今熱いスタンダードのデッキ×2

津村 健志



こんにちは!

昨日は【第3期スタンダード神挑戦者決定戦】でした♪

僕は【解説を務めさせていただきました】が、楽しんでいただけていたら幸いです。



◆ 第3期スタンダード神挑戦者決定戦



マツダ ユキオ「シディシウィップ」
第3期スタンダード神挑戦者決定戦(優勝)

2 《沼》
1 《島》
1 《森》
2 《汚染された三角州》
4 《華やかな宮殿》
4 《疾病の神殿》
4 《ラノワールの荒原》
3 《ヤヴィマヤの沿岸》
2 《神秘の神殿》
1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》

-土地(24)-

4 《森の女人像》
4 《サテュロスの道探し》
2 《ニクスの織り手》
1 《無慈悲な処刑人》
4 《血の暴君、シディシ》
2 《賢いなりすまし》
2 《奔流の精霊》
2 《破滅喚起の巨人》
1 《イニストラードの魂》
1 《漂う死、シルムガル》
2 《女王スズメバチ》

-クリーチャー(25)-
3 《胆汁病》
2 《英雄の破滅》
4 《残忍な切断》
2 《エレボスの鞭》

-呪文(11)-
3 《悪夢の織り手、アショク》
2 《真珠湖の古きもの》
2 《軽蔑的な一撃》
2 《否認》
2 《命運の核心》
2 《ギルドパクトの体現者、ジェイス》
1 《再利用の賢者》
1 《スゥルタイの魔除け》

-サイドボード(15)-
hareruya



血の暴君、シディシ賢いなりすましエレボスの鞭



優勝された松田さんの使用したこのデッキは、《賢いなりすまし》が採用されていたり、《クルフィックスの狩猟者》が不採用だったりと、非常に個性的な仕上がりになっています。

サイドボード後には《悪夢の織り手、アショク》《ギルドパクトの体現者、ジェイス》《命運の核心》を投入してコントロールデッキのように振る舞える点も、このデッキの大きな特徴と言えるでしょう。

優勝後のインタビューでも、強い《血の暴君、シディシ》愛を語ってくれた松田さん。神決定戦では《血の暴君、シディシ》を使うと驚きの宣言まで飛び出しており、今から神決定戦が楽しみでなりません(*^_^*)


決戦の行方はいかに!?




◆ グランプリ・マイアミ2015



【第3期スタンダード神挑戦者決定戦】が行われていたその一方で、アメリカでは【グランプリ・マイアミ2015】が開催されました。

1300名を超えるプレイヤーが集った今大会ですが、決勝戦は全く同じアーキタイプによるミラーマッチでした。




Daniel Cecchetti「緑信心タッチ白」
グランプリ・マイアミ2015(優勝)

9 《森》
2 《平地》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《豊潤の神殿》
1 《花咲く砂地》
4 《ニクスの祭殿、ニクソス》

-土地(24)-

4 《エルフの神秘家》
4 《森の女人像》
4 《旅するサテュロス》
4 《起源のハイドラ》
2 《羊毛鬣のライオン》
4 《クルフィックスの狩猟者》
4 《世界を喰らう者、ポルクラノス》
1 《ティムールの剣歯虎》
4 《囁きの森の精霊》

-クリーチャー(31)-
4 《見えざるものの熟達》
1 《払拭の光》

-呪文(5)-
2 《羊毛鬣のライオン》
2 《再利用の賢者》
2 《スズメバチの巣》
2 《狩人狩り》
2 《世界を目覚めさせる者、ニッサ》
1 《女王スズメバチ》
1 《異端の輝き》
1 《セテッサ式戦術》
1 《勇敢な姿勢》
1 《今わの際》

-サイドボード(15)-
hareruya




Corey Baumeister「緑信心タッチ白」
グランプリ・マイアミ2015(準優勝)
8 《森》
3 《平地》
4 《吹きさらしの荒野》
1 《マナの合流点》
4 《豊潤の神殿》
1 《花咲く砂地》
3 《ニクスの祭殿、ニクソス》

-土地(24)-

4 《エルフの神秘家》
4 《森の女人像》
4 《羊毛鬣のライオン》
4 《起源のハイドラ》
3 《旅するサテュロス》
4 《クルフィックスの狩猟者》
3 《世界を喰らう者、ポルクラノス》
4 《囁きの森の精霊》

-クリーチャー(30)-
4 《見えざるものの熟達》
2 《払拭の光》

-呪文(6)-
4 《勇敢な姿勢》
3 《加護のサテュロス》
2 《再利用の賢者》
2 《アラシンの上級歩哨》
2 《異端の輝き》
2 《世界を目覚めさせる者、ニッサ》

-サイドボード(15)-
hareruya



『運命再編』加入後の活躍が著しい「緑信心」系のデッキですが、この度決勝を争ったのは、2色目に「白」を選んだものでした。


見えざるものの熟達


このカードはマナを大量に生み出せるこのデッキにうってつけで、《命運の核心》のような全体除去に強いのみならず、「予示」クリーチャーは無色なので、《精霊龍、ウギン》にも耐性が付く1枚です。







《見えざるものの熟達》のライフ回復効果により、このデッキはビートダウンデッキに非常に強くなっています。それこそライフが3桁を超えるゲームもあるほどで、サイドボードに《ナイレアの信奉者》が入っていないことからも、このデッキのビートダウン耐性の高さが窺えます。





このデッキの活躍もとても印象的でしたが、個人的に最も印象に残ったストーリーは、Brad Nelsonと弟のCoreyさんの話でした。

どちらも36点(Nelsonは12勝2敗、Coreyさんは11勝3分)という好成績で最終戦を迎えたものの、残念ながらID(合意の上での引き分け)ではおそらくCoreyさんが決勝ラウンドに残れない模様。

それを承知したNelsonは、自身のトップ8を諦め、弟さんのためにこのマッチを行うことなく、投了したのです。





残念ながらCoreyさんは決勝戦で敗れてしまったものの、お兄さんの最高のアシストもあって、見事にプロツアーの権利と航空券を手にしたのでした。

自分が同じ状況で同じことができるかと言われると、おそらくできないでしょう。ここ最近に出場したスタンダードのグランプリで、ほぼ毎回のごとくトップ8に残っていたNelsonの偉大な記録はこれにより途絶えてしまいましたが、この週末はNelsonとCoreyさんにとって最高の週末になったのではないでしょうか。

プロツアーでも彼らの活躍に期待大ですね!




今日の【津村健志のゴキゲン!MO生活】では、上記ふたつのデッキを中心に使ってみたいと思います。お時間のある方はぜひご覧ください!


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※編注:記事内の画像は、以下のサイトより引用させて頂きました。
『MAGIC: THE GATHERING』
http://magic.wizards.com/en