない。
だが、経験者の指南があれば。
「これは強いカードだ」「これは弱いカード」といったある程度の区分けが、初見でも可能になることだろう。
そこで、一足先に10回以上のドラフトを経験した今回の菊名合宿の参加者たちに、『運命再編』ドラフトで実際に使ってみたら評価が上がった/下がったカードはあるか、インタビューしてみた。
中村 肇
《ゴブリンの踵裂き》と《残忍なクルショク》は評価が上がったね。
《エイヴンの偵察員》は逆に思ったほどではなかったかな。
渡辺 雄也
《エイヴンの散兵》《過酷な命の糧》《ゴブリンの踵裂き》は評価が上がったね。特に《エイヴンの散兵》は、白黒の「戦士」シナジーの強さもあってかなり上がった。
《龍鐘の僧兵》はアンプレイアブルだった。
三原 槙仁
『運命再編』のカード全体が、リミテッド的には思ったより弱かったなという印象。
山本 賢太郎
《英雄の刃》、《ゴブリンの踵裂き》、《エイヴンの偵察員》は使ってみて思ったより強かったです。
評価が下がったのは、「予示」関連のカードですね。外れることが多いので。
八十岡 翔太
《過酷な命の糧》《オークの必中弾》は強かったね。特に《オークの必中弾》は最初見たときもまあ強いなとは思ったけど、使ってみたら圧倒的なボムだった。
津村 健志
《実在への書き込み》は使ってみたら強かったです。
覚前 輝也
ちょっと今まで細いデッキを組みすぎていたので、太いクリーチャー全般の評価が上がりました。
評価が下がったのは《弱者狩り》です。
井川 良彦
レアやアンコモンと土地の点数が上がって、コモン全体の点数が下がりました。
瀧村 和幸
評価が上がったのはやっぱり土地ですね。一見自分のデッキに関係がないものでも空いた手順でピックできればその後の可能性が上がるので。
《ウギンの構築物》は「変異」と「予示」の環境とはいえ、意外と使いづらかったです。
いかがだっただろうか。
もちろん彼らの意見とて完璧ではない。
『運命再編』ドラフトの在り様は、貴方自身がプレイすることによってその姿を変える。
是非実際にドラフトを楽しんで、カードの評価を確かめてみて欲しい。