3rdドラフトの決勝に勝ち上がったのは、高橋と行弘。
高橋は「今回の菊名合宿は11勝4敗が目標」と公言してから来ている。しかし、ここまでの成績は1-2、2-1。目標を達成するには、このドラフトで3-0しておきたいところだ。
一方、行弘は「さすがに強い」と自身認めるほどのグッド赤白をドラフトし、八十岡 翔太(東京)を倒して決勝に進出している。
はたして先に3-0を達成するのはどちらか。
Game 1
後手の行弘が高橋の「変異」に対して第1メインで《絶叫郷の喧嘩屋》をプレイしてから《放浪する勇者》をレッドゾーンに送り出すと、高橋はこれをスルー。
行弘 「てことはあれ(「変異」)《アタルカのイフリート》やん……萎えるなぁ……」
そう言いつつ《放浪する勇者》の能力で《炎跡のフェニックス》を墓地に送り込みながら手札を整える行弘。対し4枚目の土地を引き込んだ高橋は《前哨地の包囲》を「カン」モードでプレイすることを選択。結局「変異」(=《アタルカのイフリート》)は1ターン遅れで《放浪する勇者》と相打ちになる。行弘はさらに《剣歯虎の先導隊》を追加。
高橋は《前哨地の包囲》でめくれた《戦いをもたらすもの》をプレイしてアドバンテージをとるのだが、この隙に行弘は先ほどあらかじめ墓地に送り込んでいた《炎跡のフェニックス》を「獰猛」で戦闘時に戦場に呼び戻しつつ「圧倒」を達成、「先制攻撃」を得た《剣歯虎の先導隊》と合わせて6点を叩き込む。さらに「変異」を出してターンエンド。
高橋も《謙虚な離反者》+《長老たちの車座》で守りを固めつつ手札の重いカード陣につなげようとするのだが。
ここで行弘の《焙り焼き》が突き刺さり、まくり目がない高橋は投了を選択。
しかも公開された行弘の「変異」は《隠れたる龍殺し》なのであった。
高橋 0-1 行弘
高橋 「3ターン目(「変異」で《放浪する勇者》を)ブロックしてれば良かったかな……そしたら大分ゲーム展開違ったな……」
行弘 「《アタルカのイフリート》だったんだし、ブロックしないのは俺は良かったと思うよ。ただ次のターンに《前哨地の包囲》をプレイする必要はなかったんじゃないかな。先に《アタルカのイフリート》表返すなり、盤面作りにいってからの方が良かったかな」
高橋 「なるほど。学んだ」
Game 2
《荒野の囁く者》から「変異」とつなげる高橋に対して、行弘は《ドラゴンの餌》から《コラガンの先陣》でプレッシャーをかける。
ここで《山》が引けていない高橋はやむなく《弱者狩り》でゴブリントークンを屠るが、行弘は構わず2/3の《コラガンの先陣》で3/3の「変異」に対してアタック、これがスルーされるや《龍鐘の僧兵》を追加する。
そして高橋、返すターンにも赤マナが引けない。
この隙に行弘が2体でアタック、3/3の「変異」にブロックされた《龍鐘の僧兵》に《巧みな機動》をプレイし次のターンも大打点を与えることを予告すると、失ったテンポを取り戻せない高橋は投了せざるをえなかった。
高橋 「悔しい~~~!!」
高橋 0-2 行弘