3つのフォーマットの中でも掛け値なしに最もこの読み合いが熱いのは、やはりモダンだろう。
モダンはカードプールが広い上に《Force of Will》がないため、コンセプト的に尖った多種多様なデッキが活躍する環境。したがって相性差が大きいマッチアップも多い。
さらにプラチナプロという異例の存在。そう、このモダン神決定戦は『神 vs. プロ』という、否が応にも期待が高まる構図なのだ。
『神』砂田のデッキ選択とは。そして、プラチナプロはこの『読み合い』を必要とするフォーマットにどう対応してくるのか。
2人の思考過程を伺ってみた。
モダン神: 砂田 翔吾
Q1.対戦相手が持ち込んでくるデッキは何だと思いますか?また、その理由は?
市川さんはフェアデッキを多く使われる印象があるので、フェアデッキだと思います。
【挑戦者決定戦】のときの【松本ハーレー】やアブザン、ジャンドなどのフェアデッキを使われるのではないかと。
Q2.それによってデッキ選択やカード選択に変化がありましたか?また、あったとすればそれはどこですか?
フェアデッキに強いデッキを考えたところ、トロンが良さそうだと。
僕自身はフェアデッキが好きなので、フェアデッキを使おうかと思いましたが、やはり相手がプラチナプレイヤーなので有利なデッキを使いたいと考えました。
Q3.自信のほどはいかがですか?
フェアデッキなら勝ちます。
逆にアンフェアデッキなら負けます。
モダン挑戦者: 市川 ユウキ
Q1.対戦相手が持ち込んでくるデッキは何だと思いますか?また、その理由は?
持ち込むデッキは不明ですが、BG系、欠片の双子デッキは持ち込まないと思いました。
BG系、欠片の双子デッキは私が良く使うデッキタイプです。客観的に考えて、プロプレイヤーの自分とミラーマッチをプレイしたいとは対戦相手が考えないだろう、という理由です。
Q2.それによってデッキ選択やカード選択に変化がありましたか?また、あったとすればそれはどこですか?
BG系と欠片の双子デッキへの耐性を下げて、他のデッキへのカードにスロットを割きました。
サイドの《部族養い》などは顕著な例です。
Q3.自信のほどはいかがですか?
勝つ気で出ないトーナメントは存在しません。
やはり、プロ。砂田がプロとの同型対決を嫌うところまできっちりと読み切っている。
他方、『神』砂田も市川の得意なデッキタイプから、『市川がフェアデッキなら自分の勝ち、そうでないなら自分の負け』という、かなり思い切った選択をしたようだ。
裏の裏、あるいは裏の裏の裏まで読んだ化かし合い。その結末やいかに。
○当日の生放送について
4/29(水・祝)は、神決定戦の全マッチを実況・解説付きで生放送!
・「神決定戦」放送予定スケジュール
イベント名 | 放送開始時間 | 対戦開始時間 |
第3期スタンダード神決定戦 | 13:30 | 14:00 |
第3期モダン神決定戦 | 16:30 | 17:00 |
第3期レガシー神決定戦 | 19:30 | 20:00 |