先日の【第3期レガシー神決定戦】で再び防衛を果たした『神』川北 史朗(東京)。
1期から降臨し続ける最強の『神』を陥落させんとこの場に集まった192人による過酷なスイスラウンドを、見事1位で通過した水江が値千金の先手を得る。
Game 1
まず《定業》、さらに《定業》、《渦まく知識》と重ねオムニテル”Omni-Tell”コンボに向けて手札を整える。
対する田中は自身のデスブレード”Death-Blade”というデッキ名を表すキーパーツ、《死儀礼のシャーマン》、《石鍛冶の神秘家》を立て続けに召喚し、水江にタイムリミットをかけようとする。
田中 浩一郎 |
しかし田中の《殴打頭蓋》の登場を待たず、5枚目の土地を置いた水江は思い切り良く《実物提示教育》!
《ギタクシア派の調査》で確認した唯一の妨害手段である《呪文貫き》へのケアもバッチリだ。
田中は《呪文貫き》からの《時を越えた探索》で祈るように山札を捲る。
しかし7枚の中に《Force of Will》の姿は無く、着地した《全知》からの《グリセルブランド》→《狡猾な願い》→《エラダムリーの呼び声》→《引き裂かれし永劫、エムラクール》を防ぐ術を持たない田中は無念の投了。
水江 1-0 田中
田中は《剣を鍬に》、《議会の採決》などの除去と《真の名の宿敵》などの重いカードを抜き、追加の手札破壊と《翻弄する魔道士》、《外科的摘出》などの妨害手段と入れ替える。
一方水江はシークレットテクである《絵描きの召使い》+《丸砥石》コンボを投入し、両者手早くサイドボーディングを終える。
Game 2
先手の田中、マリガン後のハンドは土地が1枚ながら《思考囲い》と《Force of Will》があるので《渦まく知識》からクロックを引き込みたいところ。
《思考囲い》で曝された水江のハンドは以下。
《渦まく知識》
《狡猾な願い》
《実物提示教育》2枚
《Force of Will》
《古えの墳墓》
《島》
ここから《実物提示教育》を1枚抜く。
続くターン、田中が《渦まく知識》から導かれたさらなる《思考囲い》で水江の手札を覗くと、なんとさっき抜いたはずの《実物提示教育》がそこにある!
あてが外れたといった様子の田中は《狡猾な願い》を抜き、《真髄の針》で《グリセルブランド》の能力を封じておく。
水江 陽太 |
しかし無情にも水江の《渦まく知識》は必要牌を引き込んでいる。
《Force of Will》のための青いカードすら持たない田中に突き付けられた《実物提示教育》からは《全知》が現れ、《グリセルブランド》を介さずとも引き直している《狡猾な願い》が1ゲーム目の再現を起こした。
水江 2-0 田中
【自身のオムニテルというデッキ選択を「簡単だから」と言い、勝利の秘訣に「右手(引き)の強さ」を挙げた水江】が有言実行の勝利を果たした。