齋藤友晴のスーパーサンデーシリーズファイナル参加レポート -最高のイベントでした!-

齋藤 友晴



正直なところ……


プロツアーよりも楽しかったと感じた。長年プロツアーを愛し続けて生きているこの僕がだ。


冷静に新鮮さを差し引いても、プロツアーと良い勝負の楽しさだと思えたほどだった。




そのイベントの名前は、「スーパーサンデーシリーズファイナル」


通称「SSS」の、年に一度の総決算イベントだ(→【英語版カバレージページ】)。





2014年3月、あっさり初日落ちした【GP北京】のサイドイベントとして開かれていた予選で、スタンダード8-1、決勝ドラフト3-0して権利を得たものの。

近年立ち上がったばかりのこのイベントについて持っていた情報は、今思えば大きく不足していた。

予選通過者のみの招待制イベントで飛行機、ホテルが無料な上、賞金も出る特別な大会。
また、ディナーやウィザーズ社の社内見学が付いてくるもの、という程度の認識だった。


確かに大枠を知らせるだけなら上記の説明に嘘はない。

だけど本戦に参加してみたら、思っていたよりずっとずっとハッピーなイベントだった!


僕はそれを今回、なるべく余すところなく伝えたいと考えてる。



■ 本戦まで

【去年の秋に住み始めた千葉県成田市】から、会場となるウィザーズ社があるワシントン州シアトルまでは9時間程度のフライト。
幸いにもアメリカ本土の中ではかなり近い場所での開催だった。
空や太平洋を挟んだお隣さんでの開催とも言える^^←

金曜日の夕方発、時差により同じく金曜日の朝現地着。
海外のプロツアーや、グランプリに参加する際には極力試合の前々日に着くようにしている。
時差ボケが怖いからだ。

ただ、今回は前日着にした。『運命再編』発売日の翌日から試合だったので、時差ボケのケアより日本での準備を優先した。

                    

スーパーサンデーシリーズは比較的カジュアルなイベントとされているが、懸かっている賞金はグランプリよりも大きい。

今回で言えば最大でも46名の予選通過者しか参加できないのに、優勝で6000ドル(日本円で70万円以上!!)、準優勝で3000ドルが獲得でき、16位までに入れば順位に応じた賞金が出る。17位以下でも『運命再編』が1ボックスもらえる。

前述のように飛行機、ホテル、ディナー等も出るし、とにかく予選を抜ければ大盤振る舞いのゴールデンタイムが約束されている。


ひとつ、プロツアーやグランプリと大きく違っているのは、プロのランクに関わるプロポイントが懸かっていないイベントだということ。


けれども、勝って目立ってマジックをもっと盛り上げたい!


そういう思いから準備をしっかりした。

使える時間のベースが少なくても一点集中させることで、発売直後のみんな手探りな状態の中でなら、圧倒的に秀でることが可能だと考えた。

                    

現地空港到着後、無料シャトルバスでホテルまで移動し、ホテルは午前中のチェックインが可能でひと安心。
日中は同じく日本からの参加者のユクヒロ(行弘 賢)、やっさん(安田 真幸)とスタンダード練習したり、夕方少し昼寝をした。
飛行機での睡眠は相変わらずあまり疲れが取れない。


夜からは参加者の顔合わせミーティングがあったのでホテルの会議室へ。

……と言ってもブースターパックとピザ&コーラ等が提供され、挨拶は一瞬で終わりピザドラフト祭りが始まった^^

マジックプレイヤーたるもの、一緒にマジックすることは何よりの挨拶(笑)




そして、最初に開けたパックの中身で驚きつつも、折角だからと騒ぎ散らかしていきなりショーマンかました(笑)
冷静に、こんなんが出たときの面白いリアクションはもっと考えておくべきだな。うん。

なお、勝者総取りシングルエリミネーション方式で負けたので結局どちらも貰えなかった……


ウギー!!




■ 初日 ~シールドドラフト3回戦、スタンダード3回戦~



はじめてのウィザーズ社入館。ビジター用入館証をもらった^^


会社で大会だなんて初めて……!?あっ、本社かつカード屋の【晴れる屋トーナメントセンター】でよくやってたわ(笑)

なんて考えていたら大会がスタート。

                    

初日の最初の3回戦、予選種目のひとつはシールドドラフトというものだった。
お馴染みの種目を合体させた、全く新しいフォーマットだ。


1. 最初に『タルキール覇王譚』2パック、『運命再編』1パックを開封し、3分間確認する。これは、自分が使用するシールドプールとなる。
2. それを脇にどけ、今度は『運命再編』2パック、『タルキール覇王譚』1パックの順でドラフトをする。
3. それらで得たカードを全て合わせた中から、40枚以上のデッキを組む。

というルールになる。


1番ライバルたちに差をつけられるのはここだという確信があった。

新セットな上に新種目。「デッキの強弱の幅がすこぶる広くなるだろう」と考えた。

しかし、種目上シールドよりもドラフトよりも全体のデッキがパワフルになりやすいのもまた事実。

そんな中で「勝ちきれるデッキを作るにはどうすれば良いか」を模索するのが事前準備中のテーマだった。


金曜日にピザドラフトを2回やった後、3パック(KTK, KTK, FRF)剥いて3分確認してからドラフトの1パック目を開けてピックを考えるイメトレを複数回繰り返した。

すると、8回程度やったところで真理に辿り着いた。


完全ランダムであるシールド部分のカードは最終的にデッキに入る枚数が少ない=ドラフトのカード、戦略のほうが重要度がうんと高い。
そして、ドラフトは『運命再編』が2パック。

仮にセットの強さを考えないのなら、ほとんどの場合デッキの半数以上は『運命再編』のカードになると考えた。


つまるところ新セット、『運命再編』を大きくフィーチャーしたリミテッド種目だったのだ。



そうと分かるや、部屋に戻って日本から持参した『運命再編』のコモン、アンコモンセットを並べて向き合った。




手前から『運命再編』の各色のコモンを点数が高い順に並べたもの@1/23(金)発売日段階。





手前から『運命再編』の各色のアンコモンを点数が高い順に並べたもの@1/23(金)発売日段階。


個人的まとめとして、

『運命再編』のコモンは、 黒>
アンコモンは、 >黒

の順で強いと思った。


また、対抗2色のマルチカラーコモンが強いため、メインカラーは対抗2色で組むことを優先しなければならないということが分かった。
それと、全体のデッキが強くなりやすいことから、事故りにくくすることと、テンポ意識はいつもより大事だと考えていた。

                    

上記の認識+自分のシールドプールを参照して、本戦では受けドラフトをすることにした。



齋藤 友晴「黒緑タッチ青」
SSSファイナル シールドドラフト

7 《森》
6 《沼》
2 《茨森の滝》
2 《陰鬱な僻地》

-土地(17)-

2 《チフス鼠》
2 《荒野の囁く者》
2 《頭巾被りの暗殺者》
1 《牙守りの隊長》
2 《ティムールの剣歯虎》
1 《スゥルタイの剥ぎ取り》
1 《奔流の精霊》
2 《氷河の忍び寄り》
2 《破壊するドラゴン》
2 《グルマグのアンコウ》

-クリーチャー(17)-
2 《無残な競争》
1 《薄暗がりへの消失》
2 《龍鱗の加護》
1 《影の手の内》

-呪文(6)-
hareruya




記念すべき初シールドドラフトのデッキ、黒緑タッチ青。
強いデッキが出来たと思った。パワフルだし事故りにくい。あと分かっちゃいたけど余りカード量も半端ない(笑)

結局予想以上の『運命再編』デッキとなった。『タルキール覇王譚』の呪文カードはたったの6枚。
シールドプールは緑トップアンコの《ティムールの剣歯虎》をはじめとする緑が1強という感じだったので、対抗色の緑黒か緑青を優先する意識でドラフトした。

3-0まっしぐらかと思ったけれど、最後に《血の暴君、シディシ》《死滅都市の悪鬼》など、レアが6枚も入ったおばけスゥルタイに負けて、2-1でフィニッシュ。


3-0出来るのは8人中たった1人。仕方がないけど、準備の気合の入れ方に対しては少し残念な結果となった。

けれど参加者はたったの44人。予選9回戦でトップ8を掴むチャンスはまだまだある。

                    

ひとまず3回戦終わったところでランチタイム。

行って初めてわかった事実!

このイベント中、参加者はウィザーズ社内カフェの全商品無料!
コーヒー、ペットボトル飲料、栄養ドリンク、クッキー、ケーキ、アイスクリームなど全部無料!!
ランチ軽食ビュッフェも無料!!!

本当にたまげたぜ。


で、4回戦目の前にウィザーズ社内見学タイムひゃっほい。




写真はウィザーズ社内の一部のみで、もっと色々あったのだけれど、全体的に社員のトキメキや閃きにお金かけてて素晴らしいと思った!

ゲーム制作を行う会社として両方大事な要素だもんなあと感じた。
あとは集中できるようスタッフそれぞれに半個室があったし。


業態は違うけど、【晴れる屋】もそういう面でももっと頑張っていきたいと刺激になった☆

                    

さてプレイルームに戻り、4~6回戦の種目であるスタンダードへ。



齋藤 友晴「青黒コントロール」
SSSファイナル スタンダード

4 《島》
4 《沼》
4 《汚染された三角州》
2 《血染めのぬかるみ》
1 《溢れかえる岸辺》
4 《陰鬱な僻地》
4 《欺瞞の神殿》
2 《華やかな宮殿》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》
2 《光輝の泉》

-土地(28)-


-クリーチャー(0)-
2 《思考囲い》
4 《胆汁病》
2 《軽蔑的な一撃》
4 《解消》
4 《英雄の破滅》
2 《信者の沈黙》
4 《命運の核心》
2 《ジェイスの創意》
4 《時を越えた探索》
2 《悪夢の織り手、アショク》
2 《精霊龍、ウギン》

-呪文(32)-
3 《悲哀まみれ》
2 《真珠湖の古きもの》
2 《軽蔑的な一撃》
2 《否認》
1 《龍の眼の学者》
1 《漂う死、シルムガル》
1 《思考囲い》
1 《信者の沈黙》
1 《残忍な切断》
1 《悪夢の織り手、アショク》

-サイドボード(15)-
hareruya





今回のスタンダードで使用したのは【青黒コントロール】
『運命再編』で分かりやすく強化されたデッキタイプだ。

デッキ制作、スパーリングに丸一日以上を使い、
青黒コン、緑信心、緑黒星座、アブザンアグロ、ティムールアグロ、ジェスカイテンポで対戦してみた中で一番手応えがあったので素直にこれにした。

メインに《炎跡のフェニックス》《灰雲のフェニックス》という2種類のフェニックスに加えて、
サイドボードに《頑固な否認》を採用出来るティムールにだけは弱そうだったけれど、元々経験があったデッキタイプだということも選択理由のひとつ。

環境初期のコントロールの割には、比較的自信を持ったカード選択ができた。


注目すべき『運命再編』の新カードは3種類を採用。


精霊龍、ウギン


《精霊龍、ウギン》


『運命再編』最注目カードのひとつ。メインに2枚採用。
ほとんどのパーマネントに対処できる上、超強力なフィニッシャー。
使えば分かるけど、本当に簡単に勝てる。
《稲妻》能力と全体除去能力があるのでほとんどの場合、
「精霊龍、ウギンはクリーチャーからのダメージによって破壊されない」って書いてあるようなもん(笑)
強過ぎて3枚欲しくて試したけど、《時を越えた探索》が4枚入ったデッキにおいてはさすがに3枚はかさばりすぎ&同カードでサーチ出来るので、最終的に2枚に落ち着いた。



命運の核心


《命運の核心》


待望の全体除去。メインに4枚採用。
青黒コン以外は基本的にクリーチャー環境なので素直に4枚。
これと《精霊龍、ウギン》が出たことにより、重いしまどろっこしいけど渋々入れていた《危険な櫃》は解雇。
カード屋が言うのもなんだけど、「~の包囲」シリーズの巻き添えで割られやすくなりそうなこともあり、スタンダードにおける《危険な櫃》の運命は再編され、もう終わりなのかも。
ただ《危険な櫃》を抜いた分2種類のフェニックスや《ラクシャーサの死与え》を除去りにくくなるので、《信者の沈黙》を2枚採用。
また全体除去と相性が良いことにより《悪夢の織り手、アショク》も2枚採用。



漂う死、シルムガル


《漂う死、シルムガル》


「呪禁」付きケツでかドラゴン。サイドに1枚採用。
世界の有名プレーヤーたちの発売前サンプルリストでは、メインに1、2枚入れているものが多かった。
しかしそれらは大体がカード屋のコンテンツであり、その場合「メインに新しいカードを多く採用したがる」ということをカード屋の僕は知っている(笑)
そして彼らはスーパーサンデーシリーズに出るわけでもないし、目先のプロツアーはモダンだ。
このカードはそれなりに強力でしかも丸いから、メインに入れたくなる気持ちは分かる。
でも、重いカードだらけの手札で何もできなくなるのは青黒コンの定番負けパターン2だ(ちなみに負けパターン1はダブルシンボル集合体ならではの色事故)。
だからこのカードはサイドボードにした。コントロール特有の、「相手のデッキによって、あるいは先手後手によって弱いカード」と入れ替えやすい存在として。



他は、環境初期ということで極端にどこかに意識を寄せず、想定メタゲームに対してバランス良く構築したつもり。
新セット後のコントロールは組みにくいとは言っても、小型セット後のほうがメタが変わりにくいため、読みやすく、組みやすい。

なお、【同週末SCGオープンで優勝したタッチ緑したバージョン】は、青黒コンとどちらが良いか現状分からないけどアリだと思った。
「~の包囲」シリーズが強いため、《スゥルタイの魔除け》はメタゲームにフィットしていると思う。


ラウンド 対戦デッキ  勝敗
Round 4白青「英雄的」○○
Round 5アブザンアグロ×○×
Round 6アブザンアグロ○○


全部後手スタート&2回戦目の相手が神引きで厳しかったけど、何とか2-1


合計4-2で本戦の初日は終了。この段階まででオポ最上位で8位

                    

その後はホテルのミーティングルームで再びのフリードラフトを楽しんだ後、迎えの車が来て無料ディナー♪

アメリカンダイニングのお店で酒は1杯だけどビールの大ジョッキが注文出来て、テーブルには前菜が並んでいて、更にメニュー表から好きに注文して良いとのこと。うっひょー大盤振る舞い♪♪♪

現地のことを良く知るウィザーズ社ロン・フォスターさんにおすすめメニューを聞いたらベーコンチーズバーガー(12ドル程度)を勧められる。
結果は折角だからとステーキ(35ドル程度)を頼んでロンさんに軽く謝った(笑)
「ハッピーの期待値」とか「コスパ」とか「アド」とか言ってる奴は大体欲張り←

座った席の隣には何故か本戦に参加していないはずの、プロプレーヤーだったりジャッジだったりの女性マジック人、ジャッキー・リーがいて、
話していたら何とプロプレーヤーもジャッジも辞めてウィザーズ社に入りゲームデザインの仕事をしているとのこと!
ああ、ウィザーズ社スタッフとしてここにいたんだ!(笑)


そう、スーパーサンデーシリーズファイナルのコンテンツには、ウィザーズ社スタッフとのトークやゲーム対戦も含まれていた。

周りの人も巻き込んで、このゲームの今と未来の話なんかをしたけれどみんなマジック大好きでハッピー^^
色んな奴と話して乾杯出来た♪


18ヶ国50人以上のマジック人が集ってディナー会(しかもタダで←)

なんて、これだけ海外行ってても初めてでめっちゃ楽しかった☆







■ 2日目 ~ドラフト3回戦~

「初日は4-2でオポ最上位で8位。ドラフトの1番卓で2-1すればトップ8に入れそうだ☆

『運命再編』のカード結構見たし使ったし、2-1で良いなら自信アリ^^ 頑張ろう♪」

2日目はそんな気持ちで会場に足を運んだ。



ところが朝、驚愕のドラフト卓が発表された。


Pod5: Tomoharu Saito


5番卓!? しかも席に着いてみると6人卓。


……なんじゃ?

……なんじゃ??


……なんじゃこりゃー!!!もじゃー!!!


そこで成績順Podではなく、成績均等振り分けPodですとの説明。
全部で6卓なので、6位と7位が6番卓で折り返して8位の僕は5番卓。


ああね、なるほどなるほどそういうシステムか♪


……いやいやいやいや!!

チャンスある人全員バラバラにしたら上位者が潰し合いにくいから、2-1で抜けないかもじゃん><


キチー!大変嬉しくないサプライズ(笑)

しかも5番卓はトップ8チャンスありが3名いて、まさかの全員隣接でトモハル最下家(優良カードカットされまくりポジション)w



齋藤 友晴「赤黒青」
SSSファイナル ドラフト

6 《山》
5 《沼》
4 《島》
1 《急流の崖》
1 《血溜まりの洞窟》
1 《陰鬱な僻地》

-土地(18)-

2 《くすぶるイフリート》
1 《嘲る扇動者》
1 《跳躍の達人》
2 《沸血の熟練者》
1 《頭巾被りの暗殺者》
1 《マラング川をうろつくもの》
1 《山頂をうろつくもの》
1 《旋風の達人》
1 《アイノクの足跡追い》
1 《有毒ドラゴン》
1 《反抗するオーガ》
1 《よろめく従者》

-クリーチャー(14)-
1 《薄暗がりへの消失》
1 《打ち倒し》
1 《苦々しい天啓》
3 《狡猾な一撃》
1 《道極め》
1 《影の手の内》

-呪文(8)-
hareruya




出来たデッキは3-0は到底無理、2-0+IDも出来たらバカヅキレベルの、弱小グリクシス><


で、何とか2-1することは出来たものの・・・





案の定、10位でフィニッシュでした(笑)



トップ8スタンダードに進出出来なくて残念!


この卓の割り振りシステムについての理由の説明はなかったけど、おそらく今後のための実験か、
「順位順で分かれたりしないで目アリも目ナシもみんな仲良くやろうぜ♪」ってことなんでしょう(笑)

                    

その後はランチからのまたフリードラフトエンジョイでディナー☆

マジでみんなで食って寝てマジックしてるだけ!最高!!


2日目のディナーはご飯も食べれるパブ的なとこにみんな集合!




この日は本当に気持ちよく酔っぱらったなー♪
ビール赤ワインに優勝トロフィーでお強いカクテルもいただいちゃったし♪
んでぐちゃぐちゃキャッキャッしながらうるさくてソーリー!!!と自主的に謝りながらも……
更にぐちゃぐちゃうんぬんかんぬんハッピーハッピー言ってたけどみんな超笑ってくれてて良かった☆

国際コミュニケーションはアクセル踏み得だといつも思う^^


その後はまたみんなでフリードラフト☆

デッキ組みながら寝るレベルのべろんべろんスタートながらも、深夜にもう卓が立たなくなるまで3回やったどー!!
しかもデッキもノリノリで6-2と大幅に勝ち越し(笑)

アメリカといえばのピザドラもみんな大好き酔いドラも両方、しかも新セット発売直後にやれて大満足。
全員が決勝ドラフト3-0しないと抜けられない予選の通過者だから、この後ある【プロツアー『運命再編』】に対しても良い練習になった^^


そして翌日、みんながみんな笑顔で帰路についた。

あ、ホテルには朝食ビュッフェのオプションも付いていて、もちろんしっかりと3日とも利用させてもらった(笑)


てな感じで、ここまでがこのイベントに関しての僕の身の回りの一連の出来事。

本当に楽しくて濃厚なマジック尽くしの3日間でした♪




■ スーパーサンデーシリーズファイナルのここがスゴイ!!

いやあ、本当に最高のイベントでした!最高以外の言葉が見つからない!


僕は「再び予選を向けて来年またこのイベントに来たい」と強く強く思ったし、
皆さんにも是非、グランプリのサイドイベントの予選にチャレンジしていただきたい!!
予選を抜けた先にはゴールデンタイムが……いえ、マジックの楽園とも呼べる週末が待っています!!!


最後に、スーパーサンデーシリーズファイナルの計り知れない魅力の中でも、僕が思う3大ハッピー要素を挙げて締めたいと思います。



1. 「発売日直後にマジック尽くし!」


ただただ単純に、新セットが発売したばかりの週末にマジックをしまくれるイベントはハッピーです。
僕らはいつも新セットがこのゲームにもたらす新しいトキメキを待っています。

そして、このイベントは実はかなりの実力ゲーでもあります。
普段の感覚からすれば、3種目もやるにはさすがに早すぎる、練習期間がなさすぎると感じると思います。
なので当然この時期は世の中の戦略的情報もまだ少なく、マジックの地力や短い間での準備の差が大きく出るイベントに違いありません。
スーパーサンデーシリーズファイナルは、和気あいあいとしたイメージが強いイベントです。
そのイメージは実際に合っていました。
しかし、ガチへの欲求も同時に満たしてくれるイベントだと感じました!

新環境最高!!



2. 「プレーヤーの距離が近い!」


18ヶ国から集まった44人のプレーヤーが同じホテルに寝泊まりし、マジックするのも3度の飯もずっと同じ場所。
それぞれの個室以外では3日間ずっと一緒♪
これは外国人のプレーヤーと楽しく接して仲良くなるには最適な機会です^^
そりゃあ酔っちゃうよ←

新しい友達が沢山出来て、「俺の国のGPに来る時はうちに泊まってよ@ブラジル」もいただきました☆
海外沢山行ってて英語出来るからやんみたいに思うかもしれませんが、
実際は僕の英語なんてひどいもんだし、大事なのは心と心、笑顔と笑顔!
この距離感なら積極的にいけば仲良くなれるし、英語力だって上がります!!

友情最高!!



3. 「とことん無料!」


この旅で無料だったものを並べると……シアトルまでの往復航空券、ホテル1人部屋が3泊、朝食×3、昼食×2、夕食×3、お酒数杯、ドラフト用パックが本戦とフリードラフト合計で30パック、イベント参加費、参加賞プレイマット、飲み物、おやつ、ホテル空港間のシャトルバス等々。

僕が今回の旅行で使ったお金はなんと、たったの5ドル(約600円)のみ!!

到着後すぐに買った水と、カフェ無料利用可能なの知らなくて朝ホテルで買った栄養ドリンク代だけ。

ってことは少し工夫すれば……

☆完全無料で海外旅行行けます☆

詐欺みたいなフレーズですね!
でも違うんです、夢のようなリアルの話です。

無料最高!!



つまりは最高に最高に最高にオススメです!!!

自分が予選抜けにくくなるんで人に勧めたくないという痩せた気持ちもあるほど(笑)
【Twitter @TomoharuSaito】では極端にこのイベントを絶賛していたのでヤラセだろうと言われるほどでしたが、ただ個人の感情が溢れかえっただけでした^^

それはそうと、ウソだと思う人もホントだと思う人も、ご自身の目でこのイベントの最高ぶりを確かめられる日が来ることを願ってます!


繰り返しになりますが、グランプリの際、日曜日に時間がある方は是非スーパーサンデーシリーズ予選にチャレンジしてみて下さい☆

長文にお付き合い頂きありがとうございました!!





(最後に宣伝)




現在、【晴れる屋 成田店】を拠点に活動中!皆様成田でお待ちしています^^


※編注:記事内の画像は、以下のサイトより引用させて頂きました。
『MAGIC: THE GATHERING』
http://magic.wizards.com/en



トモハル